野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

広島旅行記2021

2021-08-12 | 旅のコト

今年の夏旅は新幹線で広島へ。
新幹線に初めて乗るというほのか。実は記憶にないほど小さいころに乗ってるんだけどね。記憶がないから仕方ない。
新神戸から広島まで各駅停車のこだまに乗る。
こだまは各駅に停まりさらに通過待ちのために各駅で10分~20分くらい停車する。そのため広島まで3時間ほどかかる。
9:45新神戸発、広島に着いたのは13時過ぎ。
途中で完全に寝てしまって岡山あたりの記憶はない。


広島についたらまずは広島焼き!!!
広島では広島焼きと言わずにお好み焼きというらしい。それは明石焼きとかフランスパンと一緒か。現地の人はわざわざ地名つけて呼ばない。

今回あんまり下調べをせずに来たので、どこの店に行くかは決めてない。
たぶんどこのお店で食べても美味しいんだろう。それに新幹線の駅とか駅ビルの中にぜったいお店があるはずだと思っていたので、ぶらぶら歩いて食べる店を決めよう。
駅ビルの1Fにレストランフロアがあって、その中にお好み焼き店がずらっと並んだ筋があった。
どの店にも並んで待つ人がいたが、店内の様子をみてテーブル席が多く3人で座れそうな店「みっちゃん」という店に入った。
後で知ったが、この「みっちゃん」なかなか広島では有名なお好み焼きの定番の店らしい。

お好み焼きの本場は大阪だと思っていたが、みっちゃんのお好み焼きを食べたらこりゃ負けたと思った。
パリパリのそばが美味しい。クレープのような薄い生地に肉、もやし、キャベツ、そして焼きそば。てっぺんには卵入りの生地でサンドイッチされていて甘いオタフクソースがかかっている。
私はねぎのトッピングを頼んだのでねぎもてんこ盛り。
テーブルには巨大なマヨネーズが置いてあって、マヨはお好みでかけて食べる。
美味しい!すごいボリュームでお腹いっぱい。テーブルの上に置かれたソース、調味料はすべてオタフクソース製。広島はやっぱりオタフクソースなんだなぁ。


それでは路面電車にのって宮島へ行きましょう。
新幹線の中で「広電1日乗り放題チケット」のデジタル版をスマホで購入した。
1日900円で広電の路面電車と、宮島汽船が乗り放題。これはかなりお得。
ちなみにバスも乗るなら1日1000円のパスもあったが、路面電車がかなり充実しているのでバスには乗らないだろうとこちらにした。
スマホの画面を降りる際に車掌さんに見せるだけ。こども料金版もあってグループ人数まとめて買えるので私のスマホで3人乗り降りした。

ちなみに、ネットがつながらないとチケット画面が表示できないため、電波の悪いスマホでは使えないというデメリットがある。その点要注意(笑)
楽天アンリミテッドは大丈夫かと不安だったが、パートナー回線のauがつながるおかげで問題なく使えた。


宮島までのフェリーも安くなんと190円。たこフェリーはいくらだったっけ?
15分おきに出航しているのであんまり待つこともなくすんなり乗れた。
コロナの影響で観光客も少なくすいている。そういえば新幹線もガラガラだった。

広電乗り放題チケットで乗れるフェリーは「松大汽船」の船。もうひとつJRのフェリーも出ている。同じ場所にある電車の駅「宮島口」から同じ船乗り場に移動し、乗る船が違うのでちょっとややこしい。ちなみに値段はどちらも一緒だった。


宮島上陸。
降りたらすぐにシカと遭遇。
シカは奈良にもうじゃうじゃいるけれど、旅先で出会うとなぜか新鮮。
思わず写真を撮ってしまった。ほのかは大喜びでシカの写真撮りまくり。
「シカなんて奈良にもおるやん」と言ったら奈良にも行ったことが無いと言う。そうかなぁ・・・??

奈良のシカに比べると宮島のシカはずいぶんおとなしい。
人間慣れしていて近寄っても逃げない。奈良と違うのはシカから人間に寄ってこないこと。
人間が近づいても逃げはしないが、わざわざ人間の方に寄ってはこない。
奈良のシカは人間を襲う。最近コロナで観光客が減ってシカせんべいがもらえないので、奈良のシカはその辺の野草を食べるようになり、草のおいしさを思い出してせんべいを食べなくなったのだとか。野生に戻ったようだ。


宮島といえば海に浮かぶ大鳥居。
フェリーから見えるはずなのに、いったいどこにあるのか・・・と思っていたら、鳥居は修繕中でこのありさま。
これじゃぁ船から見えてたけどまさかこれが鳥居だとは気づかない。

午後3時。潮は引き潮で鳥居まで歩いていける。
それはそれでなかなか見れない光景だ。砂の上に立つフェンスで囲まれた宮島厳島神社の大鳥居。今しか見れない(笑)

そうそう、宮島は「あなごめし」が有名。宮島であなごを食べようと思っていたのだが、さっき食べたお好み焼きがそうとうパンチ効いている。まだまだ食べれそうにない。
もみじ饅頭の焼き立てを売る店もたくさん並んでいて、焼き立てをさらに揚げて揚げたてサクサクの「揚げもみじ」もお腹いっぱいで食べれなかった。ちょっと残念。

暑くなってきたのでスタバで休憩する。
地元フラペチーノの広島版、レモンのやつを飲みたかったのにこれも終了してしまって飲めなかった。普通に期間限定のピーチとパインのやつをほのかとそれぞれ注文。
これはこれで美味しい。

ロープウェイで山頂に上がって、そこから30分ほどウォーキングして、山頂から瀬戸内を眺めるぞ!!と意気込んでいたのに、ロープウェイの時刻表を検索してみるとなんと最終16時。
ってもうすでに16時やし。無理やん(笑)


というわけで、厳島神社に参拝する。
赤い回廊を歩く。回廊もすべて海の上。潮が満ちていたらの話。
今は砂の上。

よく見ると砂の上になにか動くものが・・・。
シオマネキという小さなカニがうようよいる。こりゃ楽しい。

さんざん厳島神社で遊んでフェリーに乗ってホテルへ向かう。
宮島から広島市内までが思ったより時間がかかりなんと1時間もかかる。
市内は路面電車なのだが、西広島という駅から宮島までは同じ車両のまま電車の線路に変わる。「あれ?なんか普通の電車になってる?」という感じ。

今回泊まったのはホテルマイステイズというホテル。早めの予約で超安かった。
クイーンベット1つにソファベット1つの3人部屋だが、1人2000円しない。
この部屋に2人で泊まったらかなり広くて贅沢だ。今回は3人だったのでソファーをベットとして使っているが、2人ならこれがソファーとして使えてたはず。そしたらかなりゆったりとくつろげる。

