急に思い立って立山の室堂まで出かけました。何しろ思い立ったのが前々日の夕食時で、前日の午前中にネットで宿の予約とコースの選定という慌ただしさでした。
上の写真は一泊目の宿の近くの「雨晴海岸(あまはらしかいがん)」です。好天に恵まれると水平線の上に銀嶺に輝く立山連峰が眺望できたはずですが、生憎でした。奈良時代中期(東大寺建立の頃)この地に国守として赴任していた大伴家持が国内巡視のため能登半島の先端まで出かけ帰路舟で帰着したのがこの港だったそうです。家持はこの地の美しい自然をたくさんの歌に託して残しています。 「立山に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神からならし」 このうたもここで読んだのかも知れません。
上の写真は室堂からバス道の方向に目を向けたものです。今年は雪解けが10日ほど遅いとのこと、その分雪景色を楽しむことができました。 観光客もほどよい人数で、シーズン中の混雑を思うと天国でした。驚いたのは中国人観光客の多さ、シンガポールからの中国系ヤングカップルとは少し英会話を楽しみました。雪が多くて少し残念だったのは、弥陀ヶ原ホテルの前の木道散策ができなかったことです。続きは、明日の報告とします。