すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

エメラルドの海賊

2007年12月04日 | 漫画・本
「エメラルドの海賊」 木原としえ 集英社

ロウィーナは船遊びに出かけた時に嵐に会い、荒れ狂う波間に落ちてしまう。
絶体絶命と思ったとき、彼女を救ったのは黒髪にエメラルド色の瞳を持った青年・アスール。
仲間たちと海賊行為を行っていたアスールだが、実はある小国の王子だった。父である国王には海賊をしている事は秘密にしていた為、側近らの考えでアスールは秘密を知るロウィーナと結婚式をあげる事になるのだが・・・


古本屋で2冊で100円で売られていました(笑)

初版(74年)ではなく、第9版(79年)だし、文庫も出ているので価値的なものは無いのでしょうけど、未読だったこともあり、なんとなく買っちゃいました(笑)

私が始めて木原作品を読んだのは「アンジェリク」だったのだけど、これはそれよりも以前に書かれているものなんですね~

それにしてもこの頃の少女漫画ってなんで今読んでも面白いんでしょう?

王子様との突然の出会い、父母の仇、異母兄弟の確執・・・ドラマチックがてんこ盛(笑)

そして最後がハッピーエンドなのも少女の夢がぎゅっと濃縮されている感じ
木原さんの漫画って見目麗しい男性が登場するのに対しに、主人公はごく普通の女の子、いやともすればチンクシャな女の子(あるいは幼い少年)だったりすることが多いのだけど、普通の女の子である読者が自分を重ね合わせて読めるというのがいいのかもね~

作中で繰り広がれているラブロマンスに少女たちが自分に重ねて夢がみれるというか・・・
いやいい大人な私でも十分に楽しめてますけどね(笑)

それにしても木原さんって「フィリップ」という名前に思い入れがあるのかしらね~??
長髪の容姿端麗な姿といい、役回りと言い、なんかよくこの名前を見る感じがするのだけど・・・気のせい??(笑)