猫たちとの思い出をつづります。記憶は薄れていくものだから、忘れないように、思い出すたびに綴っていこうと思っています。どうぞここに置かせてください。
----
猫がいない梅雨。現実感がない。今日も由芽の話を書こう。由芽が亡くなったのは2016年9月で、でも由芽のことを覚えているから、太陽や蓮のこともしばらくは覚えていられるんじゃないか、焦って綴らなくても大丈夫なのではとおもう瞬間もあるけれど、人生は常に突然に変わるから。綴るのだ。そして綴れる時間をつくれることを本当にうれしくありがたくおもっています。どうもありがとうございます。
由芽は、とにかく気が強かった。メス猫なのでオス猫と比較するとどう考えても華奢なのですが、ケンカをして、身体に穴が開くようなケガをしてきたことが何度もある。
散歩で通る犬に対しても厳しかった。うちは玄関の前に縁台を置いてあって、まあ実際その縁台に猫が座るとかわいいかなと思った部分もあったのだけれど、由芽ちゃんはちょっと違う使い方をいたしまして、その縁台を見張り台にしていた。
そして散歩で犬が通るたびにうなったり、場合によっては犬にとびかかろうとしたりで、犬の散歩に来た方に気を遣わせていたこともあったなあ。
ケンカをして足を引きづって帰ってきて、でも外傷を見つけられなくて、脚の骨が折れているのではとおもったことがありました。歩くのもしんどそうで、でもそんななかでも、寒い季節ではないから家の中のトイレは使いたがらず外に行くと言い張るので、心配だから一緒についていきました。そしたら歩けないのに一生懸命歩いて、かろうじて草が生えているようなところまでたどり着いて、ようやくおしっこをして、そんなに外がいいんだとおもったのだった。
そのときはさすがにヤバイなとおもったので、動物病院に連れて行きました。するとやっぱり外傷があるようで、注射か何かをして帰ってきて、翌日には普通に歩いていたから、本当に外傷だったんだとか、薬の効果は絶大だなとおもいました。
個人的にはあまり薬には頼りたくないのですが、何事もバランスなんでしょうね。特に太陽君は薬がなければ生きてこれなかったし、（亡くなる数日前に通院したとき先生も気づかれなった？ようですが、）利尿剤を減らしたことにより、少しずつ肺に水が溜まってしまっていた部分もあったのではとおもっている。けれども腎臓に負担が強いから減らすべきと考えられていて、あたしもその考え方に強く賛同していた。
あたしの考えが引き起こした部分もあるとおもっている。仕方ないことだけれど、でも今でも考えるよ。
これはまだ太陽が来る前の頃の話だったと思う。
由芽は例によって怪我をしてきた。猫はキズ口がすぐに閉じてしまって膿んできて身体が腫れてくることがよくある。そしてしばらくすると肌が爆発して開き、膿がでてくる。ちょっとした傷だとそれでも大丈夫なのだけれど、その時はお腹でけっこう傷が大きかった。
けれども傷はあっという間に治り、大丈夫なのかなーとおもっていたら、少しずつ腫れだしてきた。おそらく内臓ではなくて膿が腫れているとおもっても心配になるような膨らみ方。どうしようとしばらく経過観察をしたらどんどん腫れてくる。腫れた部分の毛が抜け落ちた。そして最終的に膿が爆発した。
爆発する前の数時間？くらいは本当に痛かったみたいで、痛い痛いと不安そうに鳴いていました。ごめんなさい。そして膿が爆発した途端、ケロッと突然元気になって自分で膿を舐めていた。
人間だったら病院に行くところだろうし、ひょっとしたら入院かもだし、やりすぎたとおもっています。ごめんね。
由芽ちゃんが気が強い猫だったから、甘えてしまっていた部分もあったのだとおもう。
そして今ほど、すぐに猫を動物病院に連れていくという意識がなかった。太陽君の持病が発覚してから、とにかくすぐに病院に行くようになった。でも太陽の最後は対応の遅れが致命傷になったわけで、やるせないな。
太陽君と蓮ちゃんは動物病院で亡くなり、彼らが死ぬときはあたしは一緒にいなかったのだけれど、由芽は家で亡くなりました。
由芽が生きていたころは、地元にある動物病院にしか行っていなくて、そこは週末や夜は休みなのです。由芽ちゃんが亡くなったのは土曜日の夜で、今だったらきっと太陽君のかかりつけだった動物病院に駆け込んでいた気がする。
大局的な意味では、寿命であり、運命であり、起こることはすべて完璧で意味があるとおもっている。けれどもね、だけどね、それでもいろいろと考えてしまうのが家族だし、それでいいとおもっている。
あたしは、彼らの死とともに生きていきたいです。
今日はここまでにします。
縁があって読んでくださった方、どうもありがとうございます。
⇒ つぶつぶタンタンへの記事投稿が多くなっております
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
◆エネルギーサロン・タンタン
～身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day～
