かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

葦簀(よしず)掛け。

2016-06-13 | 気ままなる日々の記録

  6月に入りここの施設では、初夏の風物詩である葦簀がけが始まった。

  聞きなれない人も多いかと思うが、南側の窓に葦で編んだすだれ状のものを吊るすのである。真夏のギラギラした太陽を遮り摂氏2~3度涼しくなるという。

  このころには周囲の田圃にも水が入り田植え前から田植え後まで一層風情のある景色が見られる。夜など窓を開けると遠くから大きな蛙の声が聞こえ、しとしとと降る6月の雨と相まって寝てしまうのが惜しいくらいである。

 ところが、この葦簀かけの作業がなかなか大変なのである。スタッフの人が総出で1から6階まで全部で300室を5日ほどかけてされる。上の階にある室外機のフェンスからひもで3か所吊るし下に垂らして、下のほうにも三か所止められて作業完了となるのだが高いところの作業故見ていてもハラハラする。おまけに材質は天然のものを掛けられるので人工のものよりはるかに痛みが早い。そのうえ台風が来るたび取ったり付けたりとスタッフの方々にとっては風情が何のかんのと言っておられないこともあろう。

 我々の生活の快適さや心を和ます状況はこのようにして支えられている。感謝しなくては。(E)

  葦簀かけ

 


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