おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

蛇含草

2008年07月24日 | Weblog
先週末の3連休は、大銀座落語祭2008を満喫いたしました。

銀座の銀座ブロッサムからJUJIYAホールまで大小さまざまな
スペースで4日間にわたり落語、マジック、ものまねなどの
演芸が行われるというイベントです。

その中に月亭八方さんの「蛇含草」(じゃがんそう)という噺がありました。

主人公の熊さんが、長屋の大家さんのところに遊びに行き
うわばみが、人を食べたときに腹が張って苦しくなると
消化のために口にするという「蛇含草」を見つけます。
珍しいので少し分けてもらいます。

そのうちに夏だというのに大家さんが、餅を焼き始めます。
砂糖醤油をつけて熊さんに振舞おうとするのに
熊さんは、「何もつけないほうが、好きだ。」と
焼ける端から手を出して口に入れてしまう。
「砂糖醤油を付けさせろ」いや「いらない」の
やり取りが続くうちに、成り行きでお重箱いっぱいの
餅を食べられると豪語してしまう熊さん。
食べられるものなら食べてみろと次々火鉢で餅を焼く大家さん。

ところが、もう喉元まで餅でいっぱいになってしまった
熊さんは、あと1個が食べられず大家さんに
勘弁してもらい自分の長屋に戻ります。
戻るとすぐ布団に横になり、うわばみの話を思い出し
蛇含草を飲んで餅を消化しようとします。
様子を見ようと奥さんが部屋をのぞくと熊さんの身体は
溶けて無くなり餅が着物を着て横たわっていたというお噺です。

熊さんが、焼けたての熱い餅をはふはふ言いながら
口にいれる様子をおもしろおかしく表現する八方さんも
とてもおもしろかったのですが、噺の冒頭
大家さんの家を訪れた熊さんが、きちんと整理され
掃除が行きとどいた大家さんの家は、自分と同じ
長屋とは思えないくらい涼しく感じられ
「夏は、この家に限る!」と、とても感心するのです。

熊さんではありませんが、おもしろいもので
同じ部屋でも綺麗に整理し掃除しピカピカに
しただけで空気までもきれいになって涼しく感じるものです。
落語を楽しみながら掃除の意味を改めて感じさせられた次第です。

ちなみに、こんなイベントでもなければ観る事もなかった
コロッケさんのものまね、特にロボット仕掛けの五木ひろしさん
は秀逸でした。(笑)
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しまれた様ですね (ころ姉)
2008-07-29 17:05:32
落語楽しまれた様ですね(*^_^*)
コロッケさんも出演されていたんですか?
面白そうですね~。

今日スイーツチャームの本を購入してきました。クッキーにキャンディ可愛いですね(*^_^*)材料を揃えて作ってみたいと思ってます。
先生は日本橋のビーズグランプリは出展されるのですか?
返信する
Unknown (junko)
2008-07-30 19:59:20
ころ姉さん♪

インフォメーションしていなかったのですが
スィーツチャームの本が発売されたこと
よくご存知でしたね!

日本橋、出展いたします。
返信する

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