かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

岩手県の花巻に来ています。(2)

2011-11-22 | 気ままなる日々の記録

 花巻二日目、朝起きたら白銀の世界でした。こうした季節の時間差は一層旅情を誘います。温泉のお陰で熟睡の後の目覚め、朝からルンルン気分でシャッター切ったりしました。

 今回の旅も衝動の産物、10日ほど前、突然新聞広告に目が止まりました。花巻温泉三連泊、往復飛行機で、その上県立名古屋空港での駐車料金もこみで四万円、さらに魅力的なのがオール・フリーで添乗員もなし。最後の日の夕食がついていないのも粋な計らいだ。「足と宿だけ団体割引適用のクーポン(クラブ・ツーリズム発売)をお世話します」というコンセプト。これいいね!、ほんとね! で一決。すぐに申し込んだという次第です。後日、FDA(富士ドリームエアライン)で調べてみたら、片道で15,000円でした。季節割引も始まったのでしょう。

 

 昨日の写真もこの写真も宿の庭を撮ったものです。紅葉の上に雪が積もるという風情は岩手ならではの趣です。

 朝食を終わってゆったりと「花巻トヨタ・レンタカー店」へ。宿から店までのタクシー料金は店が持つとのこと。予約はプリウス1800㏄(1500㏄は在庫なし)9時間。アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、モンゴルとレンタカーを愛用した私としては恐れるものは何ありませんが、プリウスのフロント変化のは戸惑いました。一応の説明は聞きましたが、プッシュ式ボタンがやたら多いのに驚きました。まあ何とかなるさ、という気分でスタート。東北自動車道は混んでいないので助かります。

 

 

 

 

 

 カーナビの助けを借りて、順調に中尊寺到着。紅葉の美しさに圧倒されました。紅葉の美しさは、豊かな栄養に支えられた豊満な葉と、昼夜寒暖差の大きさによる、と聞いたことがありますが、中尊寺のモミジはどちらも満点だったに違いない。金色堂の阿弥陀仏には感動しましたが、もちろん「撮影禁止」。後日、購入した写真集からスキャンして紹介します。

 続いて向ったのが毛越寺(もうつうじ)。戦乱で焼失とのことで残念でならないが、思えば、当時の寺は戦時には一方の側の出城。負けた方の寺は焼き払われる運命にありました。そうだからといって、お寺が中立を守ることは不可能で、政治権力の保護なくして寺の存立はありえなかったという現実がありました。

 帰りに、街の電気店に寄ってランケーブル延長コードを買って、スタンドで満タンにしました。追加ガソリンは5リットル弱、あれだけ走って5リットル? と改めて燃費の良さに驚嘆。さらに、トヨタレンタル店で車を呼んでもらったら宿までのタクシーチケットを渡された。つまり宿往復のタクシー料金はレンタ店持ち(片道2,100円)にも驚きました。車の中で運転手と雑談、聞けば震災特需で隠れた好景気に沸いているのがレンタカー業界だそうで、車を流されてしまった人たちが必要に迫られ利用するのだそうで、一週間、一ヵ月の利用も多いそうです。

 いい旅をしています。またボツボツ報告します。