、小沢官房長官、支持率危険水域でも、支持をしてる人達の為に鳩山総理と反小沢分子の大幅改造を断行して新発進し直せ

マイナス思考げ危機感ゼロ党内でケンカしてる暇あるかそんなバカ閣僚は即解任し仕事する若手と交代させ、一致団結選挙に突進。

今 これを読め

2009-11-29 00:44:14 | 大半の国民は他人に任せで我欲ばかり
今 これを読め

2015年の日本
~新たな開国の時代へ~
野村総合研究所 2015年プロジェクトチーム 共著
東洋経済新報社 1,600円+税


本書は、2015年頃の日本の未来とそれまでに日本が乗り越えなければならない課題を明らかにすることを狙いとしてまとめられたものである。何故2015年かというと、その頃はいくつかの点で日本にとって大きな転換点になると考えられるからである。
まず、日本の総人口はすでに減少が始まっているが、内需に依存している業態は今のままでは成長できなくなる。第2はグローバルな市場統合の動きである。アジアは2015年頃までにFTA(自由貿易協定)が成立している可能性が高く、関税という意味での国の境がなくなるため、クロスボーダーのビジネスにおいては大きな発展のチャンスが訪れる。第3は2010年代になると地方の衰退という論点も深刻さを増すということである。これらの課題を乗り越えていくためには、日本をグローバルに開かれたネットワークの中に位置づける、すなわち、「開国」という考え方が必要であるとしている。

第1章の「成熟化が加速する2015年の日本」では、人口のさらなる減少、大きく変化する家計支出、存在感が失われる日本経済、グローバル化に乗り遅れる日本の非製造業、疲弊する地方と大都市外縁部など、第2章では、「2015年の日本、新しい家族のかたち」ということで大きく変わる家族のあり方、2015年に想定される6つの家族像などがまとめられている。

第3章の「イギリスの経験に学ぶ2015年の活性化の条件」では、スコットランドの事例を取り上げている。この地域は製造業の衰退とともに1980年代に入って「開国」戦略に着手し、今では、欧州を代表するハイテク産業の集積地として見事に復興している。

第4章の「第3の開国の必要性」では、グローバル化が進展する中で閉塞する日本、ガラパゴス化現象に陥る日本ということで携帯電話、デジタル放送、建設業、エネルギー・環境分野などの事例を取り上げている。またグローバル化に巻き込まれるドメスティック産業ということで第3の開国の必要性をまとめている。第5章の「第3の開国で脱ガラパゴス化をめざす日本の産業」では、とりわけ、グローバル化に乗り遅れている日本の非製造業はガラパゴス化現象からの脱却が必要であるということで、国内外のグローバル化先進企業のケーススタディを行っている。そして、非製造業がグローバル化するための成功要因ということで、成功事例の中に見出される7つの共通項をまとめている。

第6章の「第3の開国で閉塞突破をはかる地域社会」では、東京依存型構造から脱却し、地域が諸外国と直接結び付く構造をつくっていくべきであるとの提言をまとめている。いわば、「レイヤーケーキ」型構造から「マーブルケーキ」型の地域構造への転換であるとし、こうした地域構造を構築していくための施策をまとめている。

本書は野村総合研究所における「プロジェクト2015」の成果を取りまとめたものであるが、地域の活性化、非製造業の活性化に向けた非常に重要な方向性が述べられていると考える。是非一読をお勧めしたい一冊である。

[日々雑感 ][テレビドラマ観賞]

2009-11-29 00:24:52 | 執行部に不満なら小沢に直訴する度胸もて

...0年代というと、まだ戦後間もない時期です。製材のための最新設備もなかなか揃えられなかったことでしょう。創業当時のこの白黒写真を見ると、滝口木材の礎を築いた先輩たちの熱き志を感じずにいられません。昭和34年頃までには、国産材(杉・桧)年間約30,000㎥の生産能力を持つまでに成長したといいますから、当時の職人たちの働きというのは、すさまじいものがあったと思います。高度経済成長に沸く昭和40年代に入ると、滝口木材の業態もさらに変化していきます。昭和39年、小名浜港が外材輸入の「特定港」に指定され、立て続けに3つの埠頭が完成すると、にわかに木材基地として注目されるようになります。それにあわせるように、滝口木材も木材団地に進出、昭和46年、いわき市泉の木材工業団地に製材工場を完成させました。そして、年間50,000㎥の南洋材製材を行うまでに成長を遂げたのです。し... 続きを読む

