
この画像は、
イナゴの大群が写されたもの。
イナゴは風の流れで移動するので、
イナゴが動く方向に歩けば問題ないけど、
イナゴが動く方向に立ち向かえば、ムエルト(スペイン語で死の意)。
本年もまた、
東南アジアや中国南部にやってくると予測されている。
600億匹の恐怖は、
日本に住む俺らには無縁ではあるけど------今のところは。
以前、
ウオ大将が経営している居酒屋で、
イナゴの大群(蝗害)についての体験談を聞いて戦慄した😱
この体験談を語ってくれたのは70代の日本酒の東洋美人を好んで飲みまくり、
翌日二日酔いで必ず苦しむキタムラという名のジジイ。
イナゴの佃煮が食いたいと言った客の発言から、
キタムラが経験した蝗害(こうがい)が口外(こうがい)された。
キタムラが子供時代、
中国の雲南省に家族と移った。
毛沢東の文化革命思想にのめり込んだ父親が、
反対する家族を連れての海外移住となった。
キタムラの家族は中国の雲南省で農業を営むことになったが、
キタムラの妹が腸チフスにかかり蓮🪷の咲いているところに召された。
次いで、
キタムラの祖父が認知症になった。
けど、
農業としての大成功をおさめたキタムラの家族は、
数日後の刈り入れを楽しみにしていた。
ところが借り入れ日の前日、
空の向こう側が黒くなっていった。
キタムラは進行性皆既日食(🤔🤔🤔)かと思っていたら、
600億匹のイナゴの大群やった。
地元民は、
30分以内に緑が無くなり荒地になると絶望した😩
イナゴの大群直撃の中、
キタムラの祖父は手にフマキラーの殺虫剤スプレーを持って、
「イマに見てろよ!イナゴども!!」と叫んで、
イナゴの大群の中に突っ込んで行き、
見えなくなった。
30分以上が経過すると、
地元民の風の向きが変わったという声とともに、
イナゴの大群も全部移動していった。
キタムラは、
緑豊かやったはずの荒れ地を祖父を探しに出かけた。
と、
見つけたものは、
フマキラーのスプレー缶を両手で握りしめて空に向けていた白骨化した祖父やった。
アンと😳
イナゴは農作物だけではなく、
生き物まで食い尽くすという事実を知らされた!
毛沢東の死後、
キタムラ一家は日本に帰ってきたが、
心は乾ききってしまった。
キタムラは東洋美人を飲みながら、
「理想と希望は常に空虚の大群の餌食になって心は荒れ地となる」と語った。
するとキタムラの話をじっと聞いていたウオ大将は、
「あんたの体験したことは悲惨なことや。やけど、こうして酒に酔いつつ、それを語り聞いてくれる人たちがいることは、少なくとも荒れ地に草花が咲いてることやないか」と答えた。
蝗害(こうがい)と呼ばれるイナゴの群れ。
どんな殺虫剤も効かない!
イナゴが来れば、
せっかくの農作物も30分の食い放題コースとされる。
今年も、
あと数ヶ月すれば、
あちこちを食い荒らすことやろう。
ただ、
イナゴにやられたからと、
そのまま泣き寝入りはできない。
現地民達は、
再び農作物の種を蒔き、
風がイナゴを運んで来ないように祈りつつ、
荒れ地に少しの緑が現れると、
やはり、
心は安堵しつつも強い信念をもって、
「今度こそ大丈夫!」と自身に言い聞かせるという。