くない鑑

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「庁」じゃないのか?!

2007年01月10日 | くない観
防衛省スタート 首相「新たな国造り第一歩」

前日の9日に施行された法律に基づいて「省」格した防衛省。
けどこの法律,昨秋から冬に掛けて衆参両院を難なく通過して、いつの間にやら気が付いたら!?という感じがとってもします。
なぜ今なのか...
防衛庁が「省」格したことによって、「権限が増えた」とはよ~く聞くのですが、では、それによって如何ほどの予算が充てられるのか?!
このことに、誰も言っていないのが、気になって気になってしょうがないです。
なにせ、例え義務とは言え、私(達)は“日本国”に対してなけなしの財産を「税金」の名の下に、強制的に“投資”しているのですから。
ゆえに、“投資家”たる国民の意見を聴き、その結果を詳細に報告する“義務”があるはずです,政府には。

また、何でも政府与党内には早くも省庁再「々」編構想があるとか。
けど、外務省などと重複(というよりは競合?!)する任務がみられるところを見ると、政府与党の無計画ぶりが何と無く垣間見られ、ほとほとイヤになってきます。
そもそも何ゆえ今この時期に「省」格させたのか,その根拠が何処にあるのか、実に興味のあるところです。

今度の防衛庁の「省」格は、この国の在り様すら変えかねない、極めて重要な事項。
先の省庁再編に於いて、与党は選挙公約にこれを掲げていました。
けど、ちょい前の衆院選挙に於いてこのことを聞いた記憶は、私にはありませんです。
ならば...
このことを国民に問う事無く、勝手に決めてしまった政府与党の何気ないエゴ,傲慢さには、更に怒りを覚えます。

第一、防衛省は現状に於いてはまだ、「自衛隊管理組織」たる防衛庁のままで十分だったのです。
何せ、その自衛隊の根拠が曖昧の上、外務省などとの専管事項の調整と整理統合が為されていない現状に於いては、唯単にもう一つ,縦割り行政の弊害が生まれただけ...の様な気がしますから。

おまけに。
私の職場からも見える市ヶ谷の防衛庁本庁舎。
ここの門柱には、初代防衛相となった久間章生揮毫の門標が掲げられていますが...
なんとかならないのかなぁ、あれ。
本人は自信満々で嬉々としていましたが、如何よ,あれじゃぁ...。
「省」格に尽力した大臣への恩返しのつもりなのかもしれないけど、あれだって,(少しけちな言いようかもしれないけど)税金だよ。
防衛相1人の楽しみで書き上げた門標なんざ、要らないよ!まったく...。


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