ウルトラマンシリーズのヒロイン3人 PulinPulinはてなブックマーク - ウルトラマンシリーズのヒロイン3人Add Star

ウルトラマンの初期のシリーズはリアルタイムでは見れず、再放送になってから見ていました。そのうち、子供心の印象に残ったヒロインが、ウルトラマンのフジアキコ隊員(桜井浩子)、ウルトラセブンの友里アンヌ隊員(菱見百合子)、ウルトラマンAの南夕子隊員(星光子)の3人。その他のヒロインはどうも記憶に残ってないし、ウルトラマンシリーズはウルトラマンレオあたりで特撮怪獣物に興味がなくなり見なくなりました。ウルトラシリーズのヒロインは友里アンヌ(菱見百合子)が人気が高いようで、こうやって画像を見ても、コケティッシュな感じがあって可愛くて、時代を超えてきれいですよね。 フジアキコ(桜井浩子)もきれいですけど、ちょっと大味な感じが昭和40年っぽさがあります。メ... 続きを読む

[今日のできごと] jinryujijinryujiはてなブックマーク - [今日のできごと]Add Star

ペンの日1935年(昭和10年)の今日、日本ペンクラブが創立されたことを記念して1965年(昭和40年)に設けられた日。ペンクラブのPENは、Pは詩人・劇作家、Eは随筆家・編集者、Nは小説家を意味している。初代会長は島崎藤村。 感謝祭Thanksgiving Day (11月第4木曜日、米国)米国の祝日。イギリスからマサチューセッツ州プリマス植民地に移住した人々が最初の収穫を記念する行事であると考えられている。現在は親族や友人が集まる大規模な食事会的な行事である。

2009-11-25

2009-11-25 のTwitter発言 tokinakatokinakaはてなブックマーク - 2009-11-25 のTwitter発言Add Star

00:10  それっぽいです 昭和40年代とかてん…RT @sakemubi: 大昔のやつ?RT @tokinaka: モコモコアイスってなに? 00:15  オイスターバー終了して家に帰ってきた 今日の話も具体的なビジネスになるといいなぁ 00:50  気になる!R... 続きを読む

エコデザインに包まれた暮らし ecocoloecocoloはてなブックマーク - エコデザインに包まれた暮らしAdd Star

日本では国産材の消費が減ったために、森林を維持する林家(りんか)にお金が回らず、山を維持する人は減り続けています。若い人は林業を継がなくなり、高齢化が急速に進んでいるためどんどん山が放置されています。昭和40年に26万人いた林業従事者数が、平成17年には5万人。そのうち28%が65歳以上です。昨日林業に携わる方から衝撃的な言葉を聞きました。『あと2年、長くてもあと5年で日本の林業は滅ぶでしょう』『わたしたちが維持している木はわたしたちのおじいさんの代が植えてくれた木なのです。その財産を守ることができない』『もう手遅れかもしれない』私たちにはもう選択肢がないのでしょうか?そんなことはない、と言いたいですよね!本日の省エネアイデアCO2削減使っていない電化製品のコンセントを抜く 洗剤のおすすめ


「暮らしの手帖」を買った。 basutiti

2009-11-29 00:08:54 | 執行部に不満なら小沢に直訴する度胸もて
「暮らしの手帖」を買った。 basutiti
「暮らしの手帖」を買った。この雑誌は何度読んでもおもしろい。昭和40年代、一時期は100万部を突破したおばけ雑誌だ。雑誌不況にあえぐ出版界で唯一部数を伸ばしているのがこの「暮らしの手帖」なのだ。活字離れといわれる今、この雑誌の編集方針はまったく逆行している。活字だらけの雑誌なのだ。この雑誌を再び復活させたのは松浦弥太郎編集長。この古風な編集長は高校を中退しアメリカの雑誌文化を肌で学んだ異色の経歴の持ち主。車に古書や雑誌を載せて全国を走り回る移動本屋さんをしていることでも知られている。活字に対する想いが半端じゃないのだ。ぼくがこの雑誌に強く惹かれる理由は何なのだろうと考えてみた。なぜだかわからないというのが今までの答えだった。しかしようやくわかるような気がした。昭和なのだ。この雑誌は昭和を再現している。高度経済成長の時代、日本人... 続きを読む

