野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

ポップコーンマシーン

2006-01-30 | カナダのコト
先日スーパーに買い物に行ったらポップコーン用の乾燥コーンを売っていたのでついつい買ってしまった。
作り方は「フライパンにオイルと塩とコーンを入れてフタをして炒るか、どんぶりにフタをしてレンジで5~6分温める」と書いてある。
ポンポンとはじける音がしなくなったらできあがり。

まずは電子レンジで作ってみた。レンジから出すタイミングが難しい。
早すぎると生コーンがまだ底にたくさん残ってるし、長すぎると焦げてしまう。
ポンポンという音の間隔がだんだん長くなって来た頃が判断のしどころ。
今回は割りとよくできていたが、どんぶりの底のほうはすこし焦げていた。
上から塩をふりかけたが、やっぱり溶かしバターでないとポップコーンに塩味がからまない。

ところでカナダにいたときはポップコーンを作るための専用マシーンがあった。
コーヒーメーカーぐらいの大きさで、コンセントをつなぐと熱風がでてきて中の温度が上がっていくしくみ。
風の勢いでできあがったポップコーンはくるくると回り、どんどん筒の中がポップコーンだらけになっていく。そして次第にあふれ出し、できたてのポップコーンをボールで受ける。
これだと、はじけたものはどんどん風の勢いで外へとばされるので、いつまでも熱風にさらされて焦げてしまうことがない。
また、まだはじけてないものは筒の底のほうでくるくる回り続けるので、硬いコーンが混じることもない。
いつもでっかいボールにいっぱいポップコーンを作って、溶かしバターを上からまぶし、出来立てのあつあつポップコーンをほおばりながらムービーなどを見ていたものだ。

やはりポップコーンはできたてのほうが断然おいしい!


ロブスターディナー

2005-12-09 | カナダのコト
クリスマスが近づいてきた。
カナダ東部でごちそうといえばなんといっても「ロブスター」!
とくにPEI(プリンスエドワード島)がロブスターで有名だが、その他にもノバスコシア州やニューブランズウィック州も安く新鮮なロブスターが食べれる地域だである。
私はノバスコシアを旅したときに、BADDECK(バデック)という場所にあるロブスターディナーのレストランに入った。このあたりは漁港が近くにあるため、新鮮な魚介類が豊富でシーフードレストランがたくさんある。

おいしいロブスターを安く食べたいなら、漁港近くの庶民的なレストランが一番だ。
都会のファンシーレストラン(高価で店構えが立派なレストラン)でロブスターを食べようとすると100ドル近くはする。(消費税15%とチップ15%が上乗せになるのを忘れてはいけない)
トロントにあるCNタワーの上の展望レストランでは「ステーキアンドロブスター」が$110となっている。
しかも出されるのは、前菜のスープかサラダ、パン、メインのロブスター、食後のコーヒー、デザートのアイスクリーム程度である。トロントのダウンタウンにある結構有名なシーフードレストランでロブスターを食べたことがあるが、出てきたロブスターは半身で、しかも乾燥して身がカチカチでちっともおいしくなかった。その上、たっぷりマヨネーズをかけて味がごまかされているため、ロブスターの味はわからない。

ノバスコシアでは、ロブスターディナーを頼むとたいてい前菜のクラムチャウダーとムール貝は食べ放題だ。私が入った店では、まずロブスターの重さが選べてそれにより値段が異なる。もちろん丸一匹でてくる。一番小さいものを選んでも十分食べ応えがあり、たしか50ドルくらいだったと思う。この店ではなんとデザートのケーキまで食べ放題。
クラムチャウダーがとてもおいしくておかわりしていたら、バケツにどっさり入ったムール貝がやってきた。溶かしバターに浸して食べる。ロブスターが来るのを待つ間ムール貝やクラムチャウダー、パンは食べ放題で何度も「おかわりいる?」と聞きにきてくれるのだが、そんなに食べていたら肝心のロブスターが食べれなくなってしまう。
そしてメインのロブスター。もちろんマヨネーズなんて乗ってません。丸ごとボイルしただけで、これも溶かしバターにつけて食べる。食べやすいように半分に割ってくれるとかいった余計なサービスはないので、ロブスターと格闘しながら食べるのである。テーブルセンターには「ロブスターの解体方法」が図解されていた。
かなりお腹いっぱいなのだが、デザートは別腹。
なんといっても「パイ」が美味いのである。私のお気に入りは「ココナッツクリームパイ」。カナダ人の間でも人気メニューのひとつだ。

