野菜ソムリエプロtamitanのブログ

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青春18切符の旅 高山 ~陣屋編~

2020-08-22 | 旅のコト

飛騨高山の朝は朝市から始まる・・・・ってなわけで、朝市へ。
陣屋前朝市と宮川朝市があるが、陣屋は後でゆっくり見に行くのでまずは宮川朝市に行ってみよう。
なにか美味しいものはあるかな?朝ごはんをここで食べるつもり。

宮川朝市は川沿いに店が出る。
しかし、これは・・・ソーシャルディスタンス??露店と露店の間にかなりのスペースがとられている。
コロナに配慮されているのはいいのだが、若干さみしい。とうぜん、出店している店の数も通常よりは少ないはず。

野菜が安い。とくに、飛騨のトマトが美味しい。真っ赤でりっぱなつやっつやのトマト。食べた~いけど、こんなに食べれないし持って帰るわけにもいかない。つぶれてしまう。
トウモロコシも安い。

端から端まで歩いてよくお店を吟味。朝ごはんになりそうなものは焼き立てのクロワッサンとコーヒーかな。


というわけで、まずはクロワッサン屋でバタークロワッサンを1個買う。

飲み物が欲しいなぁ、クロワッサンにはやっぱりカフェオレ・・・などと思っていたら、ちょうど振り返った反対側にコーヒー屋が出ていた。

若いおにーちゃんがラテアート描いてくれるらしい。「好きな動物はなんですか?」と聞かれたので「トラ」と言ったら一瞬困ったような顔をしたが、ちゃんとトラにしてくれた。
ネコ科なので、ネコが描ければトラにアレンジできるはず。

コーヒーとクロワッサン持って河原に降りる。
大きな石に腰かけて朝ごはん。外で食べるのは気持ちい。
気持ちよさそうなのは川にいるカモたち。
どうみても「遊んでるやろ」としか思えない勢いで川に流されていき、泳いでまた上流へもどってきては流されて・・・を繰り返している。
えらくたくさんのカモが一度に流れていくので、見ていて非常に楽しい。

宿にチェックアウトしに戻る。
チェックアウトも鍵をボックスにドロップするだけ。素泊まりプランしか存在しないので、追加料金などは発生しない。つまり清算不要なのでカギを返すだけでよい。
Wifiも使えたし、いい宿だ。また高山に来ることがあればせひここに泊まりたい。


少し陽が高くなってくるととたんに暑くなってきた。朝は結構涼しかったのだが。
お目当ての陣屋へ。陣屋前にも朝市でてるけど、店の数は宮川の方が多かった。

この陣屋、代官所跡なのだが、なんと日本で現存する唯一の場所らしい。

イメージとしては水戸黄門とか暴れん坊将軍なんかの最後に悪人が裁かれるシーン。
結局有罪を言い渡された悪人が逆切れして切りかかるものの取り押さえられて一件落着っていうあの場所。

入館しようとしたらコロナ対策の説明を受けた。メールアドレスの登録をお願いしますって。もしも同じ時刻に入館した人のなかから感染者がでた場合、市からメールで連絡が来るそうだ。
こういうことは手際のよい友人にまかせる(笑)



中に入ると想像をはるかに超えて広い。
いやぁ、広い広い。すご~く広い。
表の門から見えるところはそんなに広いとは思わないのだが、靴をぬいで中にあがるとお屋敷の中がめっちゃ広い。お庭を囲むように廊下が張り巡らされており、どこがどこなんだかわからなくなってしまいそうだ。

床も柱も丁寧に磨かれていてピカピカだ。よく手入れされている。


気になったのがこのウサギちゃん。
やたら目にするのだが、どうみてもウサギだよなぁ。しかもなーんか愛嬌あって可愛い。

あとでこのウサギに関する資料を読んだのだが、これは釘隠しというらしい。このウサギのデザインは当時流行したもので、ここだけではなくいろんなところで使われていたのだとか。


御台所。こんな釜で炊いたご飯は美味しいだろうなぁ・・・。
当時は飛騨牛食べてなかったんだろうけど。


そしてここがそれそれ。悪人を拷問にかけて悪事を吐かせる場所。
三角の石の上に座らせるとか、けっこう痛々しいことをやっていたそうだ。

やっていなくても吐くわな。


蔵も公開されているとのことで見てきた。蔵の中に貴重な資料が展示してあり、じっくりと説明を読んでまわる。それほど歴史オタクではないのだが、なかなか興味深い資料が多かった。

そして年貢のコメは2000俵ほど保管できたらしい。
ドドーン。

陣屋満喫。結構面白かった。


陣屋の前の赤い橋を渡ってすぐのところにあるわらび餅屋さん「早蕨」。元観光バス運転手に教えてもらったお店だ。ここのわらび餅をぜひ食べねば!!

