先週、電車を降り駅のロータリーに出た。
そこに東京2020オリンピック開催まであと240日の電飾看板が煌々と夜空を照らしていた。これは本来今年のオリンピック開催のために設けられたもの。それが延期となった今、来年のオリンピック開催までの日程に変わった。2020を2021に変えない理由はきっとどこかにあるのだろう。
オリンピックか。思わず呟いた。どこか虚しい。
盛大に盛り上がった今年の夏、悲喜こもごもの余韻に浸っているはず、だった。そして今ごろは次期オリンピックに向け気持ちを新たに活動を始めている、であったろう。
だが、違った。
未だ衰えぬウイルスは猛威を奮い世界を震撼のどん底に陥れている。
片や日本の政府は国民に特典を与え旅行に行ってくださいのGOTOキャンペーンを推奨している。さらに飲食店に食べに行って飲んで下さいと、後押しする特典も与えている。経済が動かないと、医療費などに回すお金もたまらず枯渇していく。だからやむを得ない。
その一方では、県外に移動をしないでください、とにかく自粛してくださいという地方の行政もある。
自粛を続けていれば個々の生活は死活問題だ。余裕のある政治家や金持ちはそれほど心配するようなことはないのだろう。彼らの収入は税金から捻出される。結局末端の人たちが一番のあおりを食うことになる。
ホテル・飲食店も最高ランクの感染予防対策を練って行動しているはず。要は利用者たちのモラルと自律と自覚。
来年のオリンピックは、最高レベルの感染予防態勢で臨むだろう。あとは世界中から来るだろう観戦者たちのモラルと自律心と自覚。これに委ねられる。他力本願にはどうしても確信を得られない。
いずれにしても開催には懐疑的にならざるを得ない。
延期か中止か、五十歩譲って無観客での開催か、なーんて個人的には思う。
今回は、日々まじめなグー輔丼のコメントであった(笑)^^