地震の予測は可能か不可能か？
答はこれまでの記事で書いて来た通り「現状では不可能」です。
不可能である考えの学者も結構多いようで、今日も次のような説を目にしました。
引用開始（一部抜粋）
http://news.livedoor.com/article/detail/12500528/
地震予測はなくなる? 環境学者・武田邦彦氏がテレビで予言
2017年1月5日 14時22分
トピックニュース
4日放送の「ホンマでっか!?TV 2017年チン初め運気爆上がり4時間スペシャル 」（フジテレビ系）で、環境学者の武田邦彦氏が、地震予測や火山噴火予測がなくなる未来を予言した。
番組では「2017年大予想SP」と題して、各ジャンルの研究者らが予言をしていった。その中で武田氏が「2017年は、地震予測も火山噴火予測も全部なくなる」と予言したのだった。
地震予測が始まって約50年、武田氏は「その結果何が起こったかというと、『地震が起こる』って言ったところには必ず地震が起こらないで、『地震が起こらない』って言ったところだけに起こる」といい、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震を例に出す。地震の原因はわかっても予測はできない、というのだ。
武田氏は予測の弊害として「あったほうが被害が大きくなる」とも指摘。これにマツコ・デラックスも「そっか、安心してる地域に来ちゃうと被害がデカくなっちゃうわけだ」と話す。武田氏によると「（地震につながる）エネルギーがいくらたまっても、いつ起こるかはわからない」のだそうだ。
そして武田氏は最後に「どこに住んでいても、地震と噴火はあると思って構える新しい時代が来る」といい、話題を締めくくっていた。
武田氏は以前より、東京大学大学院教授で地震学者のロバート・ゲラー氏との対談などをもとに同様の主張を続けている。
引用終了
特に「武田氏によると『（地震につながる）エネルギーがいくらたまっても、いつ起こるかはわからない』のだそうだ。」 の部分は当ブログで前回やその前の記事で書いた事とほぼ同じと思われます。
例えば仮に東南海地震について考えてみると、次のような事です。
前回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかがわからないので、更にその前の東南海地震からの年数から次の東南海地震の年は割り出せないと言う事がまず挙げられます。
そして仮に「前回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわかる事が出来たとしても、「前々回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわからないので同じように結局次の東南海地震の年はわかりません。
そして更に仮に「前々回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわかる事ができたとしても「プレートの潜り込みの速さが前々回の東南海地震から前回の東南海地震と、前回の東南海地震から次の東南海地震までのとでは同じかどうか、はわからない」のです。
そして更に仮に上記の事がわかっても、今度は次の事がわかりません。
それは「前々回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況が前回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況、次回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況が同じである事は殆ど有りません。
理由はプレートの潜り込みに伴い、海山が潜り込んでこれが固着（アスペリティ）となっていて、その海山はそれまでに無い新しい形のものだからです。
全く同じ海山が繰り返す事はまず有りません。
そして月や太陽の引力や宇宙からの影響他、各種トリガーとのタイミングも有ります。
と言うわけで「地震の予測は不可能」と言う事なのですが、だからと言って「予測は不可能とわかった上での地震予測をしようとするチャレンジ、アプローチは無くならない」と筆者は考えています。
確かに規模と位置の組み合わせについての正確な予測は不可能かも知れませんが、そこまで落とし込まずに「地震か火山の活動はどちらかと言えば活発かもしれない」と言う程度の予測は有意な差と言う程度であれば有る程度は当たる事も少なくはないと考えています。
ただそれが大地震になるか、中小の地震の多発となるかまではわかりませんが。
それと重要なのは、仮に予想する可能性が外れたとしても、それが何故なのかについて追求する事によって、地震のメカニズムやトリガー、現在の地殻やプレート、歪の貯まり具合などの状況が、何も追求しないよりは見えて来る事が多いと考えています。
そして重要な事は武田氏も言われているように、「どこに住んでいても、地震と噴火はあると思って構える新しい時代が来る」と言う事でしょう。
