文春文庫 2002年
ボクはテレビは好きでよく見る。今までそうだな
40数年見続けていて、ビートたけし氏の一番勢
いのあったときも見てたし、とんねるずのすごいと
きも、おニャン子クラブも見たしね。
でも、テレビはウソばっかりだってことは露呈しちゃ
ってるしね。まあ、ウソっていうのがあれなら、演出
が入ってるっていうね。テレビでほんとうのって、あん
まりドキュメンタリー以外ないんじゃないか。ガチンコ
といわれてるものも、それってウソってことなんだよね、
ってことになるしね。おいかけっこにしても、ボクも初め
はガチリアルなんじゃないか、と思って騙されていたけど、
それも1・2回でなぁんだ、脚本あるのか、って。
それにしても、ナンシー関×南伸坊×山藤章二の対談は時の
恐ろしさを知った。ほとんどが何を言っているのかわから
なかった。だいたい20年くらいたっちゃうと忘れてるね。
ほとんどのことを、というのがテレビっていうものを表して
いると思う。結局、ないも同じ、っていうね。身もふたもない
、って感じになっちゃうのね……あれっ?……ぐわし、、、合掌。