一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

オオキツネノカミソリの八幡岳……ヒナノウスツボやヤマトウバナも咲き始めた……

2022年07月23日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


7月22日(金)

八幡岳に、もうオオキツネノカミソリが咲いている頃だと思い、
行ってみることにした。

大平展望所より「蕨野の棚田」を眺める。
緑一色となっていた。


いつもの場所で八幡岳をパチリ。


池高原周辺を散策。


ウバユリや、


コオニユリがたくさん咲いていた。


コキンバイザサも多く見かけた。


嬉しい。


八幡峠登山口へ移動する。


ゆっくり登って行く。


ヤブミョウガの花が咲いている。


本来ならハグロソウがたくさん咲いている筈なのだが、
草刈りがなされていて全滅状態。
わずかに残っていた花をパチリ。


可愛い花だ。


林道歩きが終わり、
河内峠からの登山道に合流する。


この道は「九州自然歩道」なのである。


やや味気ない植林帯を抜けると、


自然林の道となる。


大きな岩の中に、鎮西八郎為朝にまつわる祠がある。


八幡岳は、為朝が八幡大菩薩を祀ったことから、
この名がついたと伝えられている。


この先あたりから、


オオキツネノカミソリが見られるようになってくる。


ワクワクしてくる。




群生地へ突入する。


もうかなり咲いている。




それでも、まだ5~6分咲き程度か。


私は、満開時よりも、この程度の花の量が好もしい。


大満足であった。








登山道にまで咲いているので、
踏まないように注意して登って行く。


いいね~


こんな山が近くにあることに感謝。


群生地の上部は、まだ3分咲き程度。




やはりピークは7月末あたりであろう。


オオキツネノカミソリの案内板の前を通過。


山頂が近くなってきた。


モミジガサも多く見られる。


オオキツネノカミソリの咲く森を抜けると、


終盤を迎えていたハンカイソウや、


咲き始めのコオニユリや、


サイヨウシャジンを見ることができた。




山頂周辺は工事中で、
急な直登の道から山頂へ。


山頂標識がキレイになっていた。
大川山人会の方々が塗り直して下さったのだろう。
感謝。


展望所へ向かう道は“ウバユリの小径”と化していた。


キンミズヒキも咲いていた。


展望所に到着。


雲が多く展望はイマイチ。
船山(女山)の彼方の天山も、


作礼山も、ぼんやりと見える程度だった。


再びオオキツネノカミソリの花を愛でながら下山開始。


登りとは見る角度が違うので、新鮮。


存分に楽しみながら下って行った。




オオキツネノカミソリ以外にも、
可愛いヤマトウバナも見ることができた。


熊本県では、準絶滅危惧種となっている花だ。


ヒナノウスツボも見ることができた。


小さな花なので、撮るのが難しい。


湿度の高い森なので、キノコも多く見かけた。


まるでメルヘンの世界に彷徨い込んだみたいだった。
今日も「一日の王」になれました~


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