まず「オホホ」から。庭の八重桜が満開になりました。昨年はこの花の甘酢漬を作りました。今年はどうしようか思案中。ついでに名前不明の花木も。この木の花を「紫式部のホニャラカ」と聞いていましたが、それが間違いであることが判明しました。
次が「トホホ」。プラム(大石早生)の“フクロ実病”対策として、2月に「石灰硫黄合剤」をたっぷり散布しこれで万全と思っていましたのに、さっぱり効果なしと分かりました。
上の写真は「接写」ですから、いわば拡大写真です。実際は小さな実ですが、もう先が尖って変に曲がりフクロ実病を発症しています。毎朝見ては「トホホ」と呟いています。自然は手ごわい相手です。本によるとフクロ実病の病原菌はカビの一種で、幹の皮の隙間で越冬し条件が合うと猛烈に増殖し花芽の感染するとのこと。こうなると来年の冬は、周辺の落葉や土壌の消毒をしなければならないのだろうか。
その③(富山からの報告、最終回)
上の写真は4月12日東海北陸自動車道飛騨河合PAの情景です。雪の多さと車の少なさに驚きました。
今回は初日に訪れた「富山県水墨美術館」を報告します。この美術館は富山市内にあり、特別企画平山郁夫展を開催中だということで尋ねました。感銘を受けたのは先ず建物、そして庭、さらに中にある茶室、でした(平山さんの絵については敢えて触れません)。
広い敷地にふっくらとした和風の屋根、庭の植木は松と桜のみ。手入れの行き届いた芝生が広がりと落ち着きを表していました。
一番奥まった所には茶席。しかも野点(のだて)用の茶道具が置かれていました。
いつもの日は厨房で点てたお茶は出されますが、イベントの日には全てを芝生の庭に出し、富山市内茶道会の師匠のお手前が披露されるのだそうです。私たちにお茶を運んで下さった和服のご婦人が、そのことをとても楽しそうに話して下さった中から、私は富山の素晴らしさを感じました。