場所もなかなかいい。平和記念公園が目の前。ホテルの前の橋を渡ると公園で、公園を歩いていけば資料館とか原爆ドームに行ける。


ホテルでちょっと休憩してから夜のライトアップされた原爆ドームを見に行こうと散歩にでかけた。ついでに晩御飯食べて朝ごはんを買って帰ろう。食事なしプランなので。

川にうつる原爆ドーム。
遠くから見るとキレイ。

コロナの影響でどこもかしこも臨時休業中。そのせいかほとんど人がいない。ホテルも空いてる感じ。
食べるところも20時で営業終了なので早めになんか食べにいかないと食べれない。
ホテルの近くにコンビニがあるので最悪買って帰って部屋で食べてもいいけれど。

橋の上から原爆ドーム夜景撮影会。ほのかにスローシャッターでの撮り方を教える。今日はオリンパスの一眼を彼女に持たせている。欄干にカメラを置いてぶれないようにしてなかなか上手に撮っていた。


夜の公園を散歩して原爆ドームのすぐ下まで行く。
実は私も原爆ドームに来たのは初めて。写真でしか見たことがなかった。
間近で見ると原爆の破壊力がとんでもないものだったことがよくわかる。
そしてよくこれだけ残ったなぁとも思うのだが、説明を読むと爆心地に近かったため爆風が真下に吹き、それで建物の一部が残ったのだとか。
横から爆風を受けた建物は吹き飛ばされている。

最初の標的は原爆ドームと平和公園にまたがる相生橋の真ん中。
中州から端につながるTの字にになったところが標的だったらしい。
それが少しずれてしまったわけだ。

夜の原爆ドームをぐるっと1周まわって後ろから(川の反対側)も見る。後ろから見ると完全に外の壁が吹っ飛んで中の様子があらわになっていた。
まわりに柵がしてあってあまり近づけないが、望遠レンズで覗くとよく見える。


ぶらぶらしてたら時間はもう19時半。やばい、そろそろどこも営業終了時間じゃないか。
ひょっとするともうすでにラストオーダーすぎてて無理かもしれない。
ホテルの近くにあったオシャレな洋食屋でハンバーグを食べたいとほのかが言うので行ってみたがもう終了ですと断られた。

さっき通りがかりに見たラーメン屋さんに行くか?
ビジネスマンの1人客しかいない、なかなか本気のラーメン屋っぽい。
「こういう店が絶対アタリやって」とほのかに言い聞かせて行ってみる。
ラーメン屋ならギリギリまでオーダー受け付けてくれそうやし。

「すみません、まだいけますか?」と聞くと「20時までやけど、どうぞ」と。
食券機にはなんと「中華そば、おにぎり1個、おにぎり2個」しかメニューがない。
思った通り、ラーメン一筋の気合が入った店だ(笑)


コシのある細めん。濃さのちょうどよいスープ。薄切りチャーシュー。
シンプルで何倍でもいけそうな美味しいラーメン。

「あんまりお腹すいてないから食べられへん」と言ってたほのかも完食。
これくらいがちょうどいい。
後はホテルに帰って寝るだけだ。

コンビニで夜のデザートと飲み物を買ってホテルに戻る。
シャワーしてさっぱりした後はデザート食べながらテレビを見る。
なんじゃかんじゃ喋って12時近くまで起きていた。

そこで衝撃の事実が!
明日は広島平和記念資料館に行って原爆について学び、それをほのかの夏休みの自由研究にするはずだったのに、平和記念資料館もなんと臨時休業中。
まぁしかたない。とりあえず観光案内所でもらった被ばく建物、被ばく樹木のマップを持ってそれらが今どうなってるのか歩いてみよう。

いろいろ地図やネットを見ていたら本川小学校という爆心地から一番近い小学校も資料館になっているそうだ。
建物は建て替えされて今も小学校として使われているが、当時の被ばくした建物の一部や物が残されていて展示されているという。
ホームページやネットで調べた限りそこは臨時休業とは出ていなかったのでそこへ行ってみることにしよう。


2日目。朝6時起床。チェックアウトは11時でゆっくりできるので、重たい荷物を置いて朝のうちに観光してからチェックアウトし、お土産かって新幹線に乗ろうという計画。

まずは朝の平和記念公園へ。
これこれ、昨日みなかった原爆死没者慰霊碑。キューバのチェゲバラもここに来てたな。
黙とうをささげる。
ちょうど、原爆ドームと一直線上にあった。


対岸側から原爆ドームを撮る。
被ばく前の建物写真の看板があった。
これを見ると、はやり建物のほとんどが吹っ飛んでしまったのがよくわかる。


橋を渡って原爆ドームの下まで行ってみる。
昨日の晩は暗くてよく見えなかった部分が明るくなったらよく見えて、さらに破壊された様子がよくわかる。

鉄骨がぐにゃりと曲がっていたり、コンクリートの壁も黒ずんでひび割れていたり、足元にはがれきの山が少し残されていた。


中の様子はフェンス越しでなかなか見えないが、太い柱も根本しか残っていなかったりしていた。
建物を保存するために内側から支える鉄骨が組まれていた。

やはり直接自分の目でみないとダメだ。写真ではただの古いぼろい建造物と変わらない。
実際にあそこに行って、いろんな資料に目を通し当時のことについて書かれたものを読んで、そして見ないと。

私も戦争は知らない。学校で学んだだけだ。
だからせめて当時のものがそのまま残っているならそれを子供らに見せておいてあげたい。

平和記念資料館に行けなかったのが残念だ。
今回もまた、いろいろリベンジしないといけない項目が多い旅だ。


それでは本川小学校へ行ってみよう。
なんとなくそんな気もしていたが、やはりここも臨時休業中。

仕方ない。
とにかく場所はわかった。

では爆心地へ行ってみることにしよう。


爆心地には今は島内科というお医者さんがある。
この真上で原爆がさく裂したのか・・・。

爆心地は当時のものはなにも残っていなく、後から建てられた新しく立派な内科のビルが建っていた。
爆心地を示す案内板があるだけだ。


続いて広島城の敷地内にある護国神社へ。
ここへ来た目的はコレ、鯉みくじ。

かわいらしい鯉がおみくじをくわえている。
1つ300円。
お金をボックスに入れて自分で好きな鯉を選ぶ。


手書きなので1つ1つ顔が違う。
顔がかわいらしいのを・・・と選んだら末吉だった。
3人とも末吉。これはひょっとしたらぶさいくなヤツに大吉が入っているのでは??