店の前に行列はできていない。あれ?有名なお店のはずなんだが・・・まぁこっちにとっては好都合。
店に入るとあったあった本わらび粉100%で作られたわらび餅。
もう今や、本わらび100%のわらび餅なんてめったに食べられない。
デパ地下の有名な高い和菓子やさんで買ったわらび餅ですら100%本わらびではなかったりする。

「3つください。1個今すぐ食べます。2個持って帰ります。」というと、お箸とごみを入れるビニール袋をつけてくれて、「食べ終わったらこれにごみを入れてまた持ってきてください」と言ってくださった。ポリ袋有料化されたところなのに、なんというサービス。

川のちかくの大きな岩に腰かけてさっそくいただく。
お箸で持ち上げるとトロ~~っとたれる。柔らかい。でも弾力がある。甘さも控えめ。
まずは黒蜜で。そのあときな粉をかけて。きな粉には砂糖が入っていないため、黒蜜の甘さときな粉の香ばしさが存分に味わえる。
いやぁ、これは美味しい。ひさしぶりに食べた本物のわらび餅。
昔、大阪の新梅田シティーの地下に美味しいわらび餅のお店があって、よく行ったなぁ。そう思って検索してみたらそのお店はまだあるようだ。今度機会があれば行ってみよう。

ちなみに、やはりこのわらび餅屋は人気店のようで、古い町並みをぶらぶら歩いて戻ってきたときにはもう「本日分は終了いたしました」と閉まっていた。
よかった、3つも買えて。買いたい人は朝のうちに行ってください。


つぎは「大のや醸造」さん。お味噌やお醤油を作っているお店。
実は自分の好みにあう醤油をずっと探し続けている。いろんな醤油を買ってみるのだが、どうも塩気のとんがった醤油が多く、料理の味がキマらない。

朝市で別の店で味噌を買った。
飛騨は酒、味噌、醤油などの麹発酵ものの食文化圏。きっとおいしいお醤油があるはず。

「四年醤油」とかかれた看板が目にとまり、中に入ってみることにする。
このお店では生醤油、一年醤油、四年醤油の3種類の醤油を販売。それぞれ味見ができ、順番に味見してみたところ、四年醤油だけとびきり味が違う。生醤油も一年醤油も美味しいのだけど、まろやかさとコクの度合がまったく違う。
友人と顔を見合わせ、「コレ美味しい!」と。
決まり。買って帰ろう。いや、持って帰るの思いからまとめ買いして宅配してもらおう。
そんなわけで、1リットルを3本お買い上げ。送料無料になった。


味噌も作っているので味噌汁の味見もできる。
が、朝市でお味噌は買ったのでここでは浮気をせずに醤油だけ。きっと味見したら味噌も欲しくなる。
ぜったい美味しいに違いない。


飛騨の駄菓子屋さんがあったので子供たちへのお土産に豆板を買う。
子供たちへの・・・といいながら、自分が食べたかったのだが。こういうお菓子大好き。

飛騨の塩せんべい、たまりせんべいも大好きなんだが、ぜったいに持って帰る途中で割れる。
なので今回は買わない。車で来るとお土産は荷物を気にせずに買えるからいいけれど、逆にリュックの旅だとお土産も吟味されるのでそれはそれでエコでよろしい。

帰りの列車はなんと2時台。それを逃すと友人が帰宅できなくなってしまう。
もう高山の町並みも3~4周歩きまわって、お土産も思い残すところなく買えたので、暑さにばてて30分以上待ち時間があったが駅へ行くことにした。
駅のベンチにすわって改札が開くのを待つ。そうです、なんと発車の時間にならないと改札が開かないのです。年がら年じゅう自動改札で行き来ができる都会とは大違い。

各駅停車でゆられて昼寝をし、岐阜から名古屋に一足のばして名古屋で味噌カツたべてういろう買って帰る予定だったのに、まさかの落雷による信号トラブルで40分停車。
えええええええーーーーっ。
おかげで乗り継ぎがうまくいかず、名古屋行きは断念。そのまままっすぐ神戸に帰ることにしました。

おかげで、予定よりは早く神戸に着いたけれども。
味噌カツとういろうはまたの機会に。

青春18切符の旅2020年終わり。
また来年もどっか行こうかな?





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