カナダでデザートを頼むなら、ショートケーキ類はやめておいたほうがよい。日本のと違ってクリームは砂糖がざらざらした「アイシングクリーム」といわれるもので、ネバーっとのびて非常に舌触りが悪く、とにかく甘い。スポンジもパサパサしててまずい。
パイ類やチーズケーキは割とおいしい。ココナッツクリームパイのクリームはフレッシュクリームの中に千切りスライスのココナッツがたっぷり入ってて、甘さ控えめ。
見た目はごっついのでビビるけど、わりとぺロッと食べれるのである。

チャーリーとブドウ畑とアイスワイン

2005-10-05 | カナダのコト
ナイアガラのショッピングモール「ナイアガラスクエア」にある「Zeller's」という日用品スーパーマーケットにて100ドル(8000円くらい)で買った私の愛車「チャーリー」(マウンテンバイク)。
こいつのおかげで行動範囲がかなり広くなった。
ナイアガラタウンを一応バスは走っているが、なんといっても車社会。バスなんて実用的なものではない。バスを待ってるより歩いた方が早かったりするが、その距離は半端じゃない。バス停1区間歩くのに30分くらいかかる。

ナイアガラ周辺はワインの産地としられ、中でも凍らせたブドウから作る「アイスワイン」の産地として世界的に有名である。
このアイスワインは寒い寒い1月下旬から2月頃にかけて収穫される完全に凍ったブドウから搾り出したブドウジュースで作られる。ブドウの実は凍ると中の水分が氷の結晶となって外へでていくため、ブドウジュースは高度に濃縮される。そんな水分の少ないブドウの実から作るワインは非常に糖度が高く、シロップのように甘いワインとなる。
取れる量が普通のワインに比べて少ないため高価で、ハーフボトルで50ドルくらいする。(普通のワインならフルボトルで10ドルくらいで買える)

アイスワインで有名なナイアガラのワイナリーには「イニスキリン」や「ピリテリー」、「シャトーデシャルムス」などがあり、なんとナイアガラ地方には54ものワイナリーがある。これらすべてのワイナリーのマップは「The Niagara Winery Guide」で見ることができる。

写真はそんなナイアガラのワイナリー地帯のど真ん中で、ブドウ畑をバックに愛車のチャーリーを写したもの。
日本のブドウ園とは違って、機械で実を大量収穫できるようにブドウの木は等間隔に腰丈くらいの高さにそろえてある。
秋になるとブドウは実るが、アイスワイン用のブドウの畑には、冬の収穫時期まで鳥に食べられないようにネットが張られる。

なお、この周辺のワイナリー見学は誰でも気軽にできる。ほとんどのところが予約無しでOK。ワインの試飲をして、気に入ったワインを売店で買うことができる。政府公認の酒屋である「LCBO(Liquor Control Board of Ontario)」に置いてないようなワインもワイナリーでなら手に入る。
ナイアガラのLCBOにならアイスワインを置いているが、地方へ行くと置いてないところが多い。空港にも限られた銘柄しか置かれておらず、ワイナリーによって風味がまったく違うのでワイナリーめぐりをして試飲をしてから、気に入った銘柄を買い集めるのがよい。

ちなみに私のお気に入りは「ピリテリー」。他のワイナリーのアイスワインに比べてここのは安い。そして甘い。ほんとにハチミツのような甘さだ。

毎日のようにツアー客を連れてワイナリーに行ってはワインを買って帰り、夕食時に飲んでいた。かならず地下室にワインのボトルが5,6本転がっていたものだ。

自転車でまわるワイナリーツアーなるものも開催されており、各ワイナリーで試飲しながらワイナリーをめぐっていくというものであるが、そんなに試飲していたら酔っ払ってしまって自転車がこげないと思うのだが・・・。

ナイアガラの滝のはじまり

2005-09-24 | カナダのコト
ナイアガラパークウェイの途中に「滝のはじまり」と呼ばれる場所がある。
ナイアガラ観光でパークウェイを走ると必ずバスを寄せて説明するスポットだ。
実はナイアガラの滝は年々侵食作用で後退しつづけている。
今現在も侵食しているが、水力発電所ができてからは川の水を発電所に取り込むため滝の落ちる水の量は減り(ちなみに夏と冬では滝に落ちる水の量が異なり、冬は半減する)、侵食スピードは年間2~3cm程度となっている。しかし、昔は年間1m近くも侵食していた。

ナイアガラの滝ができたのは今から約1万2千年前だ。年間1m後退しつづけたならば、滝は誕生した場所から12kmも移動したことになる。
それを証明するのがこの「滝のはじまり」という場所。