ちなみに広島城も天守閣は休業中だった。
さすがに神社は休業とかないだろうと思ったが、ひょっとしたらおみくじとか買えない可能性はあった。
鯉みくじ、買えてよかった。

ではホテルに戻ってチェックアウトし、お土産を買いに行こう。

11時前ぎりぎりにチェックアウト。いいホテルでした。また広島に来たらここに泊まろう。
アメニティがフロントの横に置いてあって自分で必要な分をとっていくことができる。
化粧水やメイク落としなどがDHCコスメだったのでこれはありがたい!
メイク落としはちょっと多めにもらっておいたのはナイショ。1回分の使い切りは旅の時に役にたつ。ほのかもヘアゴムを3つもらって帰って来た。


路面電車で広島駅へ。
乗り放題900円のもとは十分とれた。
ホントは広島港まで行きたかったが、行ったら新幹線の時間に間に合わないかもしれんやろ~と反対された(歩くのがイヤだったと思われる)ため、広島駅で新幹線の時間までのんびりすることにした。

おみやげはもみじ饅頭。
今はいろんな味が出ているが、やっぱり定番のこしあんでしょ。
駅のお土産ショップにはいろんなお店のもみじ饅頭が売っているが、宮島の「藤い屋」という店のものにした。にしき堂のはどこでも買えるような気がしたので、あんまり見たことがない「藤い屋」さんにした。
宮島のお店いうのと甘さ控えめというのでそれを選んだ。
いろいろお店がありすぎてどこのを買おうか迷ってしまうのだが、あんの甘さとカステラ生地のふんわり度のチャートが貼ってあって、カステラしっかりのあんの甘さ控えめの藤い屋さんが自分好みではないかと思ったのだ。
何店舗かいろんな店のを少しずつ買ってきて食べ比べしてみてもよかったかな。

宮島で食べれなかったあなごめしは、弁当を買って行って新幹線で食べようということになった。
駅ナカのお店で穴子弁当を注文する。
少し待たされて、暖かいホカホカのお弁当が出てきた。

まだ新幹線の出発まで時間あるけど、もうどこも行くあてがなくなったので星野珈琲でコーヒー飲んで時間つぶしする。
ここでほのかはパンケーキを注文。え~~~あなごめし食べるのにっ?


新幹線。帰りもこだま。
出発したらさっそく弁当を食べて、さっと寝ることにする。
なんといっても昨日は夜中の12時まで起きていて、朝は6時起き。
昨日の夜の散歩、今朝の散歩とよく歩いたのでちょっと疲れてる。

穴子はふわふわ。たれもあっさりしている。
ちょっとご飯は多いな・・・。

次の駅に着くまでに食べ終えて、そこから寝る。
この新幹線もガラガラだ。

夏休みとは言え、世の中平日。本格的なお盆休みはたぶん明日か明後日からだろう。
ちょうど合間の平日だったのがよかったかもしれない。
しかも天気もこの2日間だけ晴れた。
どこもかしこも休業していたが、けっこうぶらぶら歩いて楽しめた。
写真が趣味だとこういうときにも楽しめていい。「えー、休みやって~~、どうするぅ?どこ行くぅ?」とかにならなくて済む(笑)
どこでも写真は撮れる。

来年は長崎行こうかな?






青春18切符の旅 高山 ~陣屋編~

2020-08-22 | 旅のコト

飛騨高山の朝は朝市から始まる・・・・ってなわけで、朝市へ。
陣屋前朝市と宮川朝市があるが、陣屋は後でゆっくり見に行くのでまずは宮川朝市に行ってみよう。
なにか美味しいものはあるかな?朝ごはんをここで食べるつもり。

宮川朝市は川沿いに店が出る。
しかし、これは・・・ソーシャルディスタンス??露店と露店の間にかなりのスペースがとられている。
コロナに配慮されているのはいいのだが、若干さみしい。とうぜん、出店している店の数も通常よりは少ないはず。

野菜が安い。とくに、飛騨のトマトが美味しい。真っ赤でりっぱなつやっつやのトマト。食べた~いけど、こんなに食べれないし持って帰るわけにもいかない。つぶれてしまう。
トウモロコシも安い。

端から端まで歩いてよくお店を吟味。朝ごはんになりそうなものは焼き立てのクロワッサンとコーヒーかな。


というわけで、まずはクロワッサン屋でバタークロワッサンを1個買う。

飲み物が欲しいなぁ、クロワッサンにはやっぱりカフェオレ・・・などと思っていたら、ちょうど振り返った反対側にコーヒー屋が出ていた。

若いおにーちゃんがラテアート描いてくれるらしい。「好きな動物はなんですか?」と聞かれたので「トラ」と言ったら一瞬困ったような顔をしたが、ちゃんとトラにしてくれた。
ネコ科なので、ネコが描ければトラにアレンジできるはず。

コーヒーとクロワッサン持って河原に降りる。
大きな石に腰かけて朝ごはん。外で食べるのは気持ちい。
気持ちよさそうなのは川にいるカモたち。
どうみても「遊んでるやろ」としか思えない勢いで川に流されていき、泳いでまた上流へもどってきては流されて・・・を繰り返している。
えらくたくさんのカモが一度に流れていくので、見ていて非常に楽しい。

宿にチェックアウトしに戻る。
チェックアウトも鍵をボックスにドロップするだけ。素泊まりプランしか存在しないので、追加料金などは発生しない。つまり清算不要なのでカギを返すだけでよい。
Wifiも使えたし、いい宿だ。また高山に来ることがあればせひここに泊まりたい。


少し陽が高くなってくるととたんに暑くなってきた。朝は結構涼しかったのだが。
お目当ての陣屋へ。陣屋前にも朝市でてるけど、店の数は宮川の方が多かった。

この陣屋、代官所跡なのだが、なんと日本で現存する唯一の場所らしい。

イメージとしては水戸黄門とか暴れん坊将軍なんかの最後に悪人が裁かれるシーン。
結局有罪を言い渡された悪人が逆切れして切りかかるものの取り押さえられて一件落着っていうあの場所。

入館しようとしたらコロナ対策の説明を受けた。メールアドレスの登録をお願いしますって。もしも同じ時刻に入館した人のなかから感染者がでた場合、市からメールで連絡が来るそうだ。
こういうことは手際のよい友人にまかせる(笑)



中に入ると想像をはるかに超えて広い。
いやぁ、広い広い。すご~く広い。
表の門から見えるところはそんなに広いとは思わないのだが、靴をぬいで中にあがるとお屋敷の中がめっちゃ広い。お庭を囲むように廊下が張り巡らされており、どこがどこなんだかわからなくなってしまいそうだ。

床も柱も丁寧に磨かれていてピカピカだ。よく手入れされている。


気になったのがこのウサギちゃん。
やたら目にするのだが、どうみてもウサギだよなぁ。しかもなーんか愛嬌あって可愛い。

あとでこのウサギに関する資料を読んだのだが、これは釘隠しというらしい。このウサギのデザインは当時流行したもので、ここだけではなくいろんなところで使われていたのだとか。


御台所。こんな釜で炊いたご飯は美味しいだろうなぁ・・・。
当時は飛騨牛食べてなかったんだろうけど。


そしてここがそれそれ。悪人を拷問にかけて悪事を吐かせる場所。
三角の石の上に座らせるとか、けっこう痛々しいことをやっていたそうだ。

やっていなくても吐くわな。


蔵も公開されているとのことで見てきた。蔵の中に貴重な資料が展示してあり、じっくりと説明を読んでまわる。それほど歴史オタクではないのだが、なかなか興味深い資料が多かった。

そして年貢のコメは2000俵ほど保管できたらしい。
ドドーン。

陣屋満喫。結構面白かった。


陣屋の前の赤い橋を渡ってすぐのところにあるわらび餅屋さん「早蕨」。元観光バス運転手に教えてもらったお店だ。ここのわらび餅をぜひ食べねば!!

