一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

マンサクが開花した天山 ……オオキツネノカミソリの第一群生地で遊ぶ……

2024年02月09日 | 天山・彦岳


2月9日(金)

1週間前(2月2日)に天山に登ったとき、
マンサクやツクシショウジョウバカマの蕾が開き始めていた。
それが気になっていたので、今日、また天山へ行ってみることにした。

いつも天川登山口から登っているので、
今日は上宮登山口から登ることにする。
上宮登山口駐車場に着くと、1台の車もなかった。


嬉しい。
花もなく、雪もない天山は、一般登山者にとっては魅力がないのだろう。
今日も静かな山歩きが楽しめそうだ。


登山口の横に、「鎮國之山」の碑がある。


1898年、佐賀県小城市出身の書家中林梧竹(1827~1913年)が揮毫し、
自ら寄付を募って富士山頂付近に建てた「鎮國之山」碑の複製が、
10年前(2014年)に上宮登山口横に設置されたのだ。(詳しくはコチラから)


出発。


上宮の鳥居や、


池の前を通過。


ゆっくり登って行く。


樹林帯を抜けると、


天山山頂が見える。


この小径には、夏はハンカイソウ、秋はサイヨウシャジンがたくさん咲く。


あめ山分岐を通過し、


天山にとりつく。


ヤシャブシの木が多い急坂を登り、






振り返ると、美しい「あめ山」が見える。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


やはり山頂にも稜線にも誰もいなかった。


北側の眺め。


南側の眺め。




今日も、登頂が目的ではないので、
まずは、オオキツネノカミソリの第一群生地へ向かう。


藪漕ぎをして進むと、
オオキツネノカミソリの葉がちらほら見えてくる。


それが次第に多くなってくる。




そして、群生地に到着する。


倒木があったり、いろんな植物が育っていたので、
オオキツネノカミソリが育ちやすいように整備する。


群生地らしくなった。


今から夏が楽しみだ。




本日の目的、マンサクの開花状況を見に行く。
「おっ、黄色いリボンが出ている~」


こちらにも。


ズーム。


こちらにも。


季節は冬だけれど、天山に春がこっそりやってきたよ。


もふもふ苔を見ながら、


ツクシショウジョウバカマの蕾を見に行く。
「おっ、こちらも雄蕊の(紫色の)葯が見えてきた」


開花はもうすぐ。
「早く、早く!」


最後に、サ〇ノオの群生地へ。


錆色の葉が増えていた。


大好きな葉の色。


花はまだだが、葉だけでも大満足。


今日も「一日の王」になれました~


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