【 遣 ら ず の 雨 】(やらずのあめ)
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帰ろうとする人を、まるで引き止めるかのように降ってくる雨。
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古(いにしえ)の人達は、自分の気持ちをストレートに表現できない琴葉を
間接的に(万象の事象に)伝える術(すべ)をもっていたようです。
一見回りくどい言い方かもしれませんが、そこには趣(おもむき)情緒(じょうちょ)風情(ふぜい)など
僕たちが忘れかけている「たいせつなもの」を想いださせてくれます。
「遣らずの雨」
今将に、大切な人が帰ろうとするその時に「もう少しいて欲しい・・・・」そんな気持ちを
察するように、優しい雨が降りだす・・・・
「又雨みたいですね。。。もう一杯お茶でも飲みながら雨がやむのを待ちませんか?・・・」
まるで「雨」があなたの見方をしてくれているように、そして手助けをしてくれているように・・・・
昨今、欧米の「気持ちははっきり伝えないと分からない・・・」という考えが浸透してきました。
それは、それでいい事だと想います。
ストーレートに琴葉にだして、「この想い」を伝える・・・それには自分自身の「勇気」が必要
そして自らが「行動(実践)」することは、その人のそれからの人生に大きな「自信」をつけることにも繋がります。
また日本的に間接的に相手に想いを伝える手段もまた
それは、それでいい事だと想います。
間接的に使う琴葉が色んな媒体のイメージと繋がって自分の感性と相手の感性にシンクロにティーを持たせる。。。。
そこでもたらされた共鳴、共振、共感、調和は琴葉を超えた「たいせつなおもい」へと移行する。。。。
直接的であれ間接的であれ「自分の想い」「相手の想い」を双方が受容し察する感性的な、感情的な、「心」を大切にしていきたいなぁ~と
どんぐりは想いました。
暦は夏至を迎えましたが本日現在 梅雨は明けていません。。。今も外は時より強い雨が降っています。
「うっとしい、お外に出たい、ジメジメ、湿度たかっ!!」って最近よく耳にする琴葉達・・・・
ほんの一瞬でも「雨」のネガティブなイメージを変えてくれる琴葉だと想いませんか。。。「遣らずの雨」
琴葉の持つ力ってすごいですねぇ・・・ほんの一例ですが。
どんぐり
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<お詫び>
永い間お休みをさせていただいていました。その間あたたかいメッセージ並びにご心配をおかけいたしました。
すみません・・・・
昨年8月以来「こころの巡礼」をさせていただいていました そしてまだ巡礼中ですが一日一日を大切に生きていきたいと思っています。
僕の歩みのマイルストーンとして更新させていただきます。
歩みはのろいどんぐりですが ゆっくり更新させてください。
皆さまのブログへのご訪問は巡礼の旅がひと段落いたしましたら伺わせてください。
どんぐり