一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

海抜0メートルから登る伯耆大山④  ……山頂から、西日本最大級のブナ林へ……

2015年11月02日 | 海抜0mから登る「伯耆大山」単独行
2015年10月29日(木)

9:16
頂上避難小屋を出発する。


石室経由で下山する。


9:28
石室に到着。
この石室は、大正9年(1920年)に、
地元の人々の奉仕によって夏山登山道が整備された翌年に、
避難用として造られたそうだ。


10:02
六合目避難小屋を通過。
登山者が多くなってきた。


10:14
「行者谷分かれ」を通過。


この辺りから黄葉が多く見られるようになってきた。




ブナ林の中を下って行く。


九州のイヌブナと違って、
樹高がかなりある。


そして、樹皮が美しい。


ブナだけではなく、
ミズナラやイタヤカエデ等もあり、
樹下には、
クロモジ、ウリハダカエデ、オオカメノキ、エゾユズリハなどの低木も見られる。




だが、主役は、やはりブナ。
この一帯は、西日本最大級のブナ林なのだ。






九州ではなかなか見られない風景だ。












おじいさんと、お孫さんが、元気よく登って行く。
ブナの大きさが際立つ。


その後も、黄葉の中を下って行く。






だが、標高が1000mより低くなってくると、
次第に黄葉が見られなくなってくる。


そして、登山口が近くなると、緑一色となった。(笑)


11:26
夏山登山口に到着。
これにて、
海抜0メートルから登る「伯耆大山」、完了。




左陀川に架かる大山寺橋を渡る。


橋の上からは、このような風景が眺められる。


旅館街を歩いていると、このような紅葉も見られた。


大山情報館から30分ほど歩いて、豪円山に登る。
ここからの眺めが素晴らしいのだ。
日本アルプスというより、
本場のアルプスのような風景。


ズーム。


黄葉も、まずまず。


伯耆大山を存分に楽しませてもらった。
感謝。


10月30日(金)の早朝に佐賀に帰ってくると、
「2015佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が始まっていた。


生憎の曇り空であったが、


多くの熱気球が大空に浮かんでいた。


その風景を見て、
私の“小さな旅”が終わったことを実感したのだった。


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