写真は(写真をクリックすると拡大します)カナダ側からナイアガラ川を挟んでアメリカ側の岩壁を撮ったものだ。
写真左半分は緑に覆われているが、右半分は岩が削り取られて地層が見えている。その境目に木が左斜め下に向って並んで生えている。
ここは「ナイアガラ台地」という台地の境目で、ここからオンタリオ湖方面(写真左手)が低地、エリー湖方面(写真右手)が高地となっている。

五大湖は氷河によってできた氷河湖で、氷河期が終わり解けた氷が低地へ向って流れ出した際に、地面の土砂をさらってできた窪みに水がたまったものである。ところが解けた水は窪みからあふれだし、川となって流れ出す。そのようにしてできた川がナイアガラ川なのだ。

かつてはこの台地の境目を流れ落ちていた滝。侵食作用で1万2千年という長い年月をかけて12kmも後退し、今現在の場所までやってきたのだ。
この「滝のはじまり」から現在の滝の場所までの区間は、写真のような削られた岩壁が12km続き、その下を猛烈な勢いでナイアガラ川が流れている。
知らなければ見過ごしてしまうなんでもない風景だが、ナイアガラの滝の歴史を感じ取れる重要な場所だ。


ナイアガラ パークウェイ

2005-09-23 | カナダのコト
ナイアガラ川にそって「ナイアガラ・パークウェイ」という道がある。
パークウェイは右手にナイアガラ川、左手に広大なブドウ畑やゴルフ場を眺めながら走れる絶好のサイクリングロードだ。
サイクリングロードだけではなく、ハイキングトレイルもいたるところからでており、ナイアガラの川面近くまで下りていくことができる。

滝からオンタリオ湖半にある「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」という小さな町までは約25km。自転車だと約1時間半で到着する。
たっぷり時間があった私は、天気の良い日によくバイク(むこうでは「バイク」は自転車のことをさす)でパークウェイを散歩した。
サンドイッチと水をリュックにいれ、途中のピクニックエリアで休憩し、ナイアガラ・オン・ザ・レイクにつくとフローズンヨーグルトを食べて、グレーブスのジャムを買って帰る。

私はこの「グレーブス」のチェリージャムが大好きだ。日本だと高価なサクランボだが、むこうではバケツいっぱい5ドルくらいで売っている。ジャムも一瓶3ドル足らずだ。
帰りに道端のフルーツスタンドでネクタリンやらピーチやらを買って帰るのも楽しみ。
ちょうど今ごろだとピーチの季節かな・・・。

パークウェイを走っているとよく野生の動物に出会う。一番感動したのはラクーン(アライグマ)の親子を見たとき。
木のてっぺんにお母さんグマと子供たちがいるのだが、1匹だけどうしても木にのぼれない子グマがいる。
「くぅぅぅ」「くぅぅぅ」と泣いて助けを求めているのだが、お母さんグマはじっと上から見守っているだけで、降りてこようとはしない。
子グマは必死で木に登ろうとするが、1mも登るとずるずるっと滑り落ちてしまう。また登っては滑り落ち、登っては滑り落ち・・・。そんなことを何回もくりかえしてるうちに、やっと木の中腹まで登ることができた。
するとようやくお母さんグマがおりてきて子グマをくわえ、てっぺんで見守っていた兄弟たちのところへ連れて行ったのだ。
なんとも心温まる光景・・・・。残念ながらそのときカメラを持ち合わせていなかったので、写真に撮ることができなかったが、今でもはっきりとあの時の光景は覚えている。
思わずバイクを停めて、がんばれ!がんばれ!と、子グマが家族のところに戻るまでそこから動けなかった。

ナイアガラに滞在するなら、ぜひレンタルバイクでパークウェイをサイクリングしてみることをお勧めする。




クリーム・オブ・マッシュルーム・スープ

2005-09-22 | カナダのコト
今日、懐かしい料理を作った。
カナダにいた時によく作ったもので、ポークチョップ(豚肉の厚切りスライス)を両面フライパンでソテーしてキャセロールに移し変え、キャンベルの「クリーム・オブ・マッシュルーム・スープ」をぶっかけてオーブンの中で2時間ほどコトコト調理するのだ。

温度は低めでじっくりとオーブンで調理すると、なんと分厚いポークチョップがフォークで「すっ」と切れるほど柔らかくなる。
そしてこのスープが煮詰まって大変美味いソースになり、これがまたライスに非常に良く合うのだ。これを作るときはかならず米をたいていた。肉を食べた後、最後に残ったソースをライスの上にかけて食べると美味!

