本当に儲かる話?(FX編①)


本当に儲かる話?(FX編①)



(上記はイメージです。)

前回、外貨MMFの為替手数料に失望した後、素晴らしいものを発見した。


それが外国為替証拠金取引(FX)だ。

ネットで調べると、
外国為替証拠金取引(FX)の場合、FX会社や通貨によっても異なりますが、
為替手数料は往復で10銭程度というのが一般的だ。


外貨建預金だと往復2円の所、

なんと往復10銭!

なんと20分の1!

というか、電話ではなくネット取引なら0円を打ち出しているところもあるくらい。


しかし・・・すると証券会社は何で儲けるのでしょうねえ?





手数料0円にしても構わないくらい、他の何かで儲けるのでしょうね。




そこでまず、FXの仕組みですが、

少ない資金で、レバレッジをかけて取引ができるという特徴があります。
あるFXの会社では、倍率50倍とか100倍と言っているので、
10万円あれば、1000万円の勝負ができるということです。

仮に1ドル100円の相場として、10万円を証拠金として証券会社に入金し、
ドルを1000万円分(10万ドル)購入して、レバレッジ100倍での勝負をするとします。

1ドル101円なれば、101円×10万ドル=1010万円と、
1円の値上がりでプラス10万円。資金が2倍の20万円になるわけです。

普通は資金が2倍になるには、1ドルが100円から200円にならないとダメなはずです。
それが1ドルが100円から、たった101円になるだけで、資金が2倍にできるわけです。

もちろん1円下って99円になるだけで、99円×10万ドル=990万円。
10万円下がっているので、証拠金の10万円がスッカラカンになります(笑)。


FXがハイリスクハイリターンと言われるのは、このためですね。


私が考えているのは、売買以外のもう1つの取引方法です。

それは、スワップ金利で稼ぐ方法です。


各国の政策金利(日本なら公定歩合)ってあるじゃないですか。


今、日本は年利0.5ぐらい。

アメリカは、3%ぐらい。


FXは、例えば円でドルを買った場合、円とドルの通貨の金利差が収入として入ります。
この場合3%-0.5%で、年間2.5%分です。
ただドルを買って1年間保持しておくだけで、2.5%の金利がつくわけです。
為替手数料が外貨預金や外貨建MMFよりずっと安いですから、ほぼそのままの金利が入ります。


これをニュージーランドドルなどに応用するわけです。
ニュージーランドは、8.25%-0.5%(日本)=7.75%。

年利7.75%で運用できるというわけです。


では実際、それだけの運用になるのか検証してみましょう。


各FXの証券会社では、1年後にまとめて金利を払うのではなく、日割りにして払っています。
その金額も各社で決めているので、ある程度バラつきがあるわけです。


例えば、2008年2月21日(木)時点で、

インバスト証券のNZドルのスワップポイントは1日あたり177円。
フォートランドフォレックスは184円。
マネーパートナーズは173円。
(すべて1万NZドル単位で。)

となっています。

1NZドルは、現在約86円。NZドルは1万NZドル単位取引なので、86円×1万=86万円。
86万円を1万NZドルに変えると、1日あたり173~184円ぐらい入ってくるわけです。
(スワップポイントはある程度日々上下に変動します。)

1年間で金利収入は63145~67160円になります。

これは86万円の7.3~7.8%にあたります。

つまりFXで86万円を、1万NZドルに変えてほって置くだけで、
1年間で資産が証券会社にもよりますが、7.3~7.8%で運用できるということです。



FXは売買ではハイリスクハイリターンなので、高金利な国のスワップ金利で稼ごうというわけです。


次回は、FXをさらに応用し、この金利を15~21%ぐらいにもできることを説明しましょう。



次回へ続く。



(調査員トリー)


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