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電子化 tirorinmura
このほど、アナログTVが老朽化し地デジ対応機に買い換えた。ブルーレイ内臓型で番組予約もワンタッチ・・・・(^^♪我が家の茶の間に初めてモノクロのTVが入り、「プロレス」などに見入ったのが約50年前。昭和40年代に登場したカラーテレビに驚いたものだが、今や大型のディジタルTVの高精細な画面には目を見張る。そのうちビデオも無くなるであろう。今のうちに、何本かある古いビデオテープも電子化してCDに納めておこう。

113  安藤君の犬のうた chamy-bonny
...た。母親はおフランスご出身の名家の出だそうで・・・。ですからこまっしゃくれていました。例えば、食生活。味噌汁ご飯、焼き魚定食、かっぱえびせん、魚肉ソーセージ、おおよそたいがいの犬が飛びつくものを出しても見向きもしませんでした。自分の気に入ったものが出てくるまでハンストです。好物はスパゲティミートソースとピザ。おやつはチョコレート。冬の散歩は寒いので、これを着せろと自分で服をくわえてきました。昭和40年代、安城の田舎に服着て散布してる犬や室内で生活している犬はボニーしかおらず、近所からは馬鹿飼い主呼ばわりされていました。ボニーの最大のお勤めは、酔ってくだを巻き始めた親父を寝かしつけること。親父はベッドに入る間際にボニーを拉致し、無理やり抱きしめたまま寝るのです。やがて親父のイビキがはじまると、ボニーは居間に生還します。みんなから「はい、ごくろうさん」と言われながら。寂しがり屋で留守... 続きを読む

2009-11-27
新宿の夜 fairy-risa
...間はない。 男はゴールデン街をスタスタと歩き過ぎる。小さな店の中には、ポツポツと人の気配がしていて、それらの客は、実は案外若い人も多い。辺りは暗くなっている、紙人形のような彼女、呑みたい、と正直、思い始めている、彼女にとって、そういう時間帯なのである。 日清の交差点を渡り、新宿文化センターに到着したのは18時半を少し過ぎた頃だった。『スタンダードナンバー』と称されたコンサートである。主に、昭和40年代の歌謡曲やCM曲を演奏、かつ歌うという演目。このコンサートのオケを担当しているのは、鈴木惣一郎氏率いる"ワールドスタンダード"。この"ワールドスタンダード"のメンバーである藤原真人氏のお誘いで、彼と彼女は11月24日の夜、このホールに遊びにきた。音楽監督は、惣一郎氏である。 歌手たちはそれぞれ二曲ずつ程度歌って、引き継がれる。昭和30年代後半に産まれた彼と彼女には、どれもこれも懐かし... 続きを読む

2009-11-26
中ピ連と劇画『激突!中パ連』 yamtom

...ない。この玄海つとむさんが、いったいどういう経緯で「中パ連」マンガを描くことになったんだろうか。興味深いものがあるなあ。いづれにせよ、日本のフェミニズム団体で、連載劇画のモデルにまでなって「週刊明星」みたいな週刊誌に掲載された団体というのは、おそらく後にも先にも中ピ連だけなのではないかと思う。ちなみに、wikipediaによれば、この時代の週刊明星は芸能週刊誌としてかなりの部数を誇っており、昭和40年代には100万部突破、1977年の段階でも『週刊プレイボーイ』に次ぐ65万部の部数を誇っていたらしい。 続きを読む


健康情報のウソ・ホント~その1~

2009-11-28 23:42:56 | 大マスコミの国破壊陰謀にi国民加担する
健康情報のウソ・ホント~その1~
<< 作成日時 : 2009/02/06 02:06 >>

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私は今、仕事の関係で統計学を勉強しているのだが、
先日の講義では面白い話が出てきた。

それは「小学生の足の大きさと語い能力には強い相関がある」という話。
データをとると、明らかに生徒の足が大きくなるほど語い能力が高くなることを示しているのだ。

ではこの2つに因果関係はあるのか?・・・もちろん答えはノーだ。
単語を覚えられると足が大きくなるわけでもないし、その逆でもない。
6年生の足は1年生より大きいし、語い能力もはるかに優れているに決まっているのだ。
「年齢」という第3の変数が双方に加わったため、年齢が交絡要因として作用しているのである。

ここから言えるのは、データをとって、Aが大きいほどBが大きいからといって、AとBのすべてに因果関係があるわけではないということだ(擬似相関というらしい)。

「足の大きさと語い能力」という極端な例だからすぐに間違いに気づくのだが、私たちは因果関係を論じるときは注意しなければならないのである。相関関係イコール因果関係ではないこと。また、その他の要因がからんでいないか、ということに。

