くない鑑

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浅草の【今半】

2007年01月12日 | 美味しいもん!
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが...
正直言って、私はすき焼きが苦手です。
このことを暴露すると、十中の八九は不幸な目で見られます。
なぜ?!と。
しかし!塩味好みな私にとっては、まず、あの甘い割下がどうにも苦手,続いて、溶き卵をツケダレ風にして食べるのがダメでした。
あの、生温くぬるっとした食感がどうにも...。
ゆrに、もしすき焼きを食べることがあったとしても、溶き卵につけて食べることがしませんでした。
・・・尤も、私の記憶が確かなら,もう10余年ほど牛すき焼きを食べてはいません。

そう、この日,すき焼きを食べたのはそれ程に久しぶりのことだったのです。

この切欠は、今から二月ほど前の旧年霜月朔日
新大久保の【美苑】にて美味い!焼肉を食べ終わった後に、次としてすき焼きが浮上したのです。
ただ、私は勿論難色をしました,「壱萬円」という金額もあって。
なお、この折には、何処へ行くのかは明かされませんでした。
そして、これが具体化しただしたのは年明けのことで、実現したのがこの日,行き先が明かされたのは直前のことでした。

浅草の【今半】と言えば老舗中の老舗,如何に苦手な私でも、浅草を訪れた折,デパートの地下食等で見かけるお肉屋さんを見るたびに、「一度は行って見たい」と思っていました。
それがこの日、思いがけず実現したのです。

仕事の進捗状況,終わり時間がとりあえずバラバラだったので、浅草雷門前にて待ち合わせてから、いざ!そのお店へと向かいました。


そこは、雷門(仲見世)から西へ数町,オレンジ通りにある支店でした。
幾分細長い店の階段を上がって、予約者の名を告げて通されたのは、奥のテーブル席。
ちなみに、ここには他に座敷席があるのですが、別料金で高くなる・・・とのことで、テーブル席での予約にしたそうです。

席に着いて、まず、メニューを見てびっくり!
一番低いすき焼きメニューでも、6,300円なのです...。
流石は老舗中の老舗,噂に違わぬ高値に驚き、ただただ戸惑うばかりでした(^^ゞ
そんな中、選んだのは無難に,でも8,400円の“霜降りすき焼き御膳”でした。
まずは食前酒にとビールの飲みながら、追っ付け遣って来た方と3人で、それが来るのを今か今かと待ちわびていました...。

ちょっと贅沢なエビスビールと豪華なおつまみ(苦手種あり)。ビール盆には杉の葉が添えてありました。

・・・それから数分してか,待ってました!御膳が運ばれてきました。
テーブルの真ん中にあるコンロの上に置かれた鍋に、まず油を敷き、続いて割下を注いでからすかさず肉や野菜を投入。
ジュウジュウと、実に食欲をそそる音と蒸気を上げながら,自分が苦手なすき焼きが目の前にて仕上がっていっているにも関わらず、静かに興奮を覚えていました。
そして、それから暫くして遂に!お肉や野菜が食べごろとなりました。

この一連の調理に加え、溶き卵まで作ってくれた店員さんのよそってもらい,まず霜降り肉から・・・・もう、美味すぎます!!!!!!
蕩ける様な柔らかさ,旨味たっぷりの肉汁が、然程甘くない,主張し過ぎていない割下とバッチリあって、正に至福の時!
割下に限っていると...
具材の中にお麩があるのですが、これは割下を楽しむもので、十分に吸い込んだそれを食してみると...もう、美味すぎて言葉も出ませんでした。
更に、ビールやご飯と食べると倍率ドン!更に倍!!って具合に、至福度が上昇しました(笑)
最初に見た量だけみれば、何と無く物足りなさを感じていたのですが、いざ食してみると、以外にも、空腹を満たすには十分すぎるほどでした。

これは、多分ビールやご飯も手伝ったというのもだるでしょうが...。
しかも、最後にはりんごのシャーベットがデザートして登場。

甘過ぎず酸っぱ過ぎず、なんとも上品なお味で、満腹だったことを忘れて、ぺろりと平らげました。

これで占めて一人当たり壱萬円ほど。
料理でもう、大満足だったのです、更に満足したのが店員さんの接客。
静かで丁寧,気配りも行き届いていて、出来具合などに不安を感じていると、すかさずやってきて、さり気無くしてくれます。
また、帰りに際しては店外までお見送りをしてくれました。
しかも、ボールペンとティッシュのさり気無いおみやまでついて、一人当たり壱萬円強とは、トータルで考えると実に適正価格!だと感じました。

極偶には、こういう贅沢もいいもんですね♪
ただ、あくまでも極偶に・・・です。

19時半から2時間ほど,閉店間際まで居た店を後にし、駅へ向かう途中,方向が違う(都営浅草駅)と職場の方と別れてから、折角だから・・・と、浅草寺へ詣でてから帰りました。
本堂は閉まっていましたが、案外多くの人が境内を行き交っていました。



ちなみに...
すき焼き“風”なものを昨春まで5年間,年に1回食べていました。
それは、ほろほろ鶏を使った鍋料理で、合戦祭に参陣すべく訪れた石和温泉の「冨士野屋夕亭」にて頂いていました。
これはこれで、中々美味しかったですが、最初はちょい,抵抗していました(^^ゞ

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2 コメント

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Unknown (うーろん)
2007-01-28 10:39:36
み、みすごしてました・・。
今半いいなー♪
浅草には何度もいってたけど・・
なんか特別なことでもないかぎりはいれませんよねぇ・・w
大正からつづいてる天麩羅やさんに入り、いつかは「今半」といっているうちに岐阜にもどってしまった・・w

うぅ・・
あたしにとって浅草は聖地に近いものがあるw
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浅草は名物だらけ! (記主くない)
2007-01-29 07:29:44
▽うーろん様

いらっしゃいませm(_ _)m

今半は美味しかったですよ(笑)

すき焼き嫌いな私でも食べられる…というより、もう、あれ以下のすき焼き食べられない!です。



ちなみに。

私も、浅草には愛着があり好き!です。

親戚宅へ向かう出発地なので。

尾張屋や並木藪のなどの蕎麦屋に、舟和に満願堂にあげまんじゅう。

どれもこれも美味しいですよね...。



また他にも,魅力は尽きないですね,浅草は。

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