店の前に行列はできていない。あれ?有名なお店のはずなんだが・・・まぁこっちにとっては好都合。
店に入るとあったあった本わらび粉100%で作られたわらび餅。
もう今や、本わらび100%のわらび餅なんてめったに食べられない。
デパ地下の有名な高い和菓子やさんで買ったわらび餅ですら100%本わらびではなかったりする。

「3つください。1個今すぐ食べます。2個持って帰ります。」というと、お箸とごみを入れるビニール袋をつけてくれて、「食べ終わったらこれにごみを入れてまた持ってきてください」と言ってくださった。ポリ袋有料化されたところなのに、なんというサービス。

川のちかくの大きな岩に腰かけてさっそくいただく。
お箸で持ち上げるとトロ~~っとたれる。柔らかい。でも弾力がある。甘さも控えめ。
まずは黒蜜で。そのあときな粉をかけて。きな粉には砂糖が入っていないため、黒蜜の甘さときな粉の香ばしさが存分に味わえる。
いやぁ、これは美味しい。ひさしぶりに食べた本物のわらび餅。
昔、大阪の新梅田シティーの地下に美味しいわらび餅のお店があって、よく行ったなぁ。そう思って検索してみたらそのお店はまだあるようだ。今度機会があれば行ってみよう。

ちなみに、やはりこのわらび餅屋は人気店のようで、古い町並みをぶらぶら歩いて戻ってきたときにはもう「本日分は終了いたしました」と閉まっていた。
よかった、3つも買えて。買いたい人は朝のうちに行ってください。


つぎは「大のや醸造」さん。お味噌やお醤油を作っているお店。
実は自分の好みにあう醤油をずっと探し続けている。いろんな醤油を買ってみるのだが、どうも塩気のとんがった醤油が多く、料理の味がキマらない。

朝市で別の店で味噌を買った。
飛騨は酒、味噌、醤油などの麹発酵ものの食文化圏。きっとおいしいお醤油があるはず。

「四年醤油」とかかれた看板が目にとまり、中に入ってみることにする。
このお店では生醤油、一年醤油、四年醤油の3種類の醤油を販売。それぞれ味見ができ、順番に味見してみたところ、四年醤油だけとびきり味が違う。生醤油も一年醤油も美味しいのだけど、まろやかさとコクの度合がまったく違う。
友人と顔を見合わせ、「コレ美味しい!」と。
決まり。買って帰ろう。いや、持って帰るの思いからまとめ買いして宅配してもらおう。
そんなわけで、1リットルを3本お買い上げ。送料無料になった。


味噌も作っているので味噌汁の味見もできる。
が、朝市でお味噌は買ったのでここでは浮気をせずに醤油だけ。きっと味見したら味噌も欲しくなる。
ぜったい美味しいに違いない。


飛騨の駄菓子屋さんがあったので子供たちへのお土産に豆板を買う。
子供たちへの・・・といいながら、自分が食べたかったのだが。こういうお菓子大好き。

飛騨の塩せんべい、たまりせんべいも大好きなんだが、ぜったいに持って帰る途中で割れる。
なので今回は買わない。車で来るとお土産は荷物を気にせずに買えるからいいけれど、逆にリュックの旅だとお土産も吟味されるのでそれはそれでエコでよろしい。

帰りの列車はなんと2時台。それを逃すと友人が帰宅できなくなってしまう。
もう高山の町並みも3~4周歩きまわって、お土産も思い残すところなく買えたので、暑さにばてて30分以上待ち時間があったが駅へ行くことにした。
駅のベンチにすわって改札が開くのを待つ。そうです、なんと発車の時間にならないと改札が開かないのです。年がら年じゅう自動改札で行き来ができる都会とは大違い。

各駅停車でゆられて昼寝をし、岐阜から名古屋に一足のばして名古屋で味噌カツたべてういろう買って帰る予定だったのに、まさかの落雷による信号トラブルで40分停車。
えええええええーーーーっ。
おかげで乗り継ぎがうまくいかず、名古屋行きは断念。そのまままっすぐ神戸に帰ることにしました。

おかげで、予定よりは早く神戸に着いたけれども。
味噌カツとういろうはまたの機会に。

青春18切符の旅2020年終わり。
また来年もどっか行こうかな?





青春18切符旅 高山へ ~高山編~

2020-08-22 | 旅のコト

18時頃高山駅の到着。駅のロゴがやたら可愛い。
高山駅もえらく近代的にリニューアルされていて、外国人向けに各国語での案内表示が見受けられる。

20年以上も前にここから路線バスに1時間半ほどゆられて奥飛騨温泉郷まで移動したことがあるが、その時はこんな立派な駅ではなく、古びたバス停と昔ながらの自動券売機があるくらいだった。
いやぁ、外国人観光客の力は偉大だな。それだけお金を落としていってくれてるということだな。


ちょうど駅に着いた直後「何時頃到着されますか?」とスマホに宿からメッセージが届いたので、今駅に着いたところですのでこれから向かいますと返事をし、真っ先に宿にチェックインしに行くことにした。

今回予約したのはゲストハウス一の松。これがまた雰囲気のいいところで。
外国人向けスタイル。玄関はオートロック。余計なサービスは一切なし。でも部屋や設備は快適。料金もリーズナブル。大体、食事は外でブラブラしながら済ませて来たいので食事のついてない素泊まりが一番いい。高山なら朝市もあるから朝ごはんもいらない。

去年オープンしたところとあって、キレイ。


外国人ウケしそうな和風の中庭。この中庭の奥になんと貸し切り露天風呂がある。
貸切露天風呂は受付に予約表が置いてあって、30分毎に部屋番号を記入して予約を取るシステム。見てみると、まだ誰も予約を取ってないので真っ先に風呂に入ることにした。風呂に入ってさっぱりしてから街へくりだし晩御飯を食べに行こう。


これがその貸切露天風呂。
まぁまぁのゆったりスペース。これだけスペースがあれば、カップルはもちろん家族連れで入っても狭苦しくはないだろう。

今日は一人でのんびりと湯につかる。


中庭を見渡せる共有のダイニングスペースがある。
ここは朝ご飯を食べたり、なんかドリンクでも飲みながらゆっくりできる場所。
子供たちも退屈しないように子供向けのおもちゃなんかも置いてあった。

日が暮れて涼しくなったら縁側で庭と夜空を眺めながら美味い地酒を飲むのもいいだろう。
私は酒が飲めないが・・・。


部屋のベッドは畳の上にマットレス。
これも外国人のことを考えてあるようだ。純和風の畳の部屋ではきっと寝にくい。
だからといってベッドの洋室では味気ない。
畳の上にマットレスを置くことにより、和風の空間で寝心地はベッドのふかふかを味わえる。
もちろん、普段ベッド派の私にとってもこれはありがたい。
敷布団は背中痛くなる。


高山の古い町並みへくりだした。
まだ20時頃だが、ほとんどのお店が閉まっている。う~ん、これはコロナのせいなのか??