ずいぶん前にコスコに行った時にこのスープを見つけて、超うれしかったので思わず何も考えずに買ってしまった。
何も考えずにというのは
「うちには今オーブンがない」
「うちにはキャセロールがない」
「あんな分厚いポークチョップはまずスーパーでは売っていない」
「なにしろこのスープは10缶パックである」
といったようなことだ。

確かに10缶は多いなぁとは思ったが、まぁ缶詰だし保存期限も長かろうということで買ったのである。キャンベルのスープもスーパーやデパートなどで売っていることは売っているが、このマッシュルームスープは日本では人気がないのか、あまり売ってるのを見かけない。

日本に帰ってきてからは作ったことがないこの料理、今日ふと思い立って作ってみた。
しかし、豚肉は家の冷凍庫に眠っていた「トンカツ用」のうすっぺらいヤツだったし、深めのフライパンでガスコンロの上で調理してたらあっというまに焦げ目がついてしまった。ソースも必要以上に煮詰まってしまって異様に辛い。
肉が薄っぺらい上に煮詰まってしまったので、フォークで切れるほどには柔らかくならなかった。
ソースをご飯にかけてみたが、煮詰まったせいで超~辛い。

というわけで、今回は失敗に終わった。まぁ食べれなくはない。
次回はもっと分厚い肉でスープを水で思いっきり薄めて、鍋で調理してみようと思う。

ナイアガラの滝はなくなる?

2005-09-12 | カナダのコト
ナイアガラの滝といえばやはり圧倒的な迫力のカナダ滝。
カナダ滝は現地ではHorse Shoe Falls(ホースシューフォールズ:馬のひづめの形をした滝)と呼ばれている。
その名の通り、上空から見た形が馬のひづめの形に似ていて滝の中心がグッとえぐれてUの字型になっている。カナダ滝の幅は約670m、高さは約54mで滝壷が50mくらいあり高さと同じぐらいの深さの滝壷があるのにはビックリだ。

実はこの滝は年々侵食されて後退しており、その侵食のスピードは現在は1年間に2~3cm程度だが、昔は1m以上も侵食されていたという。

ちなみにこのナイアガラの滝は五大湖のうちのエリー湖とオンタリオ湖という2つの湖のほぼ中間地点にあるが、このまま侵食されていくといつかはエリー湖に吸収されてしまってナイアガラの滝が消滅してしまうことになる。
滝からエリー湖までは約25kmくらいあるので、年間3cmのペースで後退し続けると仮定すると今から833,333年後に消滅する計算だ。
まだまだ私たちにはナイアガラの滝を見る時間はあるので、急がなくても大丈夫だ。

セプテンバーイレブン

2005-09-11 | カナダのコト
今日は9月11日。ニューヨークテロのあった「セプテンバー・イレブン」だ。
当時、私はカナダに住んでいてナイアガラでガイドの仕事をしていた。
あの事件が起きた時、私はのんきにスーパーで買い物をしていた。
すると仕事中だった先輩から電話。
「ニューヨークで爆弾事件があったらしい。至急家に帰ってテレビをチェックせよ!」
えええっ!ニューヨーク?
きのう私がガイドしたグループは夕方の便でニューヨークに発ったので、今日の午前中はニューヨークで市内観光をしているはずだ。
大急ぎで家に帰ってテレビをつける。
すると画面いっぱいにワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んでいく映像が現れた。それはまるで映画の1シーンのようだ。
どこのチャンネルをまわしてもその映像がでていて、何度も何度も繰り返し放送される。そして「現在のところ詳しい状況はよくわかりません。」と言うばかり。
即刻ナイアガラ川にかかるレインボブリッジは封鎖され、アメリカの入国審査は強化された。空港もすべて閉鎖。私はその日たまたま休みだったが、トロント空港も閉鎖されていたためガイドに出ていた人たちは大変だったに違いない。
きのうのグループの行く末が気になるところだが、おそらくホテルで足止めをくらっているんだろう。
2、3日して「日本にもこの事件は報道されているに違いない」と思い、日本にいる親に電話してみた。アメリカのテレビ放送ではあいかわらず同じ映像が流れ同じ事を言っている。するとおどろいたことに日本の方が情報が早いのだ。
ペンタゴンにも落ちたのだとか、テロリストの仕業で前から計画されていたことだとか、アメリカではなかなかテレビで詳細をあきらかにしないのに日本の方ではもっと詳しいことが報道されているようだ。

たぶんアメリカのメディアは当時ある種の規制を受けていたのだろう。下手なことを言えばうるさい国民はすぐブッシュを批判、追及するし、自分ではなんにもできないブッシュはそれにすぐ明確な答えを出せるはずはない。
だした答えは「テロ撲滅」を口実とした戦争だ。

