カメラに興味を持ちキャノンＡＥ1を購入したのは二十代前半。その後ニコンＦ300、バカチョン等を経て中判カメラのブロニカを購入。仕事で、料理写真などを撮るのにすごく役に立った。本当はプロ仕様のニコンＦ4が欲しかったのだけど、金額が高くて当時の僕には高根の華だった。
十年ほど前、友人が新しくＦ5を買ったのでＦ4Ｅを売ってあげるという。言下に買うと言っていた。その後、二～三度使っただけでバッグにしまった。
あれから十年。この齢になったので、新たな趣味として復活させようとバッグを開けた。ちょっと開けるのが怖かった。だが、乾燥剤を大量に入れてあったので、カメラの大敵カビなどはできていなかった。だが使い方がよくわからない。
この日、新宿のニコンサービスセンターまでニコンＦ4Ｅの取説を買い求めに行った。
その道すがら、みずほ銀行宝くじ売り場に寄り当選番号を調べてもらう。おもむろに窓口に出す。おっおお！ やった！ 心が躍った。きれいな女性が窓口にいた。無意味な喜びと知りつつ、ほのかな岡惚れ。
まとめて５０枚（１５０００円分）を差し出した。女性はここを見ていてくださいと、当選枚数と金額がわかる窓を指した。このとき目が合った。心臓がコトンと鳴る。もしかして、意味ありか？ こういった勘違いは僕の十八番。ハッピーな性格だ。
無理～～！ とはいうものの、何かの間違いが……！ 起こるわけもない。ドラマじゃあるまい。ここで夢見ても無情が待っているだけ。さすがにここは現実的！＾＾
宝くじは、投資額の一割は戻る。だが、ここでドラマが起こってくれると面白い。常識は覆るもの、と願うのは宝くじを買った者の本音。十枚調べ終わったところで当選金３００円。当然の成り行きに平然を装う。だが、次の瞬間画面に１０３００円となった。うおーっ！ しかし、心の中でこぶしを小さく握ったものの、冷静な表情を崩さない。
番号調べは続いている。途中１０００円が当たったようだ。４０枚が過ぎた。え～!!!!! 目を疑うような出来事がまた！ １万円！ どこか、顔も紅潮。！＾ ＾；；
結局、投資額１５０００円が２２１００円になっていた。これはすごい。宝くじで、めずらしく元以上を取ったのなんて、１０年いや２０年ぶりくらい？
はたと気づいた。考えてみるとこの宝くじ、体の良いハイリスクハイリターン商品？
ハイリスクハイリターンというと、株や先物取引商品、ファンドなどが思いつく。厳密にいえば、ちょっと違うかもしれないが。でも、一枚３００円が一気に数億円、こんな夢を見れるのだから。＾＾、ま、いいっか！＾＾
年の瀬が近づいてきた。この一年、早かったと思うか長かったと思うか、様々だ。
今年の箱根はいろいろあったけど、、、、、、。正月、箱根に行く。
