三浦と言う独身男が、
とある一軒家に越して来た。
静かな環境がとても気に入った。
が、
夜明けの早朝に鳴く隣りの家の犬がやかましい。
むちゃ、やかましい。
それで、
仲良しになった近所のババはんに、
そのことを話した。
ババはんは言葉を濁し、
「あの人は、大の犬🐶好きやったんやけど---」
やったんやけど---？何や😳この過去形は---❓
ババはんは、
三浦のお隣りさんの男性の愛犬が、
昨年、
亡くなった事を告げた。
が、
このミョー状な事実に合点がいかない。
やって、
夜明けの犬の鳴くのがやかましいと言う話やから。
実際鳴いてのに、
死んだとは、
非常にミョー状なことやった🤔🤔
それで、
三浦は、
翌の夜明けに、
隣りの家を覗くことにした。
翌夜明け、
犬の鳴き声響く、霞みがかった朝焼けの中、
隣りの庭を覗いてみた。
そこには、
隣りの家の男が四つん這いになって、
吠えていた🙀🙀🙀
しかも、
りっぱな犬の鳴き声やった。
隣りの男は、
愛犬の死が辛すぎて、
一種の人格障害を患うことになった。
すなわち、
夜明けだけ、
自分と言う人格が消えて、
犬になってしまうらしい。
ケイジロウ、
これが、
朝焼けワンワンの真実や！