野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

2021あけましておめでとうございます

2021-01-01 | 写真のコト

毎年、その年の最初に撮影する写真はお正月の写真。
おせち料理だったり家族の姿だったり。
今年はコロナ感染予防のため、おじいちゃんの家には集合せず、LINEのグループトークを使ってのオンライン正月となった。
おせち料理は毎年おじいちゃんが作り、私やうちの子供たちが手伝ってお重に詰めていたのだが、今年はおじいちゃんのところに行かないのでうちで手作り。
といっても料理したのは黒豆と栗きんとんと煮しめ、里芋煮、煮豚くらいだが。
かまぼこや卵は買ってきたもの。エビと数の子はおばあちゃん家からもらった。
我が家には重箱がないので、大きなプレートにそれぞれに盛り付けてワンプレートおせちにした。

去年は自粛自粛でなんとなく撮った写真も例年よりは少なかった。
写真なんてどこにも行かなくても撮れるのに、そんなに撮ってなかったのはただの怠慢にほかならない。
今年、世の中の状況がどうなるかはわからないが、写真はもうちょっとちゃんと撮っていきたいと思う。これが去年の反省かな。
何か新しいことに取り組んでみようという気はあるけれど、その反面、特に新しいことを追い求めなくてもいいのではないかという気もする。
まぁとにかく、この状況の中家族みんなが1年無事に元気に過ごせたということがいちばんありがたい。今年も1年そうであってほしい。
健康第一!健康はお金では買えない。そして病は気から。心をしゃんとして日々過ごしていれば病気にもウィルスにも負けない強い体でいれるはず!
なので今年も心から楽しめることを探してアクティブにいきたいと思います~(笑)

それでは皆様本年もよろしくお願いいたします。

みかーん

2020-01-23 | 写真のコト

みかんを食べてたらものすごくきれいに皮がむけた。

で、ふとなんかこの皮の内側の白い繊維に目が止まった。
みかんとかソラマメとかの皮の裏側ってふかふかして気持ちよさそう。
なんやろか。このふかふか。

「みかんの白いスジには食物繊維がたっぷり含まれていてスジを取らずに食べるほうが体にいいですよ〜」なんて野菜ソムリエとしてはいつも言ってるわけですが、よくよく見てみるとなんだかイソギンチャクみたいで面白い。
で、モノクロにしてみたら面白いかも・・・とゴソゴソやってみた。



なんだかよくわからないかもしれませんが、
みかんです。
しかも皮です(笑)

2019年いちばんのお気に入り

2020-01-23 | 写真のコト

先日北ゼミメンバーが全員集合して、ひさしぶりに写真の話で盛り上がった。
やっぱりこのメンバーはいいな。
メンバーのみなさんや先生と話をしていると写真をやっててよかったなと感じることができる。
もちろんいつもは自分のセンスのなさに凹んでばかりで、他の人の写真を見ては「あんな風に撮りたいのになんで自分にはできないんだろう。どうやったらあんなセンスが身につくんだろう」といつも劣等感に苛まれる。
そんな悩み(?)を先生に話したら、「そんなことを言ってることがおかしい」と。
まずは続けること。そして結果を出すこと。
写真の世界はどんだけ頑張ったかという過程は関係ない、結果が全てだと。

確かに。確かに。おっしゃるとおり。

そしてセンスも経験も努力も足りない自分にはいきなり結果は出せないわけで、自分にできることといえばとにかく続けること。
センスがなかろうと、人になんと言われようと、他の人の写真のように撮れなくても、とにかくがむしゃらに続けてみようと思う。

よし!今年は頑張るぞ!!
まずは去年撮ったものを見返して反省だ。

・・・ろくな写真がない。
去年撮ってモノクロに仕上げた数少ない写真の中で、自分で一番いいなと思う写真はこれ。
竹中大工道具館で撮った写真。
カンナで削った木の薄い削りかすの絹の様な柔らかい質感。
こんなに薄く削れる職人技に感動。
この質感、うまく出せてるかな?
でも自分では好きな写真。

シュールレアリズムを写真で体験

2020-01-23 | 写真のコト

先日、シュールレアリズムの体験という授業を受けてきた。
そもそも「シュールレアリズム」ってなんぞや???
意味を調べてみても書いてある文章の意味がわからない。
超現実主義??は??
しかも、よく言う「シュールな」という意味合いとは違うらしい。

