goo blog サービス終了のお知らせ 

寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

古鶏=廃鶏≒親鳥

2015年08月22日 | 食材
昭和50年代の初め頃、近所の婆さん(大正生まれの祖母と親しくしていた人)がスーパーで「古鶏(ふるどり)は置いてないん?」と聞いて店長が「ウチは古くなった鶏肉などお客に売りません」と激怒した笑い話である。古鶏とは廃鶏(卵を産まなくなった鶏をばらしたもの)のことで嚙み応えがあって旨みが強いのが特徴である。当時スーパー(この話は鍋島氏が経営していたファニー=日山商会だと思われる)で扱う鶏肉と言ったらブロイラーのことだった。 

今では大手スーパーが親鳥もも肉という商品名で販売している。見た感じは脂が黄色く筋っぽい。値段はブロイラーとほぼ同じだが、戦前の教育を受けた者にとっては手がのびる食材らしい。煮物にするよりは串焼き(味付けは塩とコショウ)、または今治市の鉄板焼きの方が美味しいと思う。顎を酷使して味わうという意味では軍鶏に近いのではないかな。

親鳥もも肉の煮物

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福山市御門町2丁目9・廃屋... | トップ | 牛の横隔膜(ハラミ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

食材」カテゴリの最新記事