なんで人類はこんなものを食べるようになったのだろう??と疑問に思う食べ物がいくつかありますが、私が思うそんな野菜のうちの一つに「淡竹(ハチク)」があります。
淡竹も筍の一種なんですが、一般的な筍・・・あの「たけのこの里」のチョコレート菓子みたいな形をしたものは「孟宗竹(モウソウチク)」という種類で、淡竹とは異なります。
孟宗竹は地面から顔を出す前に「掘る」のですが、淡竹は地上ににょきにょき生えてきたものを刈り取ります。だから「筍掘り」ではなく「筍狩り」(笑)
孟宗竹はアクがつよいため、米ぬかを入れて皮ごとゆでて、一晩水につけておきあく抜きをしますが、淡竹はアクがほとんどないため水だけでゆでたらOK。皮もゆでる前に剥いてしまいます。
アクは少ないのですが、風味も弱い。
確かに柔らかくて食べやすいのですが、見た目がもろに竹!!!
なんでこれを食べようと思ったのかまったくもって謎です。
だって竹そのもの・・・。
一番先端の部分がかろうじて「筍」感を醸し出していますが、どうみても竹です。
縦半分に割るともっと「竹」感が出てきます。
まぁ、やわらかいので炒め物や煮物、和え物なで用途は広いですが・・・。
野菜ソムリエがこんなことをいうのもなんですが、わざわざ買ってきて食べようとは思わない野菜の1つであります(笑)
季節感といっても、淡竹は孟宗竹が終わったころに出てくるので5月ごろ。春の訪れを知らせる野菜というわけでもないわけです。
ただ孟宗竹の筍は大好きです。
ゆでてる時もいい香りがするし、筍の風味もあって美味しいですから~~。
あ、淡竹もまぁまぁ美味しいですよっ。食感は一応筍ですし。