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どんぐりくんのすばらしい季節

季節のよろこびをさがします
きっといつも あなたが 気がついてくれるのをまっています
タシャ・チューダー

小暑その1~袖すり合うも他生の縁~

2011-07-08 22:16:00 | 日記

                           



                   【 袖すり合うも他生の縁 】
                   (そですりあうもたしょうのえん)





               --------------------------------------------------------


                  ちょっとしたかかわり合いも
                   生まれる前からのめぐり合わせによるものだということ

 
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梅雨が明け、多少の気候の不安定さは残りますが、夏の前触れ・・・・季節を楽しみましょうか。。。。

なんて言ってる どんぐり ですが、毎週土曜日は病院へ通っています。

左肩から腕そして小指の先に痺れを感じてリハビリに通っています。

首のけん引や電気治療。まぁ歳も歳ですし(ちょっと言うのが早すぎ??)身体のメンテナンスを兼ねて通院しています。

そこでのひとコマ

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登場人物は僕、隣の女性(年配)、その隣の男性(やはり年配)、看護師さんです。


男性の電気治療が終わった合図が鳴りました。。。。。しばらくして

「あん、すみません。わたし初めてじゃもんやかい、どうすればいいとですかね?」と隣の女性へ声をかけました。

「あら、お終わんなすったと?!じゃ、看護師さん呼ばんとね」

「ほんと、すみません。なぁ~~~~んにも分からんとですわ。初めち受けるもんじゃかい」

すると女性は「看護師さ~~~ん 来てくんない!」

慌てて看護師さんがかけよりました。

「ごめんなさいね~。遅れて・・・・終わったんですね。今はずしますからね。すみませんね。」

「どげんすればいいか分からんかったかいですね。ほんと すみませんね。」

「私んときもそうやったかいですねぇ~。。。。」と女性

「ありがとございましたぁ~、助かりましたわ・・・」

「いいと ですよ~」

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僕たち治療を受けている者はカーテンで仕切られています。

この会話はカーテン越しに交わされた琴葉のやりとり・・・・

宮崎弁をご存じの方は、なんとなく文字だけでなく琴葉の微妙なニュアンスまでお分かり頂けると想います。


その場に居合わせた どんぐり はとても温かな気持ちがしました。何故って・・・・


男性・・・自分が分からない、困ったことに対して自己流に対処せず素直に人に聴いた姿勢

     そしてそのことを伝えるべく起こした勇気と行動

     相手(女性や看護師さん)に対して謙虚な姿勢


女性・・・本来なら自分の事ではないので「看護師さんを呼んだらいかが?ですか」と言うところを

     自分から看護師さんに向けて、困った人の代役(声かけ)をした優しさ

     男性からお礼を言われて「わたしも・・・・」と男性を気遣う共感の気持ち


看護師さん・・・自らがどんなに忙しく合図が聞こえなかったにもかかわらず、言い訳せずに素直に謝り

        相手を気遣う優しさ


みんな誰かを気遣って誰かをケアーしてくれている

たまたま隣どうしで治療にあたった3人と看護師さん、ここで登場した4人・・・共通点は「病院」その他はわかりません。

その僅かな出会いとその時間がその日の素敵な出来事となっていく過程を体験出来ました。


【 袖すり合うも他生の縁 】・・・・


今じゃなかなかお目にかかれない(いや お目にかかっても「気づかない」?)出来ごとのひとコマでした。


きっと見知らぬ誰かが見えない所でこうやって僕ら自信を支えてくれていると想いませんか?


