一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……アケボノソウやレイジンソウも咲き始めました……

2010年09月16日 | 天山・彦岳
最初に、自慢話から……(コラコラ)
数日前に北アルプスから帰ってきた同じ山岳会の仲間から、メールが届いた。
「山小屋で、タクさんのブログ【一日の王】のファンという若者にお会いしましたよ。ブログのファンが全国にいるってスゴイことですね」
というもの。(スミマセン
いや~、嬉しかったです。
コメント欄を閉鎖しているので、どんな人が見てくれているのかは分からないけれど、半年前くらいからアクセス数が増えてきていたので、手応えは感じていた。
でも、こうやって、具体的に話を聞くと、ちょっと感動するよね。
ブログを開設して3年。
【一日の王】という私の個人的な【至福の時】の記録が、多くの人に読んでもらえるようになって、本当に嬉しい。
これからも、読者の方々が、このブログを読んで下さっている時間だけでも【至福の時】になれるよう、内容を充実させていきたいと思っています。
いつも読んで下さっている読者の皆さん、ありがとう
これからも、どうぞよろしく

ということで、多忙な今日も、間隙を縫って天山に登ってきた。
このところ1週間おきに天山に登っているが、この時期の天山は、行くたび新しい発見があって楽しい。
たった1週間なのだが、咲いていなかった花が咲いていたり、咲いていた花が姿を消していたり、驚くことばかり。
花だけでなく、
風景も、
山の匂いも、
気温も、
鳥や虫の鳴き声も、
太陽の光も、
すべてが刻々と変化していく。
さて、今日はどんな風景や花に出逢えるだろうか……

天山山頂に着いた時、山頂には誰もいなかった。
だが、登ってくる途中で4人を追い抜いたので、しばらくしたら到着するだろう。


稜線を散策する。
ススキが増えてきて、秋らしい風景になってきている。


マツムシソウはまだたくさん咲いている。


で、タンナトリカブトはというと……
1週間前はこんなだった花は、


こんなになってました~
美しい~


この株だけでなく、他にもたくさん咲いていた。


でも、ミヤコザサの中から頭だけ出している花が多いので、よ~く見つけないとね。


見つかると、本当に嬉しい。


私の大好きなムラサキセンブリも、1週間後には花咲かせてくれそうな気配。
楽しみにしているよ~


ヒメアザミはピークを迎えつつある。
蝶もたくさん飛んできて、この写真を見ているだけで嬉しくなってくる。


天山山頂から雨山に向かう。
ススキ越しに見る雨山も、秋の雰囲気。


雨山へ行く途中にも、
ヒヨドリバナや、


オミナエシや、


オトコエシなど、多くの花が咲いている。


雨山山頂から、佐賀市街地を眺める。


反対側の八幡岳・船山(女山)も眺める。
やはり、ススキ越しに見ると、秋を感じる。


ここから秘密の散歩道に移動し、散策。
ツリフネソウは、蕾の時も、クルリンがあるんだね。


キバナアキギリは、急激に数を増やしつつある。


ツルニンジンもたくさん咲いていた。


シロバナサクラタデは、まだまだ咲いていた。


見ているだけで幸せな気分にしてくれる。


ベニバナボロギクや、


ハグロソウや、


オタカラコウなどにも逢えて感激。


そして、レイジンソウにも逢えました~


まだ咲き始めで、これからというところ。


そして、今日、いちばん逢いたかった花、アケボノソウ。
咲いてました~


1週間前はまったく咲いていなかったのに、今日はもうかなり咲いている。


感動しながら帰路についた。
短い時間だったけど、また天山から幸せをたくさん受け取った。
天山、ありがとう

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