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寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

若かりし頃(その4)

2005年05月29日 | 学生時代
もう一人の住人〝ヤンキー〟は我が道を行く男であった。格好からして、遊び人風である。『サングラスをかけて大津駅でうんこ座りしていたら、そばに誰も近寄って来なかったわ』と嬉しげに語っていた。おそらくその道の人と思われたに違いない(笑)。

ヤンキーは柔道黒帯のようにパチンコにのめりこんでいながったが、マージャンが好きであった。黒帯は言わずもがなだ。私はこの二人からマージャンの手ほどきをうけ、卓を囲むようになった。

工学部のEというひげもじゃを連れてきて、黒帯の部屋で何度かジャラジャラやった。その音と下品な会話が隣の大家に知れて、こっぴどく叱られた。『今度やったら、下宿を出てもらいますからね』

この時ばかりはさすがのヤンキーも首を縦に振るしかなった。それでも私達はトランプマージャンをその後数回やった。しかし、あの音が出ないと盛り上がらない。私達は雀荘へ入りびたるようになった。
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