                         


                                            どんぐり



                                         
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<お詫び>

永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・

昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました  そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。

僕の歩みのマイルストーンとして更新させていただきます。

歩みはのろいどんぐりですが ゆっくり更新させてください。

皆さまのブログへのご訪問は巡礼の旅がひと段落いたしましたら伺わせてください。



どんぐり

夏至 その2 ~萬緑~

2011-07-02 23:10:00 | 日記

                            



                   【 萬 緑 】(ばんりょく)




               ---------------------- 中村草田男------------------------


                       萬緑の中や吾子の歯生え初むる 


               ---------------------------------------------------------

梅雨が明けました。

日々暑い夏が続きます。

まだ、大気は不安定な状態で時より雷を伴って激しい雨も降る日があります。

空にはうっすら入道雲らしきものもチラホラ・・・・

緑は萌黄色(もえぎいろ)からより青葉色(あおばいろ)が濃くなりゆっくりと成長していた木々達は勢いを増して伸びてゆきます。



そんな中、昔小学校の教科書でならった  中村草田男氏のうたを想いだしました。

何故このうたを覚えているのでしょうか?   別段暗記させられたのでもなく、当時「感動」したとも言えない

この一編のうたをこの歳まで記憶しています。

もしかしたら僕がこの年齢になるまで「心のお庭の土の中」でゆっくり ゆっくり 成長していたのかもしれません。

このまま琴葉通りに解釈しても趣はありますが

このうたの背景がわかるともっと広い世界が待っています。

詳しくは↓を参照してこの詩をもう一度堪能してくださいね。



<ちくまの教科書>
http://www.chikumashobo.co.jp/kyoukasho/tsuushin/rensai/jugyou/003-05-02.html

過去を振り返らない生き方も一つの生き方です。


しかし僕は「過去を見つめ直す」という作業をこの「心の巡礼」でしています。

そう登山道を一生懸命あるき道々の草花に感動したり湧水をご馳走になったらり、時には険しい崖を登ったり・・・・

そんな こんなで到着した頂上はまた格別なもの・・・・

でもね。 帰り道に全然気がつかなかった風景や草花や匂いを発見することがあります。


そう・・・往路の時の「心」と復路の時の「心」が見せている光景を違ったものにしてくれている気がします。

風景は体中の六感をフルに使って感じ取ることでいかようにも変わって見えることがあります。


僕が小学校の時に習ったこの短くとも心に染みる中村草田男氏のうたは往路で出逢った小さな草花がまだ開花しておらず

通り過ぎていったもの。。。

そして復路の「心の巡礼」で出逢った中村草田男氏のうたは今将に咲き始めた小さな草花として

僕の眼下に見えています・・・そう「心の目」で。。。。。


青葉眩しいこの季節、春にはない趣がいよいよ始まります。



                       どんぐり


                             


                                        
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<お詫び>

永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・

昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました  そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。

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どんぐり

夏至 その1~遣らずの雨~

2011-06-26 10:51:00 | 日記

                                    

               【 遣 ら ず の 雨 】(やらずのあめ)



               ----------------------語彙-------------------------------

               帰ろうとする人を、まるで引き止めるかのように降ってくる雨。

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古(いにしえ)の人達は、自分の気持ちをストレートに表現できない琴葉を