メインの赤い橋はライトアップされていた。
歩いてる人もまばら。どこかの旅館にでも泊っているらしい客が浴衣姿で歩いてた。
うちらの泊ってる宿は駅の反対側なので、距離もまぁまぁあるし浴衣で出てくるわけにいかない。部屋に浴衣は用意されていたが、私は背が低いのでSサイズでも床をする。(当然宿にあったのは外国人向けの大きなサイズやし)
腰のあたりでたくし上げて着てると前のあわせがはだけてくるので、そんな恰好で他人様の前には出れない。


この辺が古い町並み。
夜はだ~れもいないが、それがなんだかかっこいい。
日中は人だらけになる場所。


晩御飯は飛騨牛と決めていた。飛騨高山ラーメンとかそばとかいろいろあるけど、せっかくここまで来たのだから本物の飛騨牛を堪能したい。
昼間食べた飛騨牛まんが中途半端だっただけに、よけいに食べたくなった。

わりかしいい(お値段も)お店に入る。
べつにかっこつけていいお店にはいったわけではなく、開いてる店がほとんどなかったのだ。
時間も時間だし、ここで入っておかなくてはもう他のお店は開いてない可能性がある。

メニューを見て、私の財布にも出せそうな金額の飛騨牛焼肉丼定食を注文。
丼定食なのに2500円。でも写真で見るよりたっぷりお肉が入ってて、かなりの食べ応え。
これは値段の価値が十分にあったと思う。お肉は2層くらい重なっていたので、食べても食べてもなかなか減らない。
だけど完食!!
脂身のない部位を使っていて、やわらかくジューシーだった。たぶんタレにも飛騨のみそなんかが使われているんだろうな。
タレの味も美味しかった。

大満足で、夜空の星がキレイだったので星空撮影をしてから宿に戻る。

明日の朝は有名な朝市をのぞいて、朝ごはんにしよう。
陣屋にも行きたい。

~陣屋編に続く~



青春18切符旅 高山へ ~下呂温泉編~

2020-08-22 | 旅のコト

今年、生まれて初めて青春18切符で列車の旅をした。行先は飛騨高山。なぜか飛騨地方が大好き。山深く日本的な風景に心が落ち着く。
朝8時。神戸を出発。米原までは新快速が走っているので割と早いが、米原から先はあまり電車で移動したことがない。しかも青春18切符となると特急には乗れないので普通列車を乗り継ぐことになる。乗換案内アプリなどで検索すると、1本後がすごい時間があいたりするので、結構旅程管理はシビア。でもいちおう私は旅程管理主任者(添乗員)ですので、時刻表とにらめっこしながら旅程を組む。

米原から岐阜へ。ここもまぁ電車の本数が多いところ。
問題はその先、高山本線。1本で高山までいけるのだがほとんどが特急列車のため、普通に乗ろうと思ったら時間調整が必要。高山に早く着きすぎても時間を持て余すだろうと、下呂温泉で途中下車してブラブラすることにした。

高山本線に入った途端、周りの景色が一変。清流が流れる日本の景色だ。
こういうのをゆっくり眺めながら旅できるのは列車の旅の魅力。もちろん車でドライブや単車ツーリングも楽しいけど、何時間も走りっぱなしじゃぁしんどい。
列車にゆられてうたたねなんぞしながら高山方面へ向かう。


途中で何本も特急列車の通過待ちのため停車。1駅の区間が長い。
下呂温泉にはお昼過ぎて到着。ここでお昼ご飯でも食べて足湯に入るか。

下呂温泉も来るのは初めて。付近を車で通ったことはある。もちろん風呂に入ったこともない。
パンフレットや観光ガイドブックなどでしかみたことがない河原の露天風呂、入ってみたいなぁ・・・。
しかし今年の豪雨で河原の露天風呂は土砂に埋もれてしまったのだとか?
今日は復活してるのだろうか。
まずは温泉街をブラブラする。


下呂(ゲロ)というからにはカエルにちなんだものが多い。
かえる神社というのがあるらしいので行ってみる。うちの娘たちがカエル好きなので話のネタに写真でも撮ってくるか。

かえる神社到着。祠はちっちゃいが、灯篭がカエルの形にくりぬかれていてかわいらしい。うっすらグリーン。夜になって明かりがともると、緑のカエルちゃんが出現する仕組み。


カエルが水吐いてます(笑)


そしてさっそく足湯へ。
下呂温泉にはやたらたくさん足湯がある。コロナの影響もあってか観光客も少なく、足湯に入っている人も少ない。

ちょうど誰もいなかったので入ってみることにする。
足を入れると・・・・超熱い。下呂温泉のお湯ってこんなに熱いのね。温度は有馬温泉並み。
あまりに熱くて足の指先くらいしかつけれない。でも思い切ってひざ下までざぶんとつけてみる。しばらく我慢してるとだんだん体が温度に慣れてきた。
長時間電車で座りっぱなしでむくんだ足の血行がよくなり気持ちいい。
湯上りもさっぱり。お肌がさらさらしている。


この足湯の目の前にあった「下呂プリン」でプリンを購入。店内では食べるスペースがないのでスプーンをもらって猛暑の屋外で食べる羽目になったが、日陰を探してなんとか座って食べることができた。
カエルをイメージしたのか、緑色のメロンゼリーとプリンが組み合わさったメロンソーダプリンを購入。赤いチェリーが入ってて見た目が可愛い。
この暑い日にさっぱりしたゼリーが美味い!プリンもバニラビーンズたっぷり入ってて美味しかった。
そういえば下呂温泉でお昼ご飯を食べようといってたのに、先にデザート食べちゃったよ。


マンホールにもカエル。
あと白鷺のマンホールもあった。下呂温泉には白鷺伝説が伝承されている。ずっと沸き続けていた温泉が突然止まってしまったが、一羽の白鷺が舞い降りたところに温泉が湧いていたという話。


