沖幸子著『ドイツ流掃除の賢人』
姫路市出身のベンチャー経営者沖幸子(おき・さちこ)さんが、『ドイツ流掃除の賢人ー世界一きれい好きな国に学ぶー』を出版した。心地よい空間を大切にするドイツ人は掃除が上手。部屋は整理整頓されている。沖さんは本書で、留学中に学んだ「時間も労力もかけずにシンプルな掃除術」を披露する。目次をみると、「ながら掃除」という奇妙なコトバが出てくる。料理をしながら、オーブンの掃除をする。朝、目が覚めたら、目覚まし時計をちょっと磨く。そんな日常的な知恵の集積。これが家庭内をピカピカにするコツのようだ。コーヒーの”入れカス”を乾燥させておき、脱臭剤として使用する等誰でも簡単に実行できる手法も紹介されている。本書には磨き上げた著者宅の写真が入っている。その写真が、実に美しい。伝統あるドイツの家庭生活を伝えている。
沖さんは、神戸大学発達科学部の前身の教育学部を卒業、ドイツ、イギリス、オランダで生活マーケティングを学び、1987年にハウスクリーニング会社フラオグルッペを設立した。ベンチャー経営者として活躍する一方、「掃除界のカリスマ」として雑誌・テレビ・講演など多方面で活躍中だ。時代にふさわしいシンプルで合理的な家事を提案し、幅広い年齢層の女性に支持されている。生活評論家、大学客員教授(起業論)でもあり、経済産業省、厚生労働省などの政府審議会委員をつとめるなど多才振りを発揮。
(光文社・知恵の森文庫、629円+税)
姫路市出身のベンチャー経営者沖幸子(おき・さちこ)さんが、『ドイツ流掃除の賢人ー世界一きれい好きな国に学ぶー』を出版した。心地よい空間を大切にするドイツ人は掃除が上手。部屋は整理整頓されている。沖さんは本書で、留学中に学んだ「時間も労力もかけずにシンプルな掃除術」を披露する。目次をみると、「ながら掃除」という奇妙なコトバが出てくる。料理をしながら、オーブンの掃除をする。朝、目が覚めたら、目覚まし時計をちょっと磨く。そんな日常的な知恵の集積。これが家庭内をピカピカにするコツのようだ。コーヒーの”入れカス”を乾燥させておき、脱臭剤として使用する等誰でも簡単に実行できる手法も紹介されている。本書には磨き上げた著者宅の写真が入っている。その写真が、実に美しい。伝統あるドイツの家庭生活を伝えている。
沖さんは、神戸大学発達科学部の前身の教育学部を卒業、ドイツ、イギリス、オランダで生活マーケティングを学び、1987年にハウスクリーニング会社フラオグルッペを設立した。ベンチャー経営者として活躍する一方、「掃除界のカリスマ」として雑誌・テレビ・講演など多方面で活躍中だ。時代にふさわしいシンプルで合理的な家事を提案し、幅広い年齢層の女性に支持されている。生活評論家、大学客員教授(起業論)でもあり、経済産業省、厚生労働省などの政府審議会委員をつとめるなど多才振りを発揮。
(光文社・知恵の森文庫、629円+税)