、小沢官房長官、支持率危険水域でも、支持をしてる人達の為に鳩山総理と反小沢分子の大幅改造を断行して新発進し直せ

マイナス思考げ危機感ゼロ党内でケンカしてる暇あるかそんなバカ閣僚は即解任し仕事する若手と交代させ、一致団結選挙に突進。

第3章 重工業輸出第1節 鉄   鋼

2009-12-23 23:52:08 | 執行部に不満なら小沢に直訴する度胸もて

第3章 重工業輸出


第1節 鉄   鋼


1.わが国の鉄鋼生産67年におけるわが国の鉄鋼生産は,内需の急激な伸び(輸出は微減)に支えられて,銑鉄,粗鋼,鋼材のいずれにおいても前年実績を大幅に上回った。
粗鋼生産は66年の47,784千トンから67年の62,154千トンへと,14,370千トン,30.1%の増加を示した。
67年の世界の粗鋼生産は66年の474百万トンから498百万トンへと24百万トン5.0%増加したが,わが国の増産分14百万トンはその約3分の2にあたる。
また,30.1%どう増加率は世界第1位である(第2位イタリア16.5%,第3位べルギー9.0%)。また,世界粗鋼生産に占める比重も66年の10.0%から67年には12.5%に上昇した(アメリカ24%,ソ連21%に次いで世界第3位)。

2. わが国の鉄鋼輸出
67年のわが国の鉄鋼輸出は1,272百万ドルに達した。わが国の鉄鋼輸出は最近10年間に5倍以上の伸びを示したが,なかでも60年と65年の対前年増加率は著しいものであった(それぞれ
135百万ドル54%,381百万ドル41.9%の伸び)。66年は1,293百万ドルの史上最高を記録したが,67年はわずかに減少して1,272百万ドルとなった(第Ⅱ-3-1図)。第Ⅱ-3-2図のとおり国別でみると,わが国は西ドイツに次いで世界第2位の鉄鋼輸出国であるが,ECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)の域内取引きを除けば63年以来世界一の鉄鋼輸出国となっている。
また,わが国総輸出を品目別にみると,鉄鋼が首位を占めている。
鉄鋼輸出のこうした発展はわが国総輸出の上昇にも大きく寄与している。また直接鉄鋼貿易収支をみてみると,65年約2億ドル,66年約1億ドルの出超であったが,67年には高炉能力の不足に伴う銑鉄,鉄くずの輸入急増により約5億ドルの入超となっている。もっともこれはあくまでも鉄鋼の直接輸出だけを輸出と考えているからで鉄骨橋梁等の素材加工輸出,輸出機械の原材料として使用されるための国内販売等いわゆる間接輸出の重要性を見落してはならない。
次に,わが国鉄鋼業の輸出比率をみてみると,65年28.9%,66年26.8%であったが,67年は生産は急増したのに輸出は微減だったこともあって19.2%に低下した。

(1)地域別動向
わが国鉄鋼輸出の地域別動向は第Ⅱ-3-3図のとおりである。まず67年における先進国,発展途上国,共産圏別の輸出額をみると,先進国667百万ドル(鉄鋼輸出総額に占める割合は52.4%),次いで発展途上国480百万ドル(同37.7%),共産圏125百万ドル(同9.9%)の順となっている。
次にその動向をみると,先進国向け輸出は64年に発展途上国向け輸出を抜いて首位に躍進し,65年に最高の710百万ドルを記録したが,66年4.3%減,67年2.0%減と2年連続減少した。
一方,発展途上国向けは比較的順調で,年によっては前年を下回ることもあったが,67年は東南アジアを中心に増大し,先進国および共産圏向けの減少を補なっている。
このような先進国輸出の停滞は,最大鉄鋼輸出市場であるアメリカ向け輸出が振わなかったためである。これはアメリカ市場サイドに原因があるのではなく,67年前半のわが国鉄鋼内需の非常な伸びに十分対応できるだけの供給余力をわが国鉄鋼業が欠いていたためであって,わが国に代り不況で内需が伸びず輸出力の増したECSC諸国が大きく躍進している。
一方,量的にはアメリカと大分差があるが,とにかく国別にみればアメリカに次ぐ第2位の市場である中共については,67年秋の広州広易会における大口契約の成立,68年春における従来のLT貿易に代る覚え書貿易協定の成立など明るい話題がある。
なお,発展途上国地域の潜在需要はきわめて大きいものとみられているが,62年以降わが国の資本,技術によって亜鉛鉄板などの工場建設が進められたことによって,素材輸出の開拓が図られてきた。今後の輸出伸長を図るためには,資本提携および技術提携などが一層重要になるであろう。


最新の画像もっと見る