おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

川喜田半泥子のすべて

2010年03月05日 | Weblog
3日までの札幌東急でのビーズグランプリ展が終了しました。
インターネットのお客様にもたくさんお越しいただき
どうもありがとうございました!
引き続き「ビーズグランプリ展」は、横浜高島屋で
3月17日から始まります。
日本橋高島屋のときには無かった新しいテーマで
作家さんが作った作品もあるそうですので
ぜひお出かけください

先月になりますが、横浜のそごうデパートの
そごう美術館で行われている「川喜田半泥子のすべて」
を観て来ました。

私もこの展示に足を運ぶまで川喜田半泥子というひとを
知らなかったのですが、明治時代に裕福な家庭に育ち
戦前戦後の財界で活躍したひとだそうです。
陶芸、書道、建築、写真など様々な作品を残している
稀代の趣味人としても有名でした。
ポスターのモノクロ写真で見る横顔は、まじめそうで
気難しそうなのですが、作品はユーモアにあふれ
書といってもまるで漫画のように親しみやすい表情の
顔が描かれていたりします。

竹などを削って作るお茶の道具(大きめの耳かきのような
の地味な展示にも目がとまりました。
解説を読むと半泥子さんは、忙しいなか毎晩
窯の火のそばに座ってこの茶杓を一本削り
無心になることを喜びとしていたそうです。
私も働いていた頃に、夜遅く家に帰ったとき
早く寝ればいいのにマニキュアを塗る時間が
ぼーっと出来て好きだったのを思い出し
ちょっと親近感が湧いてしまいました。


22日までやっています~
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