間接的に(万象の事象に)伝える術(すべ)をもっていたようです。

一見回りくどい言い方かもしれませんが、そこには趣(おもむき)情緒(じょうちょ)風情(ふぜい)など

僕たちが忘れかけている「たいせつなもの」を想いださせてくれます。


「遣らずの雨」

今将に、大切な人が帰ろうとするその時に「もう少しいて欲しい・・・・」そんな気持ちを

察するように、優しい雨が降りだす・・・・

「又雨みたいですね。。。もう一杯お茶でも飲みながら雨がやむのを待ちませんか?・・・」

まるで「雨」があなたの見方をしてくれているように、そして手助けをしてくれているように・・・・


昨今、欧米の「気持ちははっきり伝えないと分からない・・・」という考えが浸透してきました。

それは、それでいい事だと想います。

ストーレートに琴葉にだして、「この想い」を伝える・・・それには自分自身の「勇気」が必要

そして自らが「行動(実践)」することは、その人のそれからの人生に大きな「自信」をつけることにも繋がります。


また日本的に間接的に相手に想いを伝える手段もまた

それは、それでいい事だと想います。

間接的に使う琴葉が色んな媒体のイメージと繋がって自分の感性と相手の感性にシンクロにティーを持たせる。。。。

そこでもたらされた共鳴、共振、共感、調和は琴葉を超えた「たいせつなおもい」へと移行する。。。。


直接的であれ間接的であれ「自分の想い」「相手の想い」を双方が受容し察する感性的な、感情的な、「心」を大切にしていきたいなぁ~と

どんぐりは想いました。


暦は夏至を迎えましたが本日現在 梅雨は明けていません。。。今も外は時より強い雨が降っています。

「うっとしい、お外に出たい、ジメジメ、湿度たかっ!!」って最近よく耳にする琴葉達・・・・




ほんの一瞬でも「雨」のネガティブなイメージを変えてくれる琴葉だと想いませんか。。。「遣らずの雨」

琴葉の持つ力ってすごいですねぇ・・・ほんの一例ですが。


                                  どんぐり

                               


                                         
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<お詫び>

永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・

昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました  そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。

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歩みはのろいどんぐりですが ゆっくり更新させてください。

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どんぐり

芒種 その2~Dear ターシャ・テューダー~

2011-06-18 20:21:00 | 日記

                               

<  ターシャ・テューダーさんへの想い  >


今日は何の日かみなさんご存知ですか?

今日は、僕の親愛なる絵本作家のひとり、そしてこのブログのタイトル「すばらしい季節」の絵本をお描きになった

ターシャ・テューダーさんのご命日です。

2008年6月18日  彼女は神様に召されてゆきました。

享年92歳・・・・人生の様々なできごとを乗り越え最後は美しい花々に囲まれながら永眠されました。



僕と彼女との出逢い・・・それは彼女の描いた「すばらしい季節」という小さな絵本でした。

もう10年以上前でしょうか。復刻版として発刊され書店に1冊だけ残っていました。

一目みて彼女の鉛筆と筆遣いに溢れるばかりの優しさを感じました。

そして  描かれている内容も・・・・

普段、僕自身がずっと感じていたけどうまく「琴 葉」にできなかったことを

その絵本に描かれていたのです。

うれしくて・うれしくて  たまりませんでした。

何回も何回も読み返し 季節が巡るたびに読み返し 忘れかけた時にまた読み返す。。。。。



昔から絵本は大好きでした(将来なりたかった ものの中に 絵本作家があります)。ですから

国内・海外の作家さんの本を購入したり・立ち読みしたり・借りたりしていました。

僕の中には「絵本は子供だけ読むもの」と言う概念は全然ありませんでしたが、いい年の男性が絵本コーナーに

歩み寄るのは、ほんの少し照れくさかったです。(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ

でもこうやってターシャ・テューダーさんに出逢えたのは、とても幸せなことでした。


亡くなった2008年は僕がうつ病になった年です。

残念なのは、自分の感動したことを何故ターシャ・テューダーさんへ手紙でもいいから書いて伝えなかったのだろうという事です。

病気が発症する前に絵本を通して出逢っていたのに・・・・

でも想いました。それさえも「僕にとって何か大切な意味のある事ではないだろうか?」と・・・・


僕の齢が尽きた時・・・今勉強している片言英語で思う存分ターシャ・テューダーさんに気持ちを伝えればいいかなって(^-^)

だから 逢える日が楽しみです。まぁ その前にお勉強もちゃんとこなさないとね(^_-)-☆  マイペースで ゆっくり ゆっくり(^^♪


そこで色々本は出版されていますがその中で一冊ご紹介します。もし興味がございましたらご一読を・・・・とても素敵な本です。

             

