もう30年も前から、
教科書は数学を,公理→定義→定理の積み重ねとして書きますし、 数学教育法を研究している人たちは、
相変わらず生徒たちの生活空間の中から問題を見つけ、それを解いた喜びを教えながら数学を学ばせたい、と主張します。
この主張を「問題解決学習法」といいます。
僕は、この論争に興味を持ちません。
数学のスバらしさや美しさは系統学習でなければ満喫できないし多くの天才たちの偉業も系統学習でこそ感動的に学ぶことができますし、
今更「問題解決学習」などと云うつまらないことを、 声高に云うまでもなく
数学を教える時は登山をする生徒たちに寄り添う山岳ガイドこそが教師の役割と思っていますので生徒が迷子にならないように、遭難しないように、もうすぐ平坦な道になるよ、とかすぐに素晴らしい展望台に出るよ、その見晴らし台で休憩してお菓子を楽しみますよと励まし続けやっと定理を証明したら、
その定理が如何に素晴らしいかを、口を酸っぱくするほど語り生徒の反応を見ずして先へ進まないというのは、教師の常識です。
一生懸命教えても進まなかったら教科書なんかのこせばいいのです。大人になって暇があったらこの続きを読んでくださいと云っておけば、よいだけです。入学試験を受ける生徒のためには、補修が必要なのは当然です。始めから分かり切っていることをごちゃごちゃ云うでないというのが僕の立場です。
最期に、コメントよろしくお願いします。コメントには「円周率πは3より大きいことを証明せよ」の答えを書いて下さい。(T)
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