おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

優しい手

2011年09月20日 | Weblog
暑さ寒さも彼岸まで…とはよく言ったもので
今朝あたりは、空気が冷たく感じました。

夏に乗り物に乗ると冷房が効きすぎていてからだが
冷えてしまうことがよくあります。
今年は、節電が意識されていることもあって
わりと安心して乗れたのですが、運転手さん個人の好みで
調節できるバスは、やぱり冷房が効きすぎていることも多々ありました。
私達は、目的地までの数十分ですが、一日中その中にいる
運転手さんは、大丈夫なのかしら?と毎年思ってしまいます。


先日もバスに乗るととても冷えていました。
持ってきていたカーディガンを着ようと
バッグから取り出しました。
膝にのっていた荷物があったので滑り落ちて
しまわないように右腕だけを先に通してから
荷物をきちっと膝の上でもう一度整えてから
背もたれから背中を外して左腕を通そうとしました。
すると背中でカーディガンが勝手に動きだしました。
ちらっと後ろを見ると私の後ろの席に座っていた
品のあるご年配の女性が背中でぐずぐすしている
カーディガンを私が左腕を通しやすいように
動かしてくれていたのです。

「すみません!}とお礼を言いながらからだは前を
向いていないとカーディガンがうまく着られないので
ひとりでアタフタと前見たり後ろ向いたりしてました

その後も、私が席を譲ろうと立ち上がったものの
少し離れていたので「大丈夫ですよ」ということで
席に戻るに戻れない感じでたっていると
こしょこしょと背もたれの取っ手につかまっている
私の手を軽くさわって目配せしながら口が
「大丈夫よ、座っちゃいなさいよ」と
言ってくれています。
次のバス停で若い方しか乗ってこなかったので
私も座らせてもらっちゃいました

ちょっとしたそんなやり取りにとっても優しさを感じて
心が暖かくなり嬉しくなりました。
コメント
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