「ターシャ・テューダー  最後のことば」です。

美し写真とターシャ・テューダーさんのインタビューを交えた本です。

宝石のような琴葉の数々  そして 美しい花々とターシャ・テューダーさん本人の優しい眼差しの写真

ぺラペラ・・・っとめくるだけでもとっても気持ちが優しくなれる本です。

そのなかの素敵な琴葉をご紹介いたします。

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「Beauty is in eye of the beholder」

・・・・美は見るものの目に宿る

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<<<時間や手間を惜しまなかった日々>>>

「たとえ、退屈でつまらないときがあるとしても、

  暮らしに喜びを見出そうとすれば、

    きっと暮らしはより良いものになるはずですよ」

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「大切なのは、それを成し遂げるという意志です。

  本当に何かしたいと望めば、

    きっとうまくいくはずですよ」

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作品が紹介されているサイトはこちら↓

http://www.mediafactory.co.jp/book/tasha/
素敵な出逢いは何も人間だけではないと想います。

動物だって、植物だって、花だって、雑草だって、空だって、星だって、・・・・そして絵本も

梅雨の雨音(あまね)を聴きながら

親愛なる ターシャ・テューダーさんに感謝をこめて

                   「 あ り が と う 」



そして このブログを通して出逢えた全ての方々に

                   「 あ り が と う 」


皆さんの歩む日々が素敵なものとなりますように・・・・心をこめて


                             どんぐり

                               

                                         
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<お詫び>

永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・

昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました  そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。

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どんぐり

芒種 その1~青田風~

2011-06-12 11:04:00 | 日記
                           


< 青 田 風 >




今日は地区の一斉清掃の日でした。

朝8時30分に班長さんの家に集合・・・

我家は、二男くんと僕の2人で参加しました。

二男くん、今までだったら、づっと僕のそばに来て近所の方々のお話するのを聞いていましたが

今回は違いました・・・

途中まで一緒に付いて来ていて曲がり角のところで一人でまっていました。

初め僕は「なんでついてこないのだろう??」と想っていましたが

すぐ気がつきました。「嗚呼。。。。恥ずかしいんだ!!」って

幼い頃は親がそばにいれば恥ずかしくても 金魚の糞 みたいに一緒にいれば安心だったのでしょうが

彼も、もう4年生・・・「気恥ずかしい」って感情が芽生えて来たんだなぁ~って

チョッピリ嬉しくなりました。



班のみなさんと街路樹周辺の草を抜いてビニール袋に入れて行きましたが結構 草って沢山集まるもんですね。

二男くんも離れたところで頑張って草を抜いていました。

近所の方に「僕は何年生ね~」って聞かれて

恥ずかしそうに「4年です。」って答えていました。

こういう機会が彼を少しづつ育ててくれるのかなぁ~などと想いながら草取りは進んでいきました。

ところが・・・今宮崎は「 梅 雨 」突然の大粒の雨に一時避難・・・

大きなケヤキの樹の下で雨宿りさせてもらいました。

結局、雨は本降りとなり開始僅か30分ほどであえなく終了となりました。



二男くんと大粒の雨の中 わざと濡れてみました。

「気持ちいい~~~~!!!」って二男くん。。。「あっ! 僕と同じ感情に浸っているな!!」って想ったら

また、嬉しく想いました。

帰宅して2人でシャワーを浴びて

「短かったけど よ~頑張ったやん!!」って僕が言うと

照れくさそうに二男くん微笑んでいました。


2人で清掃のご褒美を買いにコンビニに行きました。

ほてった頬に 「青 田 風」がやさしく撫でてくれました。


些細な事・僅かな時間・何気ない事。。。。。。。。。。。。。。。。。


そんな中に「ちいさなしあわせ」たくさん見つける事ができました。

こんな 時を授けていただいて 感謝します。



                              どんぐり


                                


                                         
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<お詫び>

永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・

昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました  そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。

僕の歩みのマイルストーンとして更新させていただきます。

歩みはのろいどんぐりですが ゆっくり更新させてください。

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どんぐり