とにかくあの事件は神戸の大震災に次いでキョーレツなインパクトを与えられた事件だった。そしてアメリカのメディアは信用できん、ということも感じた。
私のいたナイアガラはアメリカと川を隔ててすぐなので、テレビ放送はカナダの局よりもアメリカの局のほうがよく入る。(カナダのくせにカナダの番組は雑音だらけで、アメリカの番組はくっきりクリアなのだ)
当時はひっきりなしにチャンネルを変えて、アメリカのニュース、カナダのニュース、イギリスのニュースなどを見比べていた。そのうちどこかの国の放送局は「アメリカの放送はヤラセだった」なんてことも言い出し、なかなか面白かったのである。

911事件のあった年の正月に日本から友達がやってきて「ニューヨークに行きたい」というもんで、あまり乗り気ではなかったが激安の中国人ツアーに混じってニューヨークへ行ってきた。自由の女神を見てワールドトレードセンターにも上った。
今思えば、あの時ニューヨークに行っておいてよかった。もうワールドトレードセンターには上れない。
この時代なにが起こるかわからないので、やりたいことは思い立ったらすぐにやるべきだ!






海外で歯医者にかかると・・・

2005-09-08 | カナダのコト
2、3週間の海外旅行だと、まぁ病気や怪我で病院にお世話になるということはほとんどないだろうが、3年近くも住んでるとそういう状況におかれることもある。

私の場合、健康だけがとりえなので、1年半ほどまったく病院のお世話にならずに住んだのだが、ついにその日が来てしまった。なんと奥歯のつめものがポロリととれてしまったのである。かなり深く削っていた歯なので、つめものがとれてしまうと食べ物が詰まるし、歯が欠けてしまうので噛めない。

歯医者といえば日本でも「高い」と思うのに、よりによってなんで海外で歯医者に行かねばならないのだ・・・。保険が利くにしろそれは後払い。いくらかかるか検討がつかない。かなりの覚悟(この際、歯のことより金額のほうが心配)で近くの歯医者へ向った。 日本の歯医者のようにちょっといじって「また来週来てください」というようなことはやらず、一発で治してくれた。

そして問題のお会計。

な、な、な、なんと!300ドル! 約2万5千円也!

ちょっと詰め物してもらっただけなのにぃーっ。

もちろん海外旅行保険をかけてたので必要書類を書いてもらい、後日無事に全額保険会社より戻ってきた。かなり後日だったけどね・・・。

歯医者も高かったけど、ちょっとできものができて、それをクリニックで切ってもらったときも120ドル(約1万円)もかかった。

あぁ、海外で病院にはかかりたくないものだ・・・。

アメリカ滝

2005-09-06 | カナダのコト
「ナイアガラの滝」と言うが実は「ナイアガラ滝」という名前の滝は存在しない。
ナイアガラの滝は「ナイアガラ」という町にある「ナイアガラ川」を流れ落ちる3つの滝の総称だ。

ナイアガラ川はアメリカとカナダの国境となっており、その国境を越えるのが有名な「レインボーブリッジ」だ。このレインボーブリッジは歩いてでも渡ることができる。
もちろん国境越えなのでパスポートは必要。

さて、3つの滝とはアメリカ側にある「American Falls(アメリカ滝)」とその横にある「Bridal of veil Falls(花嫁のベール滝)」、そしてカナダ側にある「Canadian horseshoe Falls(カナダ滝)」である。

写真はレインボーブリッジとアメリカ滝をカナダ側から撮ったもの。ナイアガラの滝の写真を撮るならカナダ側からのほうが良い。カナダ側は観光地化されていてホテルなどが立ち並ぶが、アメリカ側はシーンとしている。というのも、アメリカ側からだと正面に滝が見えないのでアメリカ人もわざわざ国境を越えてカナダに滝を見にやってくるのだ。

ちなみにナイアガラ観光局の情報によるとアメリカ滝は幅が約260m、高さが34mとなっている。しかしこの高さというのは滝の落ち際から滝の下に転がっている岩の上までの高さを測ったもので滝の上部から川面までの崖の高さにすると50m以上になる。アメリカ滝のほうは滝壷がないので、滝の侵食で崩れ落ちた岩が積みあがっているのだ。

レインボーブリッジの真ん中には国境を示すプレートがある。アメリカとカナダの国境線を両足にまたいで写真を撮ることができるので、ナイアガラを訪れる方にはお勧めポイントの1つだ。