かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

文春新書「大人のための昭和史入門(半藤一利、佐藤優外4名著》を読んで。

2016-07-31 | 気ままなる日々の記録

   今日は日曜日、朝からいそいそと上記の本をよんでいます。そう!我が国が満州事変から太平洋戦争まで、破滅への道を辿った歴史を振り返り幾つかの教訓を学びだそうとして書かれた本です。

   我が国は本当に民主主義が苦手な国だということが良くわかりました。意見が違う相手をよきライバルとして尊重することが苦手な民族です。陰湿に相手を抹殺しようと裏で画策することが好きで、予算や人事で、ライバルを抹殺しようとする反民主的な動きを好む民族文化を身につけているようです。真に民主的な人間からすると卑怯で、非人間的な存在です。皆同じが好きな農耕民族の歴史的な体質なのでしょうか?

 満州事変を起こした当時我が国は国際連盟の常任理事国でした。他国が満州事変のような事件を起こした時それを取り締まるたちばにいたのです。当時の我が国の外交や国際連盟での活躍はどのようであったのでしょうか?。更に、イギリスを中心としたリプトン調査団の勧告はかなり日本の立場を考慮した友好的な勧告であったのにそのことが分からずに、勧告に従わず、その後のことを考えていなかったようです。我が国の政党もマスコミの論調も世界の世論から外れたヤンチャ坊主同然で我が国は年々世界から孤立していったようです。

  現在は当時より少しは改善されたのだろうか。外務省を始め世のオピニオンリーダーたちは井の中の蛙状態から抜け出していてくれるのだろうか。逆にアメリカ一辺倒の盲目に陥っていないだろうか心配です。

 沖縄の米軍による女子暴行事件に対する我が国の対応はどう見ても対等な友好国というものではありません。戦後70年過ぎても敗戦国であり属国です。この問題の基本はあくまで、米国人は我が国のビザを得て国内にいることが許された外国人で犯罪を犯した場合は逮捕権も裁判権も我が国にあるというものではないでしょうか?(T)