ヘブンリーブルー

　　　　　　　　　　　　　どこか控えめ青い色
　　　　　　　　　　　　　快晴空の端の色

　　　　　　　　　　　　　そんな色に魅せられて
　　　　　　　　　　　　　同じ名前の朝顔を
　　　　　　　　　　　　　花屋さんで　買いました

　　　　　　　　　　　　　今がちょうど植え時と
　　　　　　　　　　　　　花屋さんが　いいました

　　　　　　　　　　　　　お値段　袋１３０円
　　　　　　　　　　　　　缶コーヒーと同じ値段

　　　　　　　　　　　　　ひと時の安らぎのための　　缶コーヒー
　　　　　　　　　　　　　のちのちの安らぎのための　朝顔の種


　　　　　　　　　　　　　どちらも僕には大切だけど

　　　　　　　　　　　　　「ヘブンリーブルー」に逢いたくて
　　　　　　　　　　　　　「ヘブンリーブルー」とお話したくて

　　　　　　　　　　　　　花屋さんで　買いました


　　　　　　　　　　　　　梅雨が明けた日の朝に
　　　　　　　　　　　　　逢えるの楽しみ　そんな日が

　　　　　　　　　　　　　夏を迎えたその朝に
　　　　　　　　　　　　　逢えるの楽しみ　そんな日が

　　　　　　　　　　　　　晩夏を迎えたその朝に
　　　　　　　　　　　　　種を集める　　　そんな日が


　　　　　　　　　　　　　やがて　やってくると想うだけで
　　　　　　　　　　　　　ヘブンは　心の中に咲く
　　　　　　　　　　　　　ヘブンは　心の中に咲く




　　　　　　　　　　　　　御心が天にあるように
　　　　　　　　　　　　　地にもなさせたまえ

　　　　　　　　　　　　　願わくは　僕と同じ病に苦しむ
　　　　　　　　　　　　　愛する兄弟姉妹を　励ましたまえ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＵＤＡ

ココアブラウン

　　　　　　　　　　　　　　白詰草が咲きほこり
　　　　　　　　　　　　　　ひっしで探したクローバー
　　　　　　　　　　　　　　二人で探したクローバー

　　　　　　　　　　　　　　みつからないってべそかいて
　　　　　　　　　　　　　　あきらめかけたクローバー

　　　　　　　　　　　　　　けっきょく見つからなかったね
　　　　　　　　　　　　　　でも　素敵な時間　すごしたね


　　　　　　　　　　　　　　いまは　あの野原は公園に
　　　　　　　　　　　　　　かわったけれど　子供たち

　　　　　　　　　　　　　　僕らとおんなじ　ことしてる
　　　　　　　　　　　　　　しゃがみこんで　かきわけて

　　　　　　　　　　　　　　僕らとおなじ　素敵な時間
　　　　　　　　　　　　　　あの子たちも　すごしてる


　　　　　　　　　　　　　　あの時間を少しだけ
　　　　　　　　　　　　　　つれてかえり　たくなって

　　　　　　　　　　　　　　白詰草を掘り起こし
　　　　　　　　　　　　　　両手にココアブラウンの土つけて

　　　　　　　　　　　　　　お庭のかたすみ　うえました
　　　　　　　　　　　　　　お日様あたる　ところです

　　　　　　　　　　　　　　君との時間と空間が
　　　　　　　　　　　　　　僕のそばに　あるという

　　　　　　　　　　　　　　そんなことでも
　　　　　　　　　　　　　　仕合せです

　　　　　　　　　　　　　　クローバーが見つからなかった
　　　　　　　　　　　　　　あの時よりも

　　　　　　　　　　　　　　こんなことでも
　　　　　　　　　　　　　　仕合せです



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＵＤＡ

薄紅の空の下

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　今頃君はなにしてる

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　今頃ともしび灯すのかい

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　笑顔で食卓囲むのかい

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　時は静かに流れているかい

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　愛する人と見つめているかい

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　愛される喜び感じているかい

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下

　　　　　　　　　　　　　君が大好きだった色の下
　　　　　　　　　　　　　君を大好きだった色の下

　　　　　　　　　　　　　仕合せだった色の下
　　　　　　　　　　　　　仕合せになった色の下

　　　　　　　　　　　　　今でも好きかい　この色が
　　　　　　　　　　　　　今でも好きさ　　この色が

　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下
　　　　　　　　　　　　　薄紅の空の下

　　　　　　　　　　　　　そっと祈るよ空の下
　　　　　　　　　　　　　君の仕合せ　空の下



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＵＤＡ

非対価交換

　　　　　　　　　　　　　　労働の対価として
　　　　　　　　　　　　　　わずかばかりの給金を頂く

　　　　　　　　　　　　　　その給金に見合うだけの
　　　　　　　　　　　　　　労働を僕はできただろうか。。。。

　　　　　　　　　　　　　　たしかに　額に汗をかいた
　　　　　　　　　　　　　　自分なりに　必死だった

　　　　　　　　　　　　　　だが　僕は大きな罪悪感を感じて
　　　　　　　　　　　　　　給金を頂いた

　　　　　　　　　　　　　　罪悪感の源・・・
　　　　　　　　　　　　　　そう

　　　　　　　　　　　　　　僕は給金に見合うだけの
　　　　　　　　　　　　　　働きはしていない

　　　　　　　　　　　　　　給料日は最も罪悪感を感じる日
　　　　　　　　　　　　　　給料日は最も辛い日

　　　　　　　　　　　　　　非対価交換の日だ


　　　　　　　　　　　　　　罪の重圧に耐えられず
　　　　　　　　　　　　　　今日も祈る

　　　　　　　　　　　　　　貧しい祈り・・・
　　　　　　　　　　　　　　お許しください


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＵＤＡ

やること なすこと

　　　　　　　　　　　　　　やること　なすこと　うまくいく
　　　　　　　　　　　　　　そんなこと　じんせいで　なんかい　あるの？

　　　　　　　　　　　　　　ひとにぎり　も　ない　くらい　かなぁ？


　　　　　　　　　　　　　　やること　なすこと　てんで　だめ
　　　　　　　　　　　　　　そんなこと　じんせいで　なんかい　あるの？

　　　　　　　　　　　　　　やまほど　ある　き　がするよ。。。。。

　　　　　　　　　　　　　　うまくいくこと　ぢめんにおちた　ちり　の　ように
　　　　　　　　　　　　　　まいあがり　きえてゆく

　　　　　　　　　　　　　　てんでだめなこと　ぢめんにおちた　あめ　の　ように
　　　　　　　　　　　　　　しみこんで　ぬかるむ


　　　　　　　　　　　　　　だれを　うらんでも　しかたがない
　　　　　　　　　　　　　　それが　しぜんの　せつり　なら・・・・


　　　　　　　　　　　　　　てんでだめ　しか　うまばない　ＪＵＤＡよ
　　　　　　　　　　　　　　これだけは　わすれるな。。。


　　　　　　　　　　　　　　きみが　うまれ　これまでいきてきた
　　　　　　　　　　　　　　この　しゅんかん　までは・・・


　　　　　　　　　　　　　　なにもかも　うまくいった　「あかし」　なのだから



　　　　　　　　　　　　　　あす　おこることは　あす　なやめ
　　　　　　　　　　　　　　きょうは　めし　くって　はやく　ねろ！

　　　　　　　　　　　　　　あした　いっしょに　なやもうよ
　　　　　　　　　　　　　　あした　いっしょに　なけばいい
　　　　　　　　　　　　　　あした　いっしょに　いきればいい


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＵＤＡ