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ケイシロウとトークアバウト

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明日の朝は------

2025-04-28 00:17:00 | 日記




モーさんの高校時代のこと。

当時絵画に興味を持っていたモーさんは、
ギャラリーでの期間限定の絵画の販売市に行き、
お気に入りの女性画を見つけた。
結構高いものやったけど、
この絵画を扱うアート会社が、
八つの染料を印象深い1句として表現しているという訳のわからん説明をしたが、
説明よりも実物に興味を持ったモーさんはそれを早速購入した。

翌日、
美術クラブの友人に見せびらかしていたら、
クラブの上級生が来て、
モーさんの自慢する女性画を見た。
そして、
「お前、それ、染料八句社(せんりょうやくしゃ)から買った絵だろ?」と尋ねるので、
モーさんはナンのことかと考え込むと、
上級生は、
「八つの染料が印象深い1句として表現されてると言われたろ?」と再び尋ねたので、
モーさんは慌てて、
「どういうことですか?染料八句社(せんりょうやくしゃ)の絵にナニかあるんですか?」と尋ね返した。
上級生は顔を曇らせて、
「俺の口から言えない。明日わかるよ」と言って、
急いで立ち去って行った。
モーさんは不安げに染料八句社(せんりょうやくしゃ)から買った女性画を見つめるより他になかった。

翌朝、
朝日がモーさんの目を覚ました。
そして染料八句社(せんりょうやくしゃ)から買った女性画を見ようとして、
ガク(愕)😱が入ってしまった❗️
アンと、
女性画が全部消えて、
真っ白になっていた。
その時モーさんは思い出した。
「八つの染料を印象深い1句として表現している」という意味を。
モーさんはガチギレした🤬
そして心に、
「ただの白い紙のどこが印象深い1句なんだ❗️」と毒付いた。

モーさんが知人から、
染料八句社(せんりょうやくしゃ)がインチキアート界の千両役者だと知らされたのは、
この一件から10年後のことやった。