シノダという30代男がいた。
結婚して3年目に、
抜け毛がひどくなった。
狼狽するシノダをよそに、
髪の毛はすべて抜けて、
完全完璧なるハゲ👨🦲となった。
そんなある日、
地下鉄でやかましくスマホ📱通話していた青年がいた。
ヨウイチやった。
車内での大声通話はイケんことやったから、
シノダはヨウイチに注意した。
すると、
ヨウイチは、
シノダに、
「やかましい！このハゲ❗️」と罵って、
ちょうど停車した地下鉄を後にして降りた。
シノダは、
心に、
ツルギ🗡️が刺さった❗️
心を痛めたシノダは、
家に帰った。
けど、
嫁がなかなか帰って来ないので、
ウツが入ってしまった😠
嫁が帰って来るとすぐにシノダはインネンつけた！
嫁は友達と会っていたと言い訳して、
詫びに詫びた。
なのに、
シノダは、
「オトコ遊びしとんやないか⁉️」と言ったので、
嫁はガチギレ😡して、
「ふざけるな❗️このハゲ❗️❗️」と怒鳴った！
シノダは、
心に、
銃弾を受けた❗️
シノダと嫁は別居状態になり、
シノダ本人は、
引きこもり同然となった。
あんじょう、
会社を辞めさせられた😢
そんな、
ガチウツ状態のシノダに、
バプテスト教会⛪️に行ってる友人から、
神にすがるようにアドバイスされ、
シノダは教会⛪️に行った。
牧師が聖書を読み上げる時、
シノダはすがる思いで手を合わせて聞いていた。
牧師は、
ルカによる福音書12章を読み上げた、
「こんな雀の一羽でさえ、神はお見捨てにならないのです。それどころか、あなたがたの髪の毛の数さえご存じです」
ここでシノダは、
頭に手をやって、
悲鳴🙀をあげた❗️
そして、
教会⛪️から走り去った。
シノダは大きな樫の木🌲のそばで、
泣いていた。
そこに禅寺の坊主の於道（おどう）が通りかかり、
シノダに、
「なぜ、泣いておるのだ？」と問うた。
シノダは於道（おどう）に、
髪が抜け落ちたところから教会⛪️までの出来事を、
泣きながら語った。
於道（おどう）はゆっくりとした口調で、
「髪が全く無いことに意味がないとでも言うのか？これはみ仏がなされたこと。髪を剃る手間が省けた証拠や。比叡山に登って僧になりなされ」と言って手を合わせた🙏
シノダも手を合わせ🙏
「そうします」と言い、
数日後に比叡山へと向かった。
その後のシノダは、
立派なお坊さんになったという。