おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

ありがとう

2016年05月07日 | Weblog
管理人さんにごはんをもらいながら10年以上
ゆるりとマンションに暮らしていた猫がいました。
昼間は、どこかに遊びに行っているけど、夜になると
マンションの入り口近くの廊下や手すりに座って
帰ってくる人を出迎えていました。
寒い日もじっと座っているので誰か行かないと
悪いかな~という気分になり、時々コートを
着込んで廊下へ出ると玄関のドアの
開いた音にすぐに反応して「にゃ~」と
廊下の向こうから小走りにやって来ては
ふたりで5~10分なんとなくおしゃべりして過ごしました。

もうお年なのでいついなくなってしまうか、
いつも不安でしたが桜が終わる頃に
お向かいの家の屋根にのっていたのを
最後に本当に魔法のようにシュッと目の前から
消えてしまいました。

猫を可愛がっていたマンションの会長さんに
回覧板と一緒に「最近見ないですが・・・」と
手紙を添えておいたら先日、羽田空港でしか
買えないお菓子を持って来てくれました。
私が手紙に涙顔のスマイルを描いたからです。
元気出るようにって・・・優しい。
管理人さんも猫の話になったら泣いちゃってたそうです。

だからお二人に猫の写真をプレゼントしようと思って
小さな額を買いました。
喜んでくれるかな・・・思い出して悲しくなっちゃうかな。
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