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ガソリン税だけではない。 未だに建設国債を使う道路予算

2008-02-05 23:12:16 | Weblog
国土交通省のHPに行くと事業別の予算がUPされている。

話題の揮発油税は2.7兆円。 それを半分にするかどうかが話題だ。

でも、もっと驚くのは、3.6兆円を財政投融資で使うというのだ(国土交通省 道路局所管平成20年度予算案)。

財政投融資は赤字国債と違って、資産として残るから良いのだという話があるが、借金は借金である。 無いほうが良いに決まっている。

そこまでして道路に金を使いたいのはなぜか? 

道路で食っている人が多いからか? それなら、そういえば良い。 道路財源を減らすと、失業者がどれだけ増える。 これは、道路予算でなく、雇用対策なのだと。 でも、違うのかもしれない。 

道路だけを仕事にしてる役人が多いのだ。 企業なら、不要になった部門は人を削減して、他の部署に異動させる。 でも、きっと、国も地方も一度配属になったら、異動が少ないし、組織変更も少ないのだろう。 だから、道路一筋何十年なんて役人がいっぱいいるのではないか? 道路以外に使えない人材がである。 だから、予算を離そうとしない。

道路財源を環境目的にという議論もあるが、所管が環境省になることはあるまい。 環境対策という名目の道路工事が続くことになる。

国会の質問されたら答えるという形式をやめて、個々の予算について、ひざを詰めあって要・不要を決めて行ったらどうか? 議員がである。 役人が作った予算をALL or Nothingで可決・否決をするのでなく、予算委員会で1円単位で予算を吟味すればよい。 国会議員が数百人もいるのだから、どうにかなるだろう。

期待しているのは、議員も役人も真剣に働くことである。

国土交通省道路局は予算説明書のなかで、国際競争力のため道路が要るのだと最初に言っている。 なぜか? こうなったら、国土交通省がテレビ・新聞・インターネットで国民を洗脳するくらい広告を流してはいかがであろうか? そこまで、自分たちの予算案に自信があるだろうか? 都合が悪いと大臣や与党の影に隠れて、自分たちの仕事を守る道路役人。 あなたたちが仕事をしないことが、国民のためでもあるかもしれないのだ。


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