で、シュールレアリズムを写真に撮る実習。いろいろな小道具が用意されていてそれを持って各自撮影に行くのだが、どう撮ったらシュールレアリズムになるのかがわからない。
小道具は一番最初、部屋に入ってきた時に目についた譜面台にしたものの、さてそれをどう使うか。

まずは、「人間の意図が介在しない現実」というところで、譜面台をカシャンと落としてみてその落ちていく様を連写で撮ってみる。
うーん、いまいち。

つぎに、「ちょっとありえないシチュエーション」な場面を考えて、空中に登場させてみた。
お。これはちょっと面白いかも。

その他、いろいろ自分なりに「シュールレアリズム」を考えていろんなところに置いてみて撮ってはみたものの、写真を見た先生には「迷走してるね」と笑われる。
他の人たちが撮った写真をみて、やっとなんとなく「あぁ、こういう感じかぁ・・・」というのがわかる。
ほんと、飲み込みが遅いというか、センスがないというか・・・。

だまだ修行が足りません。
単車も写真も。






伏見稲荷山頂へ

2019-09-08 | 写真のコト


以前から行きたかった伏見稲荷山頂へ、家族そろって軽いハイキングがてら行ってきた。
実はウン十年昔、まだ高校生だったころ大晦日の晩に友達と登ったことがある。
山頂まで登って初日の出を見ようと思ったのに山頂についたら「日の出は逆の方角やで。ここからお日さんが見えるのはまだあと2時間くらいかかる」と言われて、すっかり明るくなった空の中しょんぼり山を下りてきたという笑い話。
あの頃はこんなに外国人観光客はいなかったと思う。

いかにも日本的な赤い鳥居が千本・・・いや絶対千本以上あると思うが・・・ずらっと山の上まで並んでるのだから、日本に来た外国人にとってみればそれはそれはぜひとも行ってみたい場所の一つだろう。

それにしても、多い。多すぎるぞ外国人。
人が途切れることがないので、誰もいない千本鳥居の写真を撮るのは至難の業だ。
さすがに山頂近くまでいけばそんなところまで登ってくる人は少ないだろうと思ったのだが、そこまで行くのが外国人(笑)
レンタルの浴衣着て草履履いてる若い子たちはそんなところまでは来ない。


少し人が減ってきたし、歩くペースもバラバラなので人がいなくなった瞬間にようやく1枚。
それでもすぐ後ろから人がやってくる。上からも下りてくる。
あぁ、忙しい!
そういえば今日は日曜日。


途中何か所も小さな祠があって、そこで休憩できるように茶屋なんぞがある。
この無造作に置かれた小さな鳥居はすべて奉納。
いちばん小さい鳥居でも3500円くらいするようだ。

伏見稲荷は商売繁盛の神様だから、お店や会社をやっている人たちがたくさん来るんでしょうね。
商売繁盛のお願いするのに、奉納料はケチってられないって?


今日はめちゃめちゃ暑いが、山の中は木陰でわりかし涼しい。
風がないのでムッとしてるけど、直射日光ガンガンのところをひたすら階段のぼっていくよりはいい。

それにしてもよくこんなところに鳥居を並べて建てたもんだな。いったいいつから始まったのかと気になってちょっとググってみたところ、江戸時代には鳥居がたくさん並んでいたようで、明治に入ってから全国の商人が商売繁盛の願掛けでたくさん奉納するようになったため数が増えていったのだとか。


もう一つ、伏見稲荷といえば出てくるのが狐。
狐と鳥居の願掛け絵馬(?)がありました。
キレイに半分こ、赤と白に分かれてかけられています。
ここでうちの子ら「やりた~~い」と言い出す。やっぱりね。


いちばんチビさんは「せいびしになれますように」と赤い鳥居の柱に書いて願掛けしておりました。将来は飛行機の整備士になりたいんだそうです。
真ん中はいつもの「バレリーナになれますように」のお願いを狐の方に書いてお願いしました。

ちなみに、この狐や鳥居はお土産として持ち帰ってもよいとのことで、願掛けしてる写真だけ撮影した後、お土産に持ち帰りました。
帰ってきてさっそく家の壁に飾ってあります。


いっぱい歩いて疲れたし喉が渇いたな~と思ったところで茶屋発見。
お。ひやしあめがある!
飲みたい!!
子供らぜったい知らんと思うし、飲ませてみよう。

私が好きな生姜味。甘くて生姜シロップが少し効いてることを説明すると恐る恐る飲み始めた。
「おいしい~~!!」
予想してたのと違って甘くて美味しかったみたい。
私がいろんな料理に大量に生姜を使うから、生姜の味がするよというとかなり警戒してたみたい(笑)