お次は温泉寺へ。下呂温泉マップを見ていてちょっと気になってたので行ってみることにした。
なが~~い階段を上ったところにあり、下呂温泉街や山々を一望できるという。

この酷暑の中、この長い階段を上がるのはちょっと勇気がいるが、またあとで足湯に入ってリフレッシュすればよい。

いざ登ってみると、階段の高さは登りやすいように低めに作られていて、とても登りやすかった。


そしてこちらが温泉街一望の景色。
これといってアイコン的なものが存在しないのがちょっと残念かな。下呂といえばやはり河原の温泉。でもここからだと川が見えない。

ただとても天気が良くて空がきれい。雲が美しい。


続きまして「温泉博物館」。
これがなかなか面白かった。まず入り口で手を洗ってくださいと言われるのだが、手洗い場に温泉が出ている。ただし温泉の湯は温度が高く熱いので、それをぬるめるための水がでるホースと2本用意されていてミックスさせてお好みの温度にできる。

JAFの割引もきくので割引料金で入館。
普段は外国人に大人気の高山。今年は海外からの旅行者がいないので外国人がほとんどいない。もちろん日本人もいつもより少ないだろう。博物館の中も私たち以外に1~2組程度。


中には全国の温泉地の湯が集められており比較できる。
見たことがない緑の湯。なにこれ?どここれ?行ってみたい。岩手県の国見温泉かぁ、遠いなぁ・・・。


温泉の水の色が違えば湯の花もさまざま。
湯の花といえば白くてふわふわしたものと思い込んでいたのだが、茶色いのとかあってなかなか興味深い。
成分が違うから色も手触りも違う。当然効能も違ってくるわけだ。
いろんな温泉に行ってみたくなる。

温泉博物館内にも足湯があり、しかも歩行浴できるようになっている。
温度も熱いのから冷たいのへと変化し、血行をよくするように工夫されている。
そこに玉砂利がしかれていて足裏を刺激。これは気持ちいい。


温泉についていろいろと学び、足湯でリラックスしたらなんだかお腹が空いたので飛騨牛まんなどを買い食い。結局これらの買い食いが本日のお昼ご飯となった。

そして河原の温泉を探しに川の方へ戻る。
どこらへんにあるのだろうか、右も左もきょろきょろと見渡すがそれらしき温泉が見当たらない。
すると同行してた友人が「あったあった!誰か入ってる!」という。
指さす方を見ると、想像してたよりはるかに小さな風呂だった。もっと大きいのを探してたので見つからなかったんだな。

さっそく行ってみる。
といってもこの河原の温泉は水着着用でないと入ることができない。ので、足だけつかる。
ここもまぁまぁお湯は熱い。川の水は冷たいのにここだけ熱いというのもなんだか不思議。
でも水着でお風呂に入ってたら、熱くなったら冷たい川に入って、体が冷えたら温泉はいってと交互に入れるのでいつまででも楽しめるだろう。
家族連れが1組いて、子供たちは川でざぶざぶ遊んでいてお父さんが一人でお風呂に入っていた。
観光客がいない今年は逆にお出かけのチャンスかもしれない。


では再び駅へ。本数のすくない高山線の普通列車にのって高山へ向かう。
6時ごろ高山駅到着予定。宿にはチェックイン19時と伝えてあるので、ちょうどいい頃合いだ。

~高山編に続く~









初めて有馬の湯につかる

2020-07-03 | 旅のコト

何度も来たことがある有馬温泉。写真撮りに来たりハイキングで来たり単車で通りがかったりと、何度もこの地には来ているクセに、実は有馬の湯に入ったことがない。
かの有名な有馬の金泉。鉄分を多く含んだ赤い湯と言われているが、それも実際に入ったことがない。

ちょうど職場の友人と珍しく休みの日があったので一緒に有馬温泉に行くことにした。もちろん目的は風呂!
いちおうカメラも持っていきますけれども・・・(笑)

今日は電車で有馬に向かいます。JRで三宮まで出てから地下鉄に乗り換え。へぇ~~、谷上までが神戸市営地下鉄になって電車賃がぐんと安くなったんだ。
それまでは谷上までのたった一駅がめちゃ高かった。
谷上で神鉄に乗り換えて有馬へ。この一駅区間が安くなったおかげで、新開地から神鉄乗ってくるより三宮で乗り換えルートの方が安上がりになった。

平日だしコロナの影響もあってか人は少ない。有馬温泉駅についてもガラガラ。
おや??なんだか休んでる店が多いなぁ・・・。そりゃぁ人は少ないはずだ。
バスの団体客がいない分、ぶらぶら歩くにはゆっくりできてちょうどいい。


では。
さっそく風呂へ(笑)
金の湯と銀の湯両方はいっても850円(だったかな??)なので安い。とうぜん両方入るつもりなのでそのチケットを買う。
公衆浴場ですが施設はめっちゃきれい。
靴のロッカーにコインは不要。カウンターで更衣ロッカーのキーをもらいます。
でっかいリュックを背負っていたせいか「おおきいロッカーを渡しときますね」となかなかの気配り。

2階へ上がる。階段の踊り場の窓から有馬温泉街の景色が見えて風情たっぷり。
さ~て、初めての有馬の赤い湯。どんだけ赤いんかな?タオル真っ赤になるんかな?
更衣室もすいてて広い。でもいつもはもっとたくさん人が来てるだろうからこれでも狭く感じるんだろうな。今日来てよかったかも。ご高齢の方が割とたくさんいらっしゃって、風呂で寝てはる。死ぬで(笑)

あつ湯(44度)とぬる湯(42度)の浴槽があった。
ぬる湯ったって42度。我が家の風呂の温度設定は41度やで。
でも基本あっつ~い風呂が好きなので、まずはあつ湯から入る。

うぉぉぉ~~~っ。あつっ。
でも入れないことはない。しばらくすると体が慣れてきて気持ちいい。
しばらくあつ湯につかったあとぬる湯にいくとめちゃぬるく感じる。
そしてまたあつ湯にもどるとめちゃ熱い。

でもこの熱い湯にはいったおかげで毛穴が全部開いたのか、風呂上りはすっきりさっぱり。
汗はかくけど、べったりした感じはなく、なんだかとってもすっきりして気持ちいい。


風呂上りの水分補給に「ありまサイダー」を飲む。
甘みのあるサイダーなんだが、甘さは控えめでさっぱりしていて風呂上りは最高だ。
火照った体に冷たくてシュワシュワしたサイダーがしみこんでいく感じがする。
しばし休憩。もう動くの嫌になる(まだどこにも行ってないが・・・)。

散策マップでこの後どこにいくかを相談。
泉源をめぐる「泉源コース」1.5kmにしよう。
いったんねね橋まで戻ってマップのルート通りに歩いてみることにする。


駅前のお土産屋さんが立ち並ぶ筋で炭酸せんべいの顔出しパネルを発見。
実は顔出し写真も当然撮ってるのだがここではマル秘だ(笑)

