一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

2015年登り初め「天山」 ……思いがけず雪山を楽しむことができたよ……

2015年01月04日 | 天山・彦岳
あめましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

と、堅苦しい挨拶はこのくらいにして……

私はというと……
年末年始は、例年通り仕事をしていた。
2015年、最初の休みの今日は、
いろいろと、やること(やらねばならぬこと)が多い。
よって、寸暇を縫って山登りをすることにした。(笑)
ならば、天山(1046m)。
最短で登れる天川ルートで登り初めをしようと思った。

麓から天山を見ると、まったく雪は見えなかった。
「これなら天川登山口まで車で行けるだろう」
と思い、ルンルン気分で車を走らせた。
が、厳木ダムを過ぎた辺りから残雪が見え始め、
天川集落を過ぎて、「天山閣」まで来ると、
道路は白くなっていた。


車外に出ると寒い。
用水池も凍っていた。


私の車はノーマルタイヤなので、
これ以上は進めない。
「どうしようか?」
と、しばし思案したが、
「せっかく来たのだから、ここから登ろう」
と決心し、
登山靴に履き替え、
「天山閣」から歩き始めた。

そうは見えないかもしれないが、
けっこうな急坂なのである。


ゆっくり登って行く。


左側に小さな滝があり、氷結していた。


滝の下はこんな感じ。


いいね~


まさか、こんなに積もっているとは思っていなかった。


でも、用心のために雪山対応の登山靴を持ってきていたので、ホッ。


天川登山口に到着。


駐車場には一台の車も無かった。


登山口には雪は少なかったが、


歩き始めると、登山道にはなかなかの雪。


雪を踏みしめるようにゆっくり登って行く。


登山道から見えるこんな風景が好きだ。






楽しくて仕方がない。


天山にいるのは、たぶん私一人。


いいね~


標高が上がるにしたがって、
登山道そのものが凍っている箇所が増えてきた。


プチ氷瀑。


いいね~


登山道が凍った川のようになっているので、
滑らないように気をつけて登って行く。




山頂が近づくにつれ、
不思議なことに雪が少なくなってきた。


天山山頂に到着。
雪はほとんど無かった。


風が強く、寒い。


ガスっていて、遠望はきかず。
早々に下山開始。


標高が下がるとガスも消え、
風景を楽しみながら下って行く。




登山口を通過。


真っ白い雪の上には、


いろいろな物が落ちている。


足を止め、思わず見入ってしまう。


魅入らされてしまう。


山の動物たちの足跡もたくさんあった。




雪を、


雪の風景を、


存分に楽しんで、「天山閣」まで戻ってきた。
けっこう歩いたような気がしたが、
「天山閣」から山頂までの往復は、約2時間だった。


登山靴をスニーカーに履き替え、
スマホに来たメールを読んでいたら、
私の傍に一台の車が停まった。
「すみませ~ん」
と若い女性の声。
振り向くと、そにには超カワイイ女性二人組が……
「天山スキー場には、どう行ったらいいですか?」
との質問に、
いつも苦虫を噛み潰したよう顔をした私も、
天使のような笑顔で、
懇切丁寧に説明したのだった。(爆)

……今年も良い年になりそうな気がしてきた。

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