混雑はしてたけど、山登りもできたしいろいろ私にとっては懐かしいこと、子供にとっては初めてのことも体験できたし、面白い1日だった。

そして京都に行けば必ず買って帰るのが生八つ橋。
このニッキ味がうちの子ら食べられるんですねぇ。なかなかあの味好きな子供いないと思うけど。

私、昔からモネが好きだったみたい

2019-07-11 | 写真のコト


兵庫県立美術館の印象派展を見てきた。モネ、ルノワール、セザンヌ、シャガール、ピカソ・・・といった有名どころが勢ぞろい。
ひと通りじっくり見た後で、今回の展示の中で一番好きだな~と思ったのはモネの「ヴェルノンの教会の眺め」という作品。川沿いに建つ教会とその映り込みを描いた1枚。水面に映ったほうの描写はモネらしいタッチで描かれてるのと対照的に、現実の風景の方はしっかり繊細に描写されていて、モネの睡蓮のイメージが強い私にはちょっと意外な感じがしたから。

先日直島でモネの睡蓮を見てきたばかりで、モネづいているこの頃。
さっそくその影響を受けて、だが絵を描く才能はないので、写真加工アプリで写真を絵画調にお絵かきしてみた。これがなかなか楽しい。
ちょっと絵が上手になった気分が味わえる(笑)

ところで。
モネの絵が気に入ったのでミュージアムショップで図録と睡蓮のハンカチやメモ帳などを買いあさっていると、なつかしい絵を発見。
今回の展示には含まれていないのだが、モネ関連グッズとしてショップで販売されていたものの中に「日傘をさす女性」のクリアファイルがあったのだ。

「あ!この絵!ずっと部屋に飾ってた~~、私」

初めてヨーロッパ旅行をした大学生のころ。それまでまったく美術には興味がなく美術館など足を踏み入れたことがなかったのだが、フィレンツェのウフィッツィー美術館がツアー工程に入っていたため訪れた。
そこで衝撃を受けたのが「美術の教科書でしかみたことない絵の本物が目の前にある~~!!!」という感動。「ヴィーナスの誕生」だった思う。

急に美術館めぐりに興味がわき、イタリア周遊のあとパリでフリーな日が1日あったのでルーブル美術館へ行こうとしたら、なんとまさかの定休日だった・・・という残念な想い出がある。

で、そのヨーロッパ旅行のどこだったか忘れたが、どこか路地にある怪しげな土産物屋で買ったのがモネの「日傘をさす女性」のフレーム。15センチ角ほどの小さな絵だったが、部屋に飾りたいと思って買って帰った。
たまたまモネの絵しかなかったのか、数点ある中からモネを選んだのかは忘れてしまったが、とにかく当時にモネの絵を買って帰って自分の部屋にずっと飾っていたということは確かだ。
特に「モネのファン」という自覚はないのだが、モネの絵を意識せずとも毎日目にしていたのだから、自分の意識のどこか奥底にモネが刷り込まれていてもおかしくない。

「今日見た中でいちばん気に入ったのはモネ」から、「私、実は昔からモネが好きだった??」という発見をしました(笑)


現代アートと日本画に触れる

2019-07-01 | 写真のコト

昨日はゴールデンウィークに訪れたばかりの直島へ再び訪れる。
まさかこんなにすぐにここにまた来ることになるとは思わなかった。
写真の師匠と訪れる現代アートの旅。今日のテーマは「太陽の光」。

ゴールデンウィークはどこも混雑&大行列でほとんど中に入らずに外からざっと見て帰ってきたのだが、今日は地中美術館、安藤忠雄ミュージアム、そして杉本博司の護王神社の地下石室、千住博の石橋邸と、ゆっくり中も見学しながらアートを堪能した。

地中美術館はなんとも贅沢な展示。
たった3人のアーティスト作品をあの広い広い空間で展示。光の立体感を体感できる美術館。
これは平面で見ているだけだとわからない。行って実際に体感しないと・・・。
それにしても時間ごとに完全予約制でさらにそれぞれの展示を見るのにも一度に入れる人数制限がある。
そのおかげで、人がごちゃごちゃすることなく自分たちとアートのみの空間となる。空間アートの中に自分が入り込んだ感じ??

