今年はなかなか美味しいイチジクに当たらない・・・。
1箱買って美味しいと思えるのは1個くらい。固くて渋い。
そこで、美味しくなかったイチジクの利用方法をお教えします!
イチジクには「フィシン」というタンパク質分解酵素が含まれています。
なのでイチジクと肉を一緒にしてしばらく置いておくとお肉が柔らかくなる効果があるんです。
ちなみに、酵素は70度以上になると働かなくなります。
酵素が働くのは常温~50度程度。
ですから、炒めるときに加えてもお肉が柔らかくなる効果は期待できません。
また、タンパク質は加熱すると固くなる性質があるため、加熱する前に酵素で柔らかくしておいてから焼くなどの調理をする必要があります。
というわけで、美味しくなかったイチジクをざく切りにして、豚肉スライスと一緒にポリ袋に入れて軽くモミモミして置いておきました。
酵素が働きやすいように常温で放置。
その間に他の料理をしていたら、すっかりお肉のことを忘れて30分以上放置していました。
「はっ!」と思ってみてみると、なんだかドロリとしたペースト状に・・・。
酵素の働きは目で見てもわかるほど明らかに肉が柔らかくなっています。
っていうか、ほとんど溶けています(笑)
これ、焼いたらどうなるんかな??
焼いてみました。
ボロボロです。
完全に分解されつくしています(笑)
まるでツナ缶。
そぼろ・・・というよりは、もっとドロッとしたパテ状態。
これはフランスパンとかに塗って食べたら美味しそう!!!
もはや違う食べ物になってしまいました。
漬け込むお肉はうす切りスライスではなく塊のほうがよさそうです。
もしくは、もっと短時間で料理しないと、こんなことになってしまいます。
完成。
ペーストになりました(笑)
味付けはお醤油のみ。
イチジクの甘みがあるので、味は美味しいです。
めっちゃ柔らかいです。
まるで離乳食。
小さいお子様にはむしろこっちの方がよいかもしれません。
消化はよさそうです。
今日はこのペーストをレタスで巻いて食べました。
それはそれで美味しかったです。
イチジクの「フィシン」のタンパク質分解力を実感しました!!!
すごいです。イチジク。