*  *  *
なぜこんな話をしたかというと、先日興味深い本を読んだからだ。
『ボケ、寝たきりが食事で防げた~老人食常識には危険な間違いがいっぱい』(主婦と生活社)
著者は琉球大学医学部教授(当時)で百歳老人医療の権威、松崎俊久先生である。

「どんな食事を勧めているのかな~?やはり塩分控えめの和食かな?」と思い読んでみてびっくり。
ま、ひと言で言えば「反マクロビ本」といっていいだろう。(笑)

ボケ(今は認知症といってますが)や寝たきりになる脳卒中の極めて少ないアメリカに比べ、日本人がかかるボケや寝たきりの半数以上が食生活が原因なので、予防できるという。

以下本からの内容を要約。
今の日本人が長寿になってきたのは、戦後の食生活の革命による。肉、牛乳、チーズ、バターなどの乳製品といった動物性たんぱく質の導入である。
明治ヒトケタから10年代生まれの一汁一菜程度の粗食老人たちの平均寿命は30~35歳だった。
長寿の人たちのインタビューで「長寿の秘訣は?」などと聞かれるとたいていの老人は若い頃の食事を思い出し、「粗食」などという。
しかし実際粗食で通してきた老人のほとんどは早死に、百歳老人の45%が毎日牛乳を飲んでいるのだ。戦後柔軟に新しい食生活に適応できた人たちが長生きなのである。

アメリカ人の平均コレステロール値は250であり、日本人は180~190。
日本ではコレステロール値をこれ以上下げる必要はない。
コレステロール値300もある人たちは心筋梗塞で死ぬ可能性が高まるが、150くらいの低い値もまた肺炎、脳卒中になりやすくなる。最も長生きなのはコレステロール値200~220の範囲にいる人たちなのだ。

コレステロール値が高すぎるのはよくないことは誰でも知っているが、低コレステロールも危険だといっている。
低コレステロールでは丈夫な細胞膜が作られず、血管がもろくなるというのだ。
日本人老人はもっと動物性たんぱく質をとって脳卒中を予防すべきだと著者は言っている。

それはまあいいとして次にある追跡調査を見てぎょっとする。
それは菜食主義者の死亡率の高さに関するデータだ。

著者が行った老人の死亡率の高さに関する追跡調査では、4つのグループに分けた。
1)納豆や豆腐は食べるが肉・魚・乳製品などの動物性食品をいっさい食べない、完全な菜食主義者
2)菜食主義だが、牛乳・チーズといった乳製品、卵は食べるグループ
3)肉や魚を週に1~2回食べるグループ
4)肉や魚を週に3~4回食べるグループ

その結果、1)の菜食グループの死亡率がもっとも高く、70歳前後で次々に死亡している。
主な死因は脳卒中と肺炎。
ご飯中心による塩分と、たんぱく質不足で身体の抵抗力が衰えているという。
次が2)の乳製品、卵は食べるグループ、3位が3)、4位が週に3~4回肉や魚を食べるグループだったという。

これを読んで、まあ子どもたちにゆるゆるのマクロビを実践している私としては、このような話を延々と読むうち、心配になってくる。
そう言われてみれば、マクロビの指導者って、写真を見るとあまり健康そうに見えないな。
頬がこけているししわも多い感じ。声にハリのない人もいるなあ。なんて思えてきてしまう。

*  *  *
世の中には健康情報が氾濫している。

「あるある!」の納豆事件を例にとるまでもなく、視聴者、読者は簡単に人のいうことをうのみにしてはいけない。
「本に書かれていること(人の言うこと)はいつも正しいとは限らない」という大前提のもと、自分の判断力をフルに活用して「ちょっと待って、それは本当?」と考えてみなければならないのだ。
この場合、何でも人の言うことを信じるのは、あまり美徳にはならないだろう。

ではどうやったらシロートがこういった「医師」や「教授」といった肩書きを持つ人たちに太刀打ちできるのだろうか。
私は、きちんと自分の目でデータを読むことだと思う。
そして、データの読み方を知っておくことだ。

*  *  *
上記の本の、たとえば老人を4グループに分けた寿命の調査などの話では、本書にデータが全く示されていない。
何人に対して行ったのか、何歳くらいの差があったのか、そしてその差は統計学的に見ても意味のある数字なのか(それを測るための処理が行われているのか)。
食生活以外の要因(親の寿命、男女差、配偶者の有無、運動しているかどうか、持病をもっているかどうか、その他)はすべてそろえた上で出したデータなのか。あるいは数値として調整されているのか。それさえもわからない。