なかなか現代アートって理解しにくいけれど、理解しようとせずにもっと単純に楽しめばいいのねってことを実感。わからんなぁ~~と首をかしげながら見たっていいじゃない(笑)

朝から大雨だったけど、美術館から出てくると雨やんでる。すばらしい!
おかげで本村の家プロジェクトも傘をささずにまわることができた。

杉本博司の神社は神様が登る「目に見えない階段」を表現するために透過性の高いカメラのレンズを作る光学ガラスで階段を作ったのだとか。そんなことを聞くと「え!いくらかかったん??」などといやらしいことを考えてしまう。
この階段の下にはなんと手でほったという石室があり、古墳時代の古墳から神社を建てて神様を祭る時代への遷移を表現しているのだとか。


もともとこのあたりに本当に神社があったそうだ。直島が廃れてしまって神社も跡かたなくつぶれてしまったところにアートが島を、神社を救った。
GWに来たときにも感じたが、今日も外国人が多い。世界的に有名な現代アーティストの作品が島じゅうあちこちにちらばっているという島は確かに珍しいのかもしれない。

そしてこの空!なんと快晴!!
曇ったり晴れたり雨降ったりと1日のうちにころころ変わる天気。でも外をぶらぶらしている間じゅうは雨はやんでくれていた。日頃の行いがいいからね~。


かの有名な黄色いカボチャも今日は誰もいない。路線バスが到着すると人がぞろぞろやってくるのだが、またバスに乗って行ってしまうので今が撮影チャーンス!
この水玉は水蒸気なんだそうな。
草間彌生には水蒸気が見えるらしい。彼女が見ている世界ってどんなんやろか?

お土産ショップでこの赤かぼちゃ黄かぼちゃのキーホルダー売ってて可愛らしかったので買おうかと思ったら、となりに手ぬぐい売ってたのでそっちにした。
夏場は日焼け予防と汗拭きと、カメラのストラップずれ防止のため首に手ぬぐい巻いてることが多い。
実用的でいいお土産がゲットできた。すぐ開封。さっそく使う。今日着てる黒いTシャツに黄色のかぼちゃ柄の手ぬぐいが妙にマッチしている。
ランチ食べに入ったカフェの店員おにぃさんに「その草間さんの手ぬぐい、色が服とあってておしゃれですね~」とさっそく褒められていい気分(笑)

その後、家プロジェクトをいくつか見る。
最後に入った千住博の襖絵と壁一面に滝を描いた「ザ・フォールズ」が圧巻!
襖絵の方はじわじわ来る感じ。フォールズは一歩足を踏み入れた途端にわぁ~っと来る感じ。
これはもう1回見に来たいな。でも混んでないときにね。30分くらいおりたい。
展示に使われている日本家屋がまたいい。かつて製塩業を営んでいた石橋邸を再建し、自然光をうまく取り入れて作品をみせている。なので作品の展示されている部屋に照明は一切ない。
うすぐらい空間に一筋の光がはいってきて、壁一面にかかれた滝にあたって光が広がっていく。
足元の床はピカピカにみがかれていて光と滝の絵を反射し、360度滝に包まれていく。

ところで、千住博といったらあの人でないかい??千住3兄弟の・・・。
一番上が博さん、日本画家。弟が明さん、作曲家。確か大河ドラマの主題歌作ってたよね?
そして妹が真理子さん、バイオリニスト。
たまたまちょっと前に「千住家にストラディバリがやってきた日」という本を読んだ。
この芸術家3兄弟の母親が書いた本で、千住真理子がヨーロッパの貴族邸に長年保存されていたストラディバリウスを手に入れた話。その時の何億という支払いにこの兄たちが奔走したということが書いてあった。
こんなにすごい芸術家が3人そろってても、ストラディバリウスひとつ手に入れるのは大変なのね~。

いやはや。
日本画にちょっと興味がわいた。

ラピュタの世界? 友が島へ

2019-05-08 | 写真のコト


以前から一度いってみたいと思っていた場所「友が島」。
「ラピュタの島」とも言われている。
崩れた砲台跡や弾薬庫跡などが残っており、人間が作った人工物が自然の中で朽ち果てていく様子がラピュタで描かれている世界と重なる。

この島は和歌山県にある。
和歌山県の加太港からフェリーで20分。地図で見ると和歌山と淡路島の間に位置しており、うちからだと淡路島から船を出してほしいと願うばかりだ。和歌山までいくのに2時間ほどかかるので・・・。

