ついさっき、
オノウコと一緒に、
年末ジャンボ宝くじを買いに行った。
物凄く並んでいた。
なぜならば、
きょうは、
大安吉日やもん。
オノウコは俺に、
「10億円って、1円玉が10億枚あるのよね」と言った。
相変わらず、
まじめに馬鹿なことを言うのでシカトした。
10億円の夢実現の重みは、
さすがのオノウコをも緊張させてしまう。
10億円当たって最初にしたいことは、
トライアルのオムライスを喰うこととか、
心が万年ミョー状のオノウコに、
どこまで、
当選の価値を理解してるのかは、
はなはだしく、
未知や！
何よりも、オノウコ無知や！
オノウコの前列の動きがあわただしくなる。
みんな、「バラ30枚」だの「バラ40枚」だの言って、
オノウコの番になった。
オノウコは、
売り場のババさんに、
「つくね3枚」と言った。（バラの意味を勘違いして、焼き鳥屋風に解釈している）
ババさんは、
驚きつつも、
親切に、
宝くじには、
連番とバラしかなく、
その意味まで説明してあげた。
オノウコは、
この、
親切な売り場のババさんに感謝した。
オノウコの後ろ列は、
全員、
黙ギレ😤😤😤😤していた。