本文が数字の羅列になって読みにくくならないように、数字を省いたとしても、巻末に注をつけてデータを示すくらいの心遣いは欲しい。
でなければこの部分はまったく信用できない。
この調査がデタラメだというのではない。
デタラメかどうかさえ判断がつかない書き方だということだ。それくらい曖昧なことしか書かれていないということなのである。

同じ老人グループを別の切り口で4つに分けたとしよう。
血液型だ。
4グループに分ければ必ず長生き1位のグループと最下位のグループが出てくる。
仮に1位がB型、最下位がA型だったとしよう。
この順位には何か意味があるだろうか?
B型はマイペースだから長生き、A型は神経質だから短命とか、まあそんな本を作ることができるだろう。

しかし統計学では、この差に意味があるかどうか(単なる偶然の域を出ないかどうか)を問題にする。
上の血液型分類はもちろん、「統計学的に意味のある差はなし」と出るはずだ。

生のデータで差が出るだけではダメなのだ。
まず結論ありきで、それにあてはまるデータだけをひっぱりだしてくれば、いとも簡単に人を言いくるめることができる。
(この著者が騙しているとは言ってません。そういったことが可能だと言っているのです)

つづく


紛争の地コロンビアの画家ボテロ

2009-11-28 23:31:02 | 小沢幹事長には神が宿ってる
紛争の地コロンビアの画家ボテロ

 フェルナンド・ボテロ(1932~)といえば「豊満」の美の画家ということに尽きる。南米コロンビアという美術界でいえば辺境から出てきた画家が世界大の大衆的人気を博しているのは、エスプリに富んだ卓抜なユーモア、親密さ、至福に満ちた心地よさだろし、非社会性、民族的記号の希薄さも国境を飛翔させる浮力となった。そんな画家が99年を境いに突然、祖国の深刻な問題と対峙して、血糊を塗り込めた死臭ただよう酸鼻な絵を描きだした、というニュースが当地の新聞に時折り紹介されるようになった。なるほど、記事に併載される「新作」はボテロの親しみ安さに慣れ親しんだファンをして目を背けさす異様な気配があった。その暴力性に富んだ「新作」がはじめて一堂に会する「画業50周年記念」展が今、メキシコで開かれている(3・20~7・31/サン・イルデフォンソ美術館。以後、マドリッド、サン・ペテルスブルグ、ロッテンダム等各市を縦覧)。
 「葬列」「車爆弾」「罪なき々への虐殺」「殺し屋」「コロンビアにおける虐殺」などに月岡芳年に通じる残虐、そして拷問を描く二つの「無題」作。加えて、昨年、同国を襲った大地震に取材した新作を加えれば一過性の仕事ではなく、祖国の現況に心痛める画家の真摯さが伝わる。もっとも、お馴染みのボテロ調の豊満さだけは保たれている。しかし、古今、「死」を課題とすれば、象徴的に示される死体は痩身と相場が決まっているモノだが、ボテロは相変わらず豊満さを表出し、故に尋常でない気配を表出することに成功していると思う。
ボテロの祖国は現在、反政府武装組織・コロンビア革命軍の戦闘活動、政府軍に加え極右派武装組織も加わる。さらに域内最大の麻薬密売組織の暗躍、誘拐事件の多発。2月、現地の日本企業幹部がゲリラに誘拐されたことは読者も周知のことと思う。三つどもえ四つどもえの混乱が続いている。
 本展に出品された作品はすべて画家が私蔵するものから成る。巡覧後、ボテロは近作も含め、「国内5つの美術館に分散寄贈する予定」と語っている。さて、くだんの「血みどろ画」の前に立つコロンビア人は、「祖国の負の遺産」として不快さを覚えるか、あるいは克服しなければならない民族的課題として建設的に受け止めるか、寄贈後の行方にも関心が高まる。

初掲載紙 : 『芸術新潮』2001年6月号
後日談 :本稿は『芸術新潮』誌への寄稿原文。掲載時には、日本のボテロ観を反映してか、あの豊満美の画家が「残酷画」を、という意外性を特筆する部分を抜き出された。これは掲載欄の「海外ニュース」という字数に制限のあるコーナーでは仕方がないことだがボテロを育てた風土性を抜きにしてはやはり、彼の美の拠りどころは見えてこない。未だ、日本のボテロ観は温和なところに終始していると思う。それは正鵠をえていないボテロ観であることだけは確かなのだ。


● コロンビアの虐殺