快気分析

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仕組みとアプローチ -  食器をパンで拭いてますか? 半世紀以上前の日本 どれだけムダが無かったかの事例

2022-08-15 20:46:44 | 国富の獲得か流出か
 私の年代で小学校の低学年の頃はトイレと言えば地域によっては完全水洗トイレ、しかし地方とかのエリアによってはまだ汲み取り式のトイレだったりした時代でした。
 戦後の食糧難の時代からそう回復しきれていない時代。
 しかし当時の給食を振り返ってみると実に無駄が無い、エコなシステムだった気がします。
 それが何かと言うと、当時は給食の食器がアルマイトで擦り傷だらけのもので、私はそうでない都市部からの転校生だった為、当初は抵抗が有りました。
 しかしその食器は熱消毒されているわけで慣れれな気にもならなくなります。
 そして当時は「アルマイトの食器のおかずを食べた後に食器にまだ僅かについている汁とかの残りをパンで拭いて食べなさい」と言われて実際にパンで綺麗に拭いて食べていたのです。
 これって今は行儀が悪いとか言われるのかどうかは知りませんが、実にエコで合理的、環境にも良かったのですね。
 何故かって捨てる食材がなるべく少なくなるだけでなく、食器の油とか汁とかが殆どパンで拭かれて除去されてるので食器を洗浄する時の負担も少なくなるのです。
 実はこの経験で今も自宅で食器を可能な限りはパンで拭いてます。
 そうすると殆ど綺麗になり、(自分だけが使うだけならですが)うまく行けばその食器を冷蔵や冷凍してそのまま、また次の食事に使えたり或いは多少の水を入れてレンジで熱消毒したりするだけで殆ど問題無い位に綺麗になります。
 この方法をしないと食器洗浄剤とか、水を多量に使ってしまうだけでなく、洗う手間もかなり大きい。
 そして浄化槽エリアである場合には食器洗浄剤の中性洗剤が浄化槽の微生物による浄化にどれだけ悪影響を及ぼしているか、と言う点が有るのです。
 浄化槽が仮に洗剤無しのただの水での排水だけだったら浄化槽からの処理水がどれだけ今より綺麗になるでしょうか。
 自宅は既に浄化槽ではありませんが、以前は浄化槽だったのでこうした点が気になってなるべく洗剤を使わないようにしていました。
 日本人に限らず世界の人達は豊かになるに従い、一方では贅沢になり、愚かになったと言う一つの例ではないかと思います。
 今でも食器をパンで拭くようにしている国や人達がどれだけいるのでしょうか?


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