百醜千拙草

何とかやっています

フランス観光旅行と国立博物館

2023-08-08 | Weblog
暑過ぎて、家では、ずっとクーラーをかけた小部屋に閉じこもった日々が続いております。平日は職場で涼みながら暇つぶしができるのでいいのですが、週末は下手をすると、最小限の買い物のための外出以外は、ずっとその小部屋におります。

インターネットのなかった子供時代は、雨の日も日照りの日も週末に外に出ないことはなかったです。小部屋に一日閉じこもっていなければならないとしたら、気が狂っていたでしょう。今は平気です。がまん強くなりましたし、そもそも今はインターネットがあり、Youtubeとツイッターで無限に暇が潰れます。

ツイッターというのは、一営利企業が運営するサービスとはいえ、社会の人々が世界中で利用している情報共有の場でありますから、新聞や報道TVと同じく、社会の公器であります。そうした側面に意識が及ばず、単に自分の力を誇示し、金儲けをするツールだと考えてでもいるような態度のエゴイストにツイッターを弄り回されたくない、というのが利用者の自然な思いです。例えば、愛着のある自分の母校が金儲け主義の理事長によって、突然、「安倍晋三記念小学校」みたいな名前に変わったら、学生時代の思い出まで汚されたような気になりませんか?

ツイッターは情報のdisseminationのツールとして、そして研究や学問の分野においてはその研究成果の社会的インパクトを示す指数としてツイート数が使われるぐらいに、広く、多目的に使われております。したがって、いくらツイッターのオーナーが嫌な奴でも、長年のユーザーにとって、ツイッターを止めるという選択をするのは困難です。かと言って、ツイッターを開ける度にあの醜い"X"のロゴを見るのも不愉快です。それで、同様の思いを持つ方が開発してくださったのでしょう、Twitter Logo ChangerというExtention を見つけ、早速、ブラウザーに導入しました。"X"を自動的にあの青い鳥に変換してくれます。これで、ツイッターを開く時のストレスが減りました。

さて、残念ながら、ツイッターから流れてくるニュースにあまり喜ばしいものはありません。いよいよ、日本も落ちぶれて昔のアジアの二流国か、と思わせる話題ばかり。日本の民間の努力は今でも素晴らしいが、政府がとことんクソです。頑張っている人に報いるのではなく、頑張っている人を使えなくなるまで搾り切って捨てるという態度。将来の発展や持続可能性や未来の国の形など全く念頭になく、今だけ、金だけ、自分だけしかない自民党政権。

先日、激しいバッシングを受けた、38人の自民党女性議員による「研修」という名目で行った豪華フランス慰安旅行。税金原資の党費などを使い、往復数百万円のファーストクラス飛行機に乗り、一泊六万のスイートに泊まり、観光名所で記念撮影した写真をSNSに流せる神経がもう人間ではないです。加えて子連れで行った議員は日本大使館の職員の子守りまでさせたという話。日本人が貧乏になってファーストクラスどころか旅行に行く余裕もない人々が多いという現実を国民の代表であるはずの議員が理解せず、そうした人の神経を逆撫ですることにも無頓着。公私混同、権力の私物化をしても、役得ぐらいにしか思っていない自民党。呆れるというより、やっぱり自民党だなあと納得。

確かにファーストクラスに乗る人がいないと、航空機会社の経営も成り立たたないし、エコノミークラスの料金を低く設定することもできないのは事実ですから、私は飛行機に乗る時はエコノミーの10倍の料金を払ってファーストクラスやビジネスに乗ってくれている人に心の中で感謝しながら自分の狭い席に座っています。しかし、そのファーストクラスの乗客のチケットに自分が払った税金が使われているとなれば話は別でしょう。議員でありながら貴族さながらの振る舞いで、国民目線を失ってしまっては話になりません。

それから、がっくりくるニュースの一つが国立博物館が資金不足でクラウドファンディングという話題。この施設、「国立」ですよ、国立。国が運営の責任者。なのに、クラウドファンディングで資金調達。切羽詰まってクラウドファンディングという選択をした博物館も問題ですが、何より国立の博物館でありながら、国がしっかり予算をつけないで、現場に問題を丸投げしているというところに救いがないです。

さすがは、国が保護するべき子供の貧困対策を何もせず、見るに見かねた人々が善意で子ども食堂を運営せざるをえないような状況を放置している政府です。その子供食堂にアホづら下げて出向いて行ってカレーおいしかったです、と呑気な写真をあげたどこかの党首もいました。政府がやったことは新聞広告を出して、「あなたにもできることがあります、子ども食堂に協力してください」というお願い。無能な政府のおかげで、見るに見かねて、身銭と労力を割いて善意でやっている人々の神経をこれ以上に逆撫でする政府がいるでしょうか?誰が子供の貧困問題の責任者だと思っているのでしょう?そういえば、首相でありながら、この惨状を放置した上で、まずは「自助、共助、公助だ」と言い捨てた人もいました。この男は、まともに答弁もできないので、現職首相だったのに総裁選に出ることさえもできず降ろされてたのでした。政治家としての業績は選挙買収犯の手助けとアベ友のレイプ犯の逮捕もみ消しぐらいですか。

とにかく、自民党政権に日本人の常識は通じません。人間同士の関係は、普通はレシプロカルなもので、思いやりには思いやり、憎しみには憎しみで返ってくるものです。しかるに、自民党政権というのは、「今だけ、金だけ、自分だけ」の組織です。下手にでればどこまでもつけ上がり、弱いものは助けるのではなくいじめ、我慢をすれば更に我慢を強いる、権力を託されているということに謙虚な思慮深さを全く持ち合わせず、その権力を私的な利得に利用することしか考えていない、まるで宿主の養分を吸い取る寄生虫のような連中だと言って間違いないでしょう。ならば権力をもった寄生虫にわれわれはどう対処すべきでしょう?選挙という虫下しはあるのですけど。
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