この炭酸せんべい屋さんで「なま炭酸せんべい」というのを売っていて、ちょっとどんなものか気になったのだが実演販売が14時からだということでやっていなかった。
賞味期限5秒!なんじゃそりゃ。
つまり焼けたばっかりのあつあつふにゃふにゃの炭酸せんべいってことですね。
たった5秒でパリパリに固まってくるんやね~。
でもそれが炭酸せんべいの良いところであって、ふにゃふにゃの炭酸せんべいって湿気ったせんべいみたいなもんとちゃうんかなぁ・・・。ま、話のネタにはなるかもしれんけど。


マップを見ながら歩いていると、温泉街の中だというのに普通に住んでいらっしゃる民家もたくさんあった。
「この辺に住んでる人はやっぱり、自宅の風呂のお湯は温泉なのかなぁ?」なんてしゃべりながら歩いていると・・・・。

温泉流れてる。

やっぱりそうか。
道路脇にパイプから温泉が流れ出てくる。
自宅の風呂が温泉かけ流しってことかな?いいなぁ・・・。
でも風呂のなか真っ赤っかになって手入れが大変かも。


これはティラミスではない(笑)

泉源のちかくにこのでかいティラミスみたいな塊がゴロゴロ置かれていた。
なんだろうこれは・・・。でも色からして金泉の湯の花?
温泉の成分の結晶みたいなものかしら。
ということは、これを粉にして風呂に入れたら温泉になるんとちゃう?お土産屋さんで売ってる「有馬温泉の素」ができるんとちゃう?

さわってみるとガッチガチ。
なんか表面はほわほわしてるように見えるけど、さわると完全に岩です。
なんだか不思議だなぁ・・・。


マップでは結構遠いと思ったが歩いてみると予想してたよりはるかに距離が近い。
あっというまに銀の湯に出てきてしまった。
ここで風呂に入る前に、ちょっと一か所行ってみたかったところがある。

それは「炭酸泉源公園」。金泉は赤い湯だが、銀泉は無色透明の炭酸泉。
この炭酸泉の泉源があり、蛇口がついていて飲めるというのだ。


これが銀泉の泉源。
今は沸いてない。
水は溜まってるけど・・・。


でこちらが飲む蛇口。

飲んでみたが、めっちゃまずい。
まず、炭酸といっても市販の炭酸水のように口に含んだ瞬間からシュワシュワするものではなく、口に含んでしばらくすると口の中がピリリと感じる程度。
意識して飲めば炭酸だとわかる感じ。
で、味は金属の味がする(笑)
これは鉄分なのか??貧血に効くのか?
でも飲みすぎるとおなかをこわすらしいので、2口でやめておいた。

あと口がめっちゃ悪いので、早くなんか食べたい。
昼飯だ昼飯!!


お昼ご飯はさっき看板みつけたお蕎麦屋さんにしようと思う。
泉源公園から引き返していく途中、というか、この泉源公園のすぐとなりに炭酸せんべいの老舗「三ツ森」さんの工場店舗がある。
が、本日はやっていなかった・・・・。
いつもはここで炭酸せんべいを焼いているところをガラス越しに見ることができて、切り落とす回りの部分を味見でくれたりしてるのだが。残念。


で、昼飯。

「たたらそば」という緑がかったおそばと「信州そば」の2色盛り。
ここは10割そばを出す店で、この見たことがない「たたらそば」が名物らしい。
そもそもたたらそばとはなんぞや?
店員さんに聞いてみると韃靼そばのことらしい。
なんだか苦みがある。体にはよさそう。でも私は信州そばのほうが好みだなぁ・・・。

おでんを1品サービスでお好きなものをどうぞと言われて厚揚げをいただく。
麺とおでんって、香川の讃岐うどん屋かっ(笑)
でも、しっかりだしがしみて色が黒っぽくなっている厚揚げは美味しかった。
コロナの影響でお客さんも少なくなって、回転率が悪いんだろうな。廃棄するくらいなら来てくれたお客さんにサービスで食べてもらおうってことかな?

それと、薬味についていたオレンジ色の立方体。
紅葉おろしかと思ってたのに、食べたらやけに酸っぱい。
どうやらそこら中にべたべた手書きで貼り紙貼ってある「乳酸菌たっぷりぬか漬け」らしい。
たしかに乳酸菌はたっぷり含まれていそうな酸っぱさだ。


おなかもいっぱいになったところで、ちょっとぶらぶら歩いて銀泉へ行くとしますか。
ちょうどお蕎麦屋さんの真正面に神社へ続く階段があった。
お風呂入る前の軽い運動がてら登ってみる。
駐車場にクロネコヤマトのトラックが停まってたなぁ~と思ったら、この長い長い階段を段ボールかかえてクロネコの兄ちゃんが登ってた。ご苦労様。


ここは源泉神社。
初詣ならぬ、「夏詣」ののぼりがあがっていた。
夏にきたら涼しくてよい。階段上り下りで汗かいたら温泉にも入れるし、これは超オススメ(笑)


階段上り切ったら鳥居をくぐるところで大きな藁の輪っかをくぐって境内へ。
この輪の中にうまく入って写真撮ったら「インスタ映え~~!!」とか言って若い女子は喜ぶのだろうな。


鳥居くぐったら真正面に正殿があるが、すぐ右手にあるハイキングコースに続く階段が気になった。
ちょっと登ってみたが、すぐに倒木だらけで先へ進めない。
先日の大雨で木が倒れてしまったようだ。これはしばらくまた六甲山ハイキングは無理だなぁ・・・。

途中階段の隅っこにひっそりとカジカガエルが擬態ごっこをしていた。
あんまりにも枯れ葉と同化してたので踏んづけそうになってしまったぞ。


神社から降りてきて銀の湯へ。
こちらは無色透明の炭酸泉。この水で炭酸せんべいができるのか~。(ホントに??)