ゴールデンウィークは人がいっぱいなのは想定済み。フェリーに乗れなかったら乗れなかったで人形供養の神社とかその辺ぶらぶらして帰ろうかと思っていた。
友が島汽船のフェリー乗り場に行くと整理券を配っている。現在11時。配られたフェリーは13時半の船だという。島に着くのは2時ごろ。島からの帰りのフェリー最終は4時。島内は歩いてまわると2時間くらいかかるということなので時間ギリギリだ。
しかもこの人手で最終のフェリーに乗れなかったらどうなるんだろう?
もしかして島に取り残されてしまうのか??
シータとムスカのように共に手を取り合ってこの島で生きていかねばならないのか?
などと心配になったので整理券をもらうときに聞いてみると、「積み残しがでますんで、ピストンで迎えにいきます。4時に港におってくれたら向こうでも整理券を配ってるんで、全員ちゃんと連れて帰ります。あー、でも島の中で隠れとったらあかんでー(笑)」
ということらしい。
なので帰りの船の心配はいらない。よし。13時半の船に乗ろう!

うまい具合に時間ができたので、この間に人形供養の神社もまわってしまおう。お昼ご飯は参道にある店でしらす丼を食べた。
まだまだ時間がある。加太港はなかなかのんびりしたいい場所で海もきれい。海水浴場があって広い公園がある。駐車場もめちゃ広く、桟橋で釣りをしに来ている人も多い。
桟橋に座って1時間ほど海で漂っているクラゲをぼーっと見る。こんなにただただぼーっとクラゲを見ているだけなんてなんと贅沢な時間の使い方。結構きついスケジュールになると覚悟していたのに、予想に反してえらくゆったり過ごしている。

フェリーの時間になった。念願の島に上陸。おおおお、セミが鳴いてるぜっ。まじかっ!
ほとんどの人が左に向かって歩いていくので私たちは右ルートで行く。ひねくれもの。
第2砲台跡は爆破されたらしくかなり崩れていた。崩れたレンガ造りの物々しい砲台跡はのどかな黄色い花と緑の草に覆われている。確かにラピュタっぽい。
どんどん歩く。道はかなり本格的なトレッキング道。ちゃんとした靴を履いていかないとダメだ。階段あり、根っこあり、岩あり。




第1砲台跡、灯台などを見て、最後によく写真で見る第3砲台跡と弾薬庫跡を見に行く。
ここが一番の見どころだ。
弾薬庫跡は中に入れるが、電気がないため真っ暗だ。階段もくずれていて足元が危険なので懐中電灯がないと歩けない。持ってきてないのでスマホライトを頼りに恐る恐る歩く。
ひぇぇぇぇ~~~怖っ。細い通路の先に階段があってさらに地下に降りていく。その先にまた細い通路があり大きな空っぽの部屋につながる。ここに弾薬が保管されていたんだな。
迷路のようになっていてどこをどう歩いてきたのかさっぱりわからない。地下に降りたり、地上に出たり。
怖いけど楽しい。
ちょうどいい時間になったので桟橋に戻る。最後のフェリーの時間だがぜったいに船に乗り切れない人数の人がいる(笑)
でも迎えにきてくれるから大丈夫。整理券をもらってアイスを食べながら船を待つ。
ここももう1回来たい。人が少ない時に。
島の半分しか歩いてないので、全部歩いて見てみたい。島の自然がいい。海もいい。道もいい。


直島へ

2019-05-08 | 写真のコト


1泊2日香川の旅、2日目は朝一番のフェリーで高松港から直島へ。
1時間くらいの短い船旅だが、とても大きくて立派なフェリー。
ゴールデンウィーク10連休というのもあって人手も多く、フェリーの切符売り場にはすごい行列ができていた。ここのフェリーは来たもの順。
切符も時間指定して買うわけではなく、乗船開始30分くらい前から発売されるので、乗る船の時間に合わせて港にいき、切符を買ったらそのまま並んで乗るといった感じ。
なのであんまり人数が多いと乗りきれずに次のフェリーで・・・ということになってしまう。

一方。
直島では時間を指定してあらかじめ予約しておかないと入れない「地中美術館」が人気だ。
私たちも最初はそこに行く予定だったが、いざネットで予約をいれようと思ったらすでにその日の分はすべて満席。だいたい時間が読めない。何時のフェリーに乗れるかわからないので、何時に美術館の予約とったらいいのかわからない。
それに人がいっぱいだとゆっくりした気分でまわれないので、地中美術館は今後のお楽しみにとっておくことにした。
意外と高松までは近い。高速バスにのれば我が家から2時間程度で着くことがわかったので、また行こうと思っている。

