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ふるさとをください

2010-05-30 13:03:26 | 日記・エッセイ・コラム

 ふるさとをください これは映画の題名です。

これは和歌山県で実際にあった物語です。新旧住民と精神病院を退院し、自立をめざして作業所を維持していく人たちの心の葛藤を描いています。脚本を担当したのはジェームス三木さんです。ここでは精神病を統合失調症にしぼっているようです。そして、家族を殺傷した少年のニュースもあったりして  

 退院したといっても、精神病者は粗暴というイメージがあってか、なかなか街の人たちと付き合ってもらえません。むかしよりオープンになったとはいえ、どうしても恐々とみてしまいます。わたしを含めて~~~~ 

例えば、うつも精神病にはいりますが、何か言ったら相手に万一のことがおこるんじゃないかと、わたしは出来れば喋るのを避けたい。つまり、自分の責任云々を考えてイヤイヤをしてしまうのです。

 この映画を鑑賞した人たちのなかで、人間の尊厳という言葉を口にされました。わたしは、頭をガァーンと叩かれた思いでした。確かに、凶悪な事件の加害者は精神病者が多いのかもしれませんが、そうでない人だって罪を犯すこともあるのです。

 これからも、こうした問題提起が多くなるでしょう。わたしは、そうした問題から逃げないで自分なりにしっかり考えていきたいと思います。自分でも知らず知らず心の中で差別しておりました。病気が治ったのなら、普通の人なのです。

 自分たちも公の機関を頼ることだけ考えるのでなく、健常者も含め、みんなでどうしたらいいのか、そろそろ真摯に意見を交換する時期に来ていると思うのです。

 高齢者のわたしでも、色んな意味て゛何かのお役に立てることがあるんじゃないかと探って?いるこの頃です。いい映画を見せてもらって、ありがとうと言いたいです。  

 008 わたしも、こんな空のような大らかな気持ちでいたい♪♪♪

  


巣穴からニッョキリ

2010-05-24 13:28:12 | ショートストーリー

人間は、わたしを小動物と言うけど、何という名前なのか知らない。

 でも、人間とおんなじ、哺乳類らしい。かって、わたしも家族がいたし仲間もいた。しかし、いつの間にかこの巣穴でわたし独りになっていた

 わたしだけが何時までも生きているような気がして、さびしいやら妙な気持ちだ。そういうわけで、考える時間はたっぷりある。

  そこで、わたしは自分としっかり向き合うのを努めることにしている。だって、この世におさらばするとき後悔したくないもの       それは悟りとか言ったものではない。何て説明したらいいのか、自分でも分からない。そんなこと、えらい坊さんにでも任せておけばいい。

 ただ、わたしは漠然として感じがイヤなのだ。とっても損したような気分になるのがたまらないだけだ つまり、くだらないことだと人から見られても、何かしていないと気がすまないだけなのだ。みんながみんな、そうとは言わないけど、日本人て休むのが苦手だと、だれかが言っていたっけ(/_;)

 そうなら、わたしは純粋に日本人? それがいいのか悪いのか、自分でも分からない。

 とにかく、ときどき巣穴から首を出したりしながら考え、色んなことを見たり聞いたりしたい。

  わたしは独り。時間は飽きるほどある。何をしようか

                        つづき

       Mypicher_002

  カルガモさん、お尻を向けて失礼ねぇ/\


巣穴からニョッキリ!

2010-05-21 10:29:27 | ショ-ト ストーリー

  

    あるとき、わたしはまるい巣穴から、ニョッキリ顔を出した。べつに、理由はない
    

  むかし、わたしのからだは銀ねず色の毛におおわれていた。それなのに、人間でいうなら猫毛のままなのに、いつのまにか頭の先からつま先まで、真っ白い毛に変っていた。
 
 そして、にぎやかだった巣穴もわたしだけになった。
 
 視線を四方八方にめぐらせ、わたしはぬれぬれした漆黒の鼻をうごめかす。何だか、重たい気があちこちに漂っているような    イヤな気分だ。こんなに天気がいいというのに、どうしてだろう?  
 
   妙に落ち着かず、わたしは巣穴に首をひっこめる気がしなかった。どうしようか?
 
  わたしはキョロキョロ、鼻をヒクヒクさせる。別に異状なさそうだし、でも気持ちが落ち着かない。
 
  そのままの行動を続けながら、わたしはさまざまなことを考えはじめた。どうせ巣穴にもぐったとしても、だれもいない。わたしはひとりぼっちなのだ。
 
  それなら、気の向くまま、暫くこのままでいよう♪
  
 
 
 因みに、人はわたしを小動物の何々と呼んでいるそうだ。  
                              つづく
 



足跡か゛、こっちにもペタッ、あっちにもペタッ

2010-05-04 12:23:53 | 日記・エッセイ・コラム
ここに来て、二年がたちます。足跡の無いまっさらなところと思っていたのに、やっぱり記憶という足跡があちこちについていました。
 どこへ行っても、切り取ってしまいたい過去から逃れられない  身にしみて分かりました。そして、改めて思いました。それだけ、何時も一緒だったんだぁと!
 そうよね。三十七年間を共有して、まだ四年しか消化してないんですものね、三十七から四を引いたら幾つ? ああ、死ぬまで忘れられないんだぁ。
 こっちのあたりとかバスの窓からながめる川沿いの風景、みたような気がすると思ったら、お互い違う市で発掘していたんだよね。アンタの言う小判が出て緘口令しかれちやったぁってのはこの近くだよ。坂東家と言って、旧家だったよね。
 川沿いの方は、わたしが自転車で走ったところと似ている~~~~~あそこはわたしが雇われた市が受け持っていたところ。そうそう、旧石器時代の層まで掘ったこともあったっけ。
 ふたりとも発掘現場のおばさんてとこかな? 測量に図面引き、良くやったねぇ。
好きなことしておカネがもらえる。アンタは学生だったからアルバイト、カァチャンはパートってとこかな。
 もしかしたら、この公園、わたしたちが発掘調査してから作られたんじゃないのぅ? それだったら、カァチャンたちの市が受け持ったところよ、きっと。
 
 どこへ行っても、わたしは思い出という足跡から逃れられない。いま、それがしみじみ分かった。ま、これも運命か☆★★
    Mypicher_017 カラスのおウチは大所帯♪♪ あっちにも
カァ、こっちにもカァカァ  ああ、にぎやかなこと。あ、向こうの木にも一杯とまっている~~~
  





新春 おめでとうございます

今年はわたしの年  ひつじです。    あっと驚くような 善いことめざしてがんばります\(^o^)/