こちらもガラガラですいている。金泉よりもさらに空いている。

湯は・・・。やっぱり無色透明で無臭だと温泉っぽさが弱い。
もちろん炭酸効果はあるんだろうけど、やっぱり金泉のほうが有馬の湯に入った!という実感が沸く。
ただ空いているのでゆっくり入れてよい。
たぶん、観光客がたくさんいるシーズンでも、金泉よりは銀泉のほうが空いてるんだろうな。駅からこっちの方が遠いし。

銀泉はそもそも源泉の温度が18度と低い。温泉といいながら水なのだ。
金泉の源泉温度が98度なので、銀泉の風呂に入ろうとおもったら源泉を沸かしなおさなければならない。
金泉のような「あつ湯」はなく、普通の風呂の温度だった。
金泉のあつ湯、よかったなぁ・・・。


そしてお風呂上りには豆乳ソフトクリーム!!!
風呂上りはやっぱりアイスですよアイス!
いや、フルーツ牛乳も捨てがたい。
しかし有馬温泉に来たのならやっぱり有馬サイダーか??
ここにはすべてあります。

この豆乳ソフトクリーム、黒豆ソフトとミックスを頼んだのだが、黒豆ソフトはしっかり黒豆の味、豆乳ソフトは豆腐の味がちゃんとする。
さっぱりしていて風呂上りにはオススメ。

デザートたべて火照った体を冷まして、ぶらぶらお土産を買いながら駅に戻る。

お土産に買ったのは、金泉焼き(醤油味のあんこ餅)、炭酸せんべい3種類、有馬温泉名物カメ印の石鹸と化粧水ミストとTシャツ、そして有馬サイダーのキーホルダー。
なんじゃかんじゃといろいろ買ってしまった。
何度も来たことあるのに~、そして近いからいつでも何度でも来れるのに(笑)。

また行こうっと。






台湾みやげ インスタントラーメン

2020-02-28 | 旅のコト
台湾のカルフールに「これがイチオシ!」と言わんばかりに幅をきかせてたのがこのラーメン。
牛肉麺って書いてあるし、いかにも台湾らしいので買って帰りました。
パッケージの写真には牛肉の塊が乗っていていかにも美味しそう。
でもあくまでイメージだけだろうということであまり期待はせずにいきましょう。
袋を開けるとなんかいろいろ入ってる。
ちょっとインスタント麺の割には高かった高級品です。
これはひょっとしたら期待できるかも…。
レトルトみたいな袋の中にもしかしたら大きな肉の塊がゴロゴロと…という期待を寄せて調理します。
おおおっ!!
ありました。肉の塊り!
割と大きなのが3つほど入ってました。
粉末スープと、調味油。
この油は辛そうなのでちょっと控えめにしました。
レタスなんかをトッピングしたら、本場もんらしくなりましたよー。
味も美味しかったし、お肉もホロホロで柔らかく煮込んでありました。
これはまた買って帰りたい商品です。味が3種類あったので、また台湾に行くことがあれば全種類制覇してみたい!

台湾みやげ ドリンク用のエコバッグ

2020-02-20 | 旅のコト
台湾はエコの意識が高い。
買い物にいっても袋には入れてくれず、そのまま品物が渡される。
スーパーでも「バックいるか?」と必ず聞かれるし。

そんな台湾で見つけた「ドリンクホルダー」が可愛くて便利。
タピオカドリンクを頼んだら超巨大なのが出てきて、これは一度に飲みきれない。なのでみんなこのドリンクバックに入れて持ち歩いているわけだ。
なるほど~。
ドリンクカップをそのまま持ってると片手がふさがって不便だし。手も冷たくなるし。

このドリンク用バックやドリンクホルダーが広まったのは、持ち帰り用のビニール袋が有料化されたからということなんだそうだが、雑貨王国台湾ではドリンクホルダーもハンドメイドのめっちゃかわいいのがいろいろ売っていた。






コーヒーショップのカップやタピオカドリンクなんかを持ち歩くのにはカップの周りにぐるりと巻いた布に持ち手がついてるだけの簡単なものをよく見かける。
買おうかと思ったが、こんな簡単なものなのに結構いいお値段。(1000円程度)

う~ん、ひょっとしてこれなら作れるんじゃないか?と思ってしまってなかなか手が出ない。
可愛いんだけど・・・。
そしたら、薄い生地のエコバック型のものを見つけた。これは安い。
買いだ!
しかも「袋走」(Bag To Go)ってのがまたまた可愛い。
台湾らしい小籠包やタピオカの絵柄のと、ピンクのフルーツ殻の2つ買った。
これは帰ってからさっそくお茶をいれたマイボトルを持って出勤するのに使用。
小さくたたんでフックがついてて、鞄の中とかリュックのひもとかにくっつけておくことができる。
生地が薄いのでたたむと本当に小さくなる。
いつも持ち歩いておいて、これからはコーヒーもグランデ買って持ち歩こう(笑)

もうちょっとしたら日本でもはやりだして、すぐダイソーとかで100円で手に入りそうだけど。




ちなみに、カップ用のドリンクホルダーはこんな感じです。
頑張って作りました!
台湾の雑貨屋さんで売っていたのはもっとしっかりした生地で作られていて、リバーシブルだったり、小さなコインケースが付いてたりいろいろ工夫されてるものもありましたが、これで基本的な役目は果たせます。
夏になったら冷たいドリンクを持ち歩きたいと思います。


台湾みやげ オートミールドリンク??

2020-02-20 | 旅のコト


ちょっと台湾に行ってきました。
海外旅行に行って楽しいのは地元のスーパー。台北にはカルフールがあり、いろいろ「いかにも台湾!」なお土産を探して買ってきたのですが、これはいったい何だろう??とさっぱり想像がつかなかったものがこれです。

見慣れたオートミールのロゴマーク。
漢字でなんとなく杏仁豆腐味なドリンクをイメージして買ってきたわけですが、オートミールのドリンクって何??(笑)
でもなんか体によさそうな健康食品であることは間違いない。

とにかく飲んでみることにしました。






袋から出してみると粉だけ。
あれぇ?パッケージの写真は完全にイメージですってことか(笑)
ナッツとかフルーツとかは入ってないのね。

お湯を注ぐと、これがなかなか溶けないではないか。
ダマダマになってしまって溶かすのに苦労する。
うーん、何かに似てるな、これは。なんだっけ?

そして飲んでみることに。いったいどんな味がするんだろう・・・。

あー。

あー。

あー。

味がない・・・・。

いや。やっぱり何か知ってるぞ、これは。
オートミールというよりはきな粉に近い。
あ!
はったい粉だ!!
あれに、きな粉をまぜた感じ。

しかも甘くない・・・。よく見るとパッケージに確かに無添加糖って書いてあるな~。
杏仁豆腐の味がするんだと思ってちょっと期待してたんだけど、まったくしない。

さて、この味のない飲み物をどうするか。
まずは砂糖を入れてみよう。

う~ん、微妙。もっとたくさん砂糖いれなあかんか。

飲めなくはないが、なんだかなぁ・・・。そうだ!




フルグラを入れてみた。

これでちょっと甘くなったし、レーズンとかナッツとかが加わってパッケージの写真っぽくなった気がする。
台湾の人、ほんまにこんなものいっつも飲んでるのかなぁ??
スーパーには結構なスペースとっておいてあったけど。しかもいろんな風味(いや、味はしないね)が置いてあったけど。

これでパンを焼いてみるかな?
アーモンドとかナッツの粉が入ってるみたいだから、パンとかクッキーに使えばひょっとしたら美味しくできるかも。

ちなみに、お腹はめっちゃ膨れます。
ダイエットドリンクとしてはお勧めです。