直島に着くと島内では路線バスが走っているが、何百人も乗れそうなフェリーが到着して、それに乗っていた人たちがみんな路線バスで移動するのかと思うとぞっとする。
なので、バスには乗らずに歩いていくことにした。歩いても最初の目的地までは30分くらい。

最初は「本村」というエリアで古民家再生アート「家プロジェクト」を見る。
家をまるごとアート作品にしてしまうというものだ。
中に入るにはいちいち入場チケットが必要みたいなので、面倒くさいのでやめた。外からでも十分楽しめる。

お昼ご飯も古民家再生カフェで直島名産の「海苔」をどっさり乗せた「のりのり丼」をいただく。
豆腐と豚肉を卵でとじたどんぶりに刻んだ味付け海苔がてんこ盛り乗っている。
味付けもちょっと薄めで歩き回って疲れた体にちょうどいい。

お昼ご飯を食べた後は路線バスに乗ってみる。地中美術館のある方面へ向かうバスだったので案の定ぎゅうぎゅう詰め。でも10分ほどで到着。
美術館の手前にベネッセがやっているリゾートホテルがある。なんと立派な・・・・。さぞかし高いことでしょう。
景色は最高。海は目の前。
ここで散歩する。桟橋の先端まで行くと潮で岩がけずられて凸凹している。
洞窟のように穴が開いてるところもあり、完全に穴が開いて通り抜けれるようになっているところもあった。
写真を撮っているとその岩のところを歩いている人がいるのに気づき、行ってみることにする。

そして無謀にもこの写真の右側の岩にあるほそ~~~い穴の通り抜けにチャレンジ!
しまった。リュックサックが引っかかる。
リュックがなければすんなり通れるほどの幅。でもリュック背負ったままでは無理。
砂浜をぶらぶら歩き、写真を撮りつつ港へ戻る。

帰りは直島から岡山の宇野港へ船で渡る。時間によってフェリーだったり小型船だったり。でも料金は同じ。
結局ギリギリの人数で小型船に乗れた。私たちの後ろに並んでた人たちは船に乗り切れずに1時間後のフェリーに並びに行った。
船の上から直島の反対側を見ると、これまたまったく違った荒々しい表情がうかがえる。
そして岡山のなんと近いこと!こんなに近かったのね・・・。
岡山からJRを乗り継ぎ乗り継ぎ帰ってまいりました。
あー、よく遊んだ。

香川の「おいり」

2019-05-08 | 写真のコト


ゴールデンウィーク前半は仕事。
後半の前半(ややこしい?)は写真の友と女二人旅。1泊2日で香川へ。

香川出身の彼女に以前教えてもらった香川の伝統菓子「おいり」を手に入れたくて、お土産屋で探すとちゃんとおいてあった。この淡い色がとっても可愛らしい。

もち米でできた軽い食感のあられのようなものに砂糖がかけてある。
とっても壊れやすいデリケートなお菓子なので、ぎゅっとつかむとボロボロ崩れてしまう。
家に帰るまで崩さずに持って帰れるといいが・・・と心配だったが、ちゃんと崩れずに残っていた。
あまりに軽い食感なのであんまり食べた気はしない(笑)
こんなに可愛らしいお菓子なのでお上品に食べたいところだが、ガバガバ食べれてしまう。

ところで、この味どこかで食べたことがあるような・・・。
おいりは初めて食べたのだが、食感といい、ほんのりとした甘さといい、この味は絶対に食べたことがある。
何かに似ているが、何だかわからない。
そんなことを思いながらバクバク食べてたら、はっと思いだした。

子供のころ、お茶を習っていた母親がよく持って帰ってきてくれたお茶席のお菓子で「うちわ」の形をしたふわふわの甘いせんべい(?)だ。
お盆のころになると売ってるやつね。
「うちわ」は平べったいけど、味も食感もよく似てる。

それにしてもこの「おいり」、よくこんなに真ん丸に作れるもんだ。どうやったらこんなに真ん丸にできるのか?ちょっとでも触ると崩れてしまうのに。

あっという間に食べてなくなってしまったので、今度見つけたときには大量に買って帰ろう(笑)