3月6日読売新聞の『編集手帳』に見出しの記事が「遠い昔に教えてもらった」という形で紹介されていました。
オソマツ君はこの記事を書いた人は名門高校のご出身だなと、推定しました。
公式を語呂合わせで覚えるという覚え方の傑作は殆ど旧制中学校で作られました。傑作を伝承したのは何と旧制中学の先生方で新制高校になっても、授業中に教えておられた。4πを「心配」とよむところあたりは、相当なものです。rの三乗を「あるの(で)参上」と読むのも然り。「3分の4πrの3乗」が球の体積を求める公式です。この公式を証明しようとすると、ちょっと大変です。区分求積法から定積分へ入ってそれを計算して導きます。高校三年の理系コースでこれを扱うときは気合を入れて、黒板に何を書き、どこを色チョークにするかも考えて授業を始め見事球の体積の公式が導かれた時には生徒も、感嘆の声をあげます。注意すべきは、定積分の定義がきちんとおさえられているかです。歌舞伎でいうと見えを切るところに相当します。良くわかると教えた方も気分がよく、教えてもらった方も感動します。球の体積は思っただけでもチョットむずかしそうですものね。球の表面積も定積分で求められます。こちらの方がチョット難しいです。置換積分の公式が要るからです。オソマツ君は昔を思い出してボールペンを動かし両方きちんと公式が証明でき、悦に入っています。オメデタイことです。下の写真はコーヒーラウンジにある折り紙細工です。これも力作だと思います。凄い人があちこちにお見えになるなあと感嘆しきりです。
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