答はこれまでの記事で書いて来た通り「現状では不可能」です。
不可能である考えの学者も結構多いようで、今日も次のような説を目にしました。
引用開始（一部抜粋）
http://news.livedoor.com/article/detail/12500528/
地震予測はなくなる? 環境学者・武田邦彦氏がテレビで予言
2017年1月5日 14時22分
トピックニュース
4日放送の「ホンマでっか!?TV 2017年チン初め運気爆上がり4時間スペシャル 」（フジテレビ系）で、環境学者の武田邦彦氏が、地震予測や火山噴火予測がなくなる未来を予言した。
番組では「2017年大予想SP」と題して、各ジャンルの研究者らが予言をしていった。その中で武田氏が「2017年は、地震予測も火山噴火予測も全部なくなる」と予言したのだった。
地震予測が始まって約50年、武田氏は「その結果何が起こったかというと、『地震が起こる』って言ったところには必ず地震が起こらないで、『地震が起こらない』って言ったところだけに起こる」といい、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震を例に出す。地震の原因はわかっても予測はできない、というのだ。
武田氏は予測の弊害として「あったほうが被害が大きくなる」とも指摘。これにマツコ・デラックスも「そっか、安心してる地域に来ちゃうと被害がデカくなっちゃうわけだ」と話す。武田氏によると「（地震につながる）エネルギーがいくらたまっても、いつ起こるかはわからない」のだそうだ。
そして武田氏は最後に「どこに住んでいても、地震と噴火はあると思って構える新しい時代が来る」といい、話題を締めくくっていた。
武田氏は以前より、東京大学大学院教授で地震学者のロバート・ゲラー氏との対談などをもとに同様の主張を続けている。
引用終了
特に「武田氏によると『（地震につながる）エネルギーがいくらたまっても、いつ起こるかはわからない』のだそうだ。」 の部分は当ブログで前回やその前の記事で書いた事とほぼ同じと思われます。
例えば仮に東南海地震について考えてみると、次のような事です。
前回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかがわからないので、更にその前の東南海地震からの年数から次の東南海地震の年は割り出せないと言う事がまず挙げられます。
そして仮に「前回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわかる事が出来たとしても、「前々回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわからないので同じように結局次の東南海地震の年はわかりません。
そして更に仮に「前々回の東南海地震である昭和東南海地震でどれだけ歪が解消されたかが」がわかる事ができたとしても「プレートの潜り込みの速さが前々回の東南海地震から前回の東南海地震と、前回の東南海地震から次の東南海地震までのとでは同じかどうか、はわからない」のです。
そして更に仮に上記の事がわかっても、今度は次の事がわかりません。
それは「前々回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況が前回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況、次回の東南海地震の時のプレート境界面の固着（アスペリティ）の状況が同じである事は殆ど有りません。
理由はプレートの潜り込みに伴い、海山が潜り込んでこれが固着（アスペリティ）となっていて、その海山はそれまでに無い新しい形のものだからです。
全く同じ海山が繰り返す事はまず有りません。
そして月や太陽の引力や宇宙からの影響他、各種トリガーとのタイミングも有ります。
と言うわけで「地震の予測は不可能」と言う事なのですが、だからと言って「予測は不可能とわかった上での地震予測をしようとするチャレンジ、アプローチは無くならない」と筆者は考えています。
確かに規模と位置の組み合わせについての正確な予測は不可能かも知れませんが、そこまで落とし込まずに「地震か火山の活動はどちらかと言えば活発かもしれない」と言う程度の予測は有意な差と言う程度であれば有る程度は当たる事も少なくはないと考えています。
ただそれが大地震になるか、中小の地震の多発となるかまではわかりませんが。
それと重要なのは、仮に予想する可能性が外れたとしても、それが何故なのかについて追求する事によって、地震のメカニズムやトリガー、現在の地殻やプレート、歪の貯まり具合などの状況が、何も追求しないよりは見えて来る事が多いと考えています。
そして重要な事は武田氏も言われているように、「どこに住んでいても、地震と噴火はあると思って構える新しい時代が来る」と言う事でしょう。