ぐーちゃんgoo日記

ぐーちゃんgoo(倶輔丼)の独り言、つぶやき。

H25.11.14 無タイトル

2013-11-14 22:32:28 | Weblog

足が三本ほど入りそうな三十年ほど前に流行ったダボダボズボン、それに足を通し鏡の前でポーズをとる。そしておもむろに彼は、ダブルのスーツに腕を通し勝ち誇った表情になった。

駅に向かって歩いていると、近寄ってきたオバサンが「相棒の山根さんは?」 と訊いた。「僕は違うよ、誰かと勘違いしてるんじゃない?」と手の平をひらひらさせる。「あらそーお」意味深な顔で男を見る。「でもきっと若いときは、あんな感じだったんでしょう? しゃべり方といい、シナの作り方といい、それと髪の毛が多そうで、でも剥げている。田中にそっくりなんだもん」と笑った。彼は眉間に皺を寄せ、オバサンを突き放した。

駅に着いた。視線が泳いでそわそわする様はまさに田中だ。だが彼は田中じゃない。

若者がめずらしいものでも見るように怪訝そうな表情をする。中には、ヒソヒソ耳打ちする者までも現れた。アンガールズの田中と思われているのに違いない。

電車がホームに滑り込んできた。満員だった。大好きな満員電車で彼の顔はほころんだ。電車が揺れる。その揺れに乗じ彼は喜びを爆発させる。さらに彼は目をつむり瞑想にふける。そして、体内に溜まった気体を静かに放出させる。すると、ざわついていた車内が静かになった。

 

彼は、過去に一斉風靡したアンガールズの田中に似ているとよく言われた。だが、彼は田中じゃない。これはあくまで僕の憶測なのだが、彼は渋谷でクラシック喫茶maruyamannを経営していたオーナーだったのではないか? と思っているのである。違っていたら、申し訳ない。そのオーナーの名前が思い出せないのだ。たしか、……? ア、、、、、ア、、、、、いや、ま、、、、、? あ~~~、思い出せない。

アま? 甘? 尼? 亜麻? 海女? 海女? 

ん、海女と言えば、じぇじぇじぇ! 天野のアキ? 天野春子? うむ。

 

かつて彼の微笑みは一万ドルの笑顔と言われた。世界を平和にする微笑み。

屈託のない彼の尿和な笑みが、……ん? 失礼、屈託のない彼の柔和な笑みが、……?

いやいや、尿和を柔和に書き換えてる間に、何を書くのか忘れてしまった。

ま、いいだろ。

今日は、この辺で終わりにしよう。きりがない。とにかく彼のエピソードは、限りなくありすぎて。また、いずれ書くことにしよう^^

 

コメント (4)
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