先日、日課になっている墓参りに出かけたとき、気がつきました。たしか前日の土曜日だと思うのですが、どなたか、お参りに来てくださったようです。あたらしいお花がそなえられ、お線香の燃えたのが残っておりました。あの暑いなかに....と思い、ただただ、ありがたく、故人のかわりに感謝の気持ちを伝えたく、自分のブログを使いました。
辛い思い出から逃げたくて、わたしは過去を捨てたつもりで、あの頃のわたしを知らないこの地で、誰にも連絡せず暮しております。また、連絡先を記したものなど一切を処分してしまい、こちらから感謝の言葉を伝えることもできません。
このブログが目にとまる可能性はゼロに近いと承知しつつも、故人の意思のいたずらに期待し、何が切っ掛けになるかもしれないと思い、つい書いてしまいました。お参りしてくださった方、ほんとうにありがとうございました。みなさまのご多幸を祈りつつ......
思い出の里にて
ここは自然が一杯で、心が癒されます。
Ｋちゃんへ
またまた、旧盆がやってきます。この世は物質でなにごとも判断し決めるとか...。でも、アナタがいるところは心の赴くままでいいそうですね。それで、わたしも考えました。わたし達とかかわりあう人なんていると思えませんから、これまで通り、わたし独りでお花と一緒にあかいホオズキでも持って、日課になっているお墓参りをするつもりです。義理とかさまざまなシガラミなんかで、常識どおりにやっても、アナタは喜ばないでしょう？ 人それぞれ、わたし達らしいやり方で、これからもやって行くつもりです。チャピーも頷いてくれると思いますが......。ピーは前より元気になったみたいだけど、わたしの気のせいかぁ？
もう、ヒマワリの季節になったのですね。
たんぼも、こんなに青々として
きのう、確かOCN会員のものだったと思うのですが、原風景について書いてありました。お名前も何も忘れてしまったのですが、原風景の問題提起に関心を抱きました。
過去を捨てたいワタシと原風景.......どちらも無くす不可能を承知しているつもりでも、ワタシという人間性を１００％変えてしまいたい。みんな忘れたいのです。
つまらないことを書いてしまいました。書いてねちょっとスッキリした気
分
です。
わが子を亡くして三年以上が経ちました。いろいろ言われたり、さまざまな噂も聞こえてきました。そして、誰も知らないところに引っ越して、人とも付き合わず、隠れるようにして来ました。
そのあいだに、わたしは二冊の本に出会いました。一冊はウィリアム.ブルームの精霊。もう一冊はフェヒナー博士の死後の世界は実在しますという本。たいていは図書館で借りるのですが、この二冊はすぐ買ってしまいました。そして、少しずつ、繰り返し読むうちに、わたしの逼塞していた心が徐々に開いてきたのを感じました。確かに嫌われ者のわたしですが、わたしはわたしなのです。これからも自分の心を苛みながら過ごして行くしかないと思いますが、コソコソいじけた気持ちでいるのは止めました。こんな心境になった理由なんか、分かりません。ただ、イジイジしているのがイヤになったのかもしれません。
別にどうでもいいことかもしれませんが、開き直ったような気持ちで初めて言います。わたしは、最愛のわが子を自殺させてしまった母親ですと。そして、自分が経験してないことに対して、絶対に何も言ってはいけないのだと悟りました。もし、慰めようと考えるなら、その人はとっても不遜？ いや、傲慢でしかないのです。今度のことがあった後も以前も、何もしてあげられないと思いつつ、わたしも含め繰り返してしまう人間性を悲しくおもいます。
ゴチャゴチャ書いてしまいました。もし読んでくれる人がいたら迷惑だったと思います。だって、たいていの人なら、詰まらないはずですから。
あの子の形見？の文鳥も一羽、あの世に逝ってしまい、だんだん寂しくなってきます。自殺させてしまったと言って、何を言われるか、アンタがイヤな思いをするだけだ。だから、黙っていた方がいいと忠告されると承知しているけど、何故か言わなければいけない気がするのです。
付き合ってくれた人がおりましたら、気分転換の意味をこめて......
早朝、近くの公園でシロサギをよく見かけます
ペットの小動物を娘と一緒に埋葬したように、チャピーも植木鉢に葬ってやりました。 近いうち、小さくてきれいなお花を植えて、飾ってやるつもりです。
命あるみもの、突然、その日はやって来るものと覚悟していたつもりだったのに...... いざ、そのときを迎えると辛くて、どうしていいか分からない。娘のときもそうだった。あと一羽、ピーが頑張っているけど、どうか長生きしたね。アンタの方が年上でヨタヨタしているのに、どれだけワタシの慰めになっていることか！ ほんとに、ありがとう。
フェヒナー博士の死後の世界は実在しますという本を、思わず買ってしまいました。読んでいると、何だか気持ちが救われるような気がしています。
こんな気持ちになりたいなぁ
目立たず、道の片隅で、この一輪だけが、わたしには健気に思いました。毎朝